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ジャッキー・チェンの息子、房祖名(ジェイシー・チャン)、台湾で歌手デビュー!

2010年05月10日 22時18分28秒 | 芸能

 ジャッキー・チェンの息子である房祖名、英語名はジェイシー・チャンです。4月16日、ジェイシー・チャンは全18曲入りのアルバム“亂(乱れ)”をリリースしました。これは彼にとっての二枚目のアルバムですが、台湾でリリースされた作品としては初めてです。レコーディングのため、台北と北京、シンガポールの3箇所を行き来し、5年間もかけてようやくできた作品らしいです。このアルバムについて、ジェイシー・チャンは“これはアルバムじゃない、人生に対する僕の考え方だ”と言っています。確かにジェイシー・チャンは18の収録曲のすべてに対して、ちゃんと丁寧に歌の由来や自分とのかかわりなどについて書いています。それを見れば、まるで彼の内心の世界を覗いているような気がします。ラブソング、ジャズ、フォークソング、ヒップホップ、R&Bなど、曲のスタイルはそれぞれ異なっており、曲の一つ一つは異なる段階のジェイシー・チャンを表しているとのことです。“乱れ”というアルバムのタイトルについて、“これといった定義づけがない。まるで人生では予想できない出来事がたくさんあるのと同じ、与えられた試練を受け入れたりそれに立ち向かったりするしかない”とされています。

 ジェイシー・チャンは父親のジャッキー・チェンやジャッキー・チェンの友達などの協力によって芸能界入りした最初のとき、ある映画で主役を務め、その映画のテーマ曲も歌いました。しかし、顔に生気がないなどと言われ、あまり評価されていませんでした。そのせいでしょうか。ジェイシー・チャンは俳優より音楽のほうにより多くの力を入れていました。ジャッキー・チェンは息子のその様子を見て、「音楽ばかりに没頭せず、役者としての努力もしてほしい」とあるテレビ番組のインタビューを受けたとき、そう述べたのですが、息子も自分のように映画界のビッグスターになってほしいと彼が願っているかもしれませんね。2007年、ジェイシー・チャンが出演した映画が大ヒットし、その演技力もマスコミに認められたから、ジャッキー・チェンもこれで一安心できるでしょう。

                                    首を吊ろうとしているの?
 
 2005年、ジェイシー・チャンが香港でファーストアルバムを出した際、そのプロデューサーを担当したのは台湾音楽界の大御所、李宗盛(ジョナサン・リー)でした。彼はジェイシー・チャンに「君は自分の作品でアルバムを作るべきだ」と言ったのが、今回の新作の誕生に繋がったのですが、出来上がったアルバムを聞いて、ジョナサン・リーは会心のえみを浮かべたそうです。「いつもの先生なら何か言われるのが普通ですが、今回は何も言わなかったから、ようやく安心できた」と、今回自分でアルバムのプロデューサーを務めたジェイシー・チャンは心境を述べています。実は彼がこのアルバムを作ったきっかけがもう一つあります。なくなったお爺さんへの感謝を伝えたいからです。お爺さんについて彼は「父が山なら、僕にとっておじいさんは灯台のような存在だ。怒りっぽいおじいさんだったが、魚釣りを教えるなど、僕のことをとても可愛がってくれていた。何か困難があった時、いつもお爺さんの教えを思い出す。お爺さんは灯台のように僕の行く道を明るく照らしていた」と言っていました。

 ジェイシー・チャンのこのアルバムは台湾でリリースされるや否や、たちまち大手CDショップの売り上げランキングで2位にランクされ、今では堂々の一位に輝いており、好調な滑り出しを見せています。ビッグスターの父親を持っていることで、なにかと言われがちでしょうが、そんな場面を彼が知恵を持って乗り越えて、役者や歌手としての実力を存分に発揮してほしいですね。 (00)



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