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台湾龍馬会が発足、李登輝・元総統が名誉会長に

2010年07月28日 22時57分59秒 | 台日交流

 7月21日、台湾に、李登輝・元総統を名誉会長に迎え「台湾龍馬会 」が発足しました。
 龍馬会というのは、日本の明治維新などに大きな影響を及ぼした幕末の志士、坂本龍馬を師とあおぎ、その功績や教えを広めようという有志の集まりで、本部は坂本龍馬の出身地である高知県に置かれています。
 本部の正式名称は「全国龍馬社中」、分会は「龍馬会」と呼ばれ、日本各地に130、海外には、今回新たに発足した台湾龍馬会を含め9の分会があります。


7月21日、台湾龍馬会発会式で挨拶する李登輝・元総統

 事の発端は、李登輝氏が昨年9月、東京に続いて高知県を訪問した際に、全国龍馬社中の会長さんと龍馬について語り合ううちに意気投合した事でした。
 日本の歴史にことのほか造詣の深い李・元総統は、坂本龍馬が起草した、日本を近代国家とするための基本方針「船中八策」に大いに影響を受けたのだそうです。

 この日、李登輝氏は日本からの来賓と、台湾龍馬会の発足メンバーとなった台湾の人たちのために、日本語と台湾語を交えながら、坂本龍馬の国づくりにかける想いへの共感や、船中八策が自身の進めた台湾の民主化に与えた示唆などについて熱弁。
 30分以上も会場中を歩き回って、手振り身振りにジョークまで加えながら力強い声で語るその様子からは、87歳という年齢を全く感じさせないパワーがあふれ出ていました。


全国龍馬社中の橋本会長(左)に記念品を送る李登輝・元総統(右)


台湾龍馬会の連江豊・会長(前列左2)は、
昔から日本の歴史ファンで、坂本龍馬には特に思い入れが強いとの事
台湾側メンバーはほとんどみな日本語のできる人だった


同日夜のレセプションには尾崎・高知県知事(右)も駆けつけた


レセプションには曾文恵・夫人(左)も同席
仲むつまじい様子が目を引いた

 知日派として知られる李登輝・元総統を名誉会長に迎えた台湾龍馬会はきっと、台湾と高知県、そして、台湾と日本の友好をもっと深めてくれる、力強い絆となってくれる事でしょう。

7/28の「ようこそTroom」では、李登輝・元総統の声をたっぷり取り入れ、7/21の台湾龍馬会発足の模様をお伝えしています。
↓7/28の日付からどうぞ!

【オマケ】

発会式夜に記念レセプションが行われたレストラン
興蓬萊

 「興蓬萊」は李登輝さんの大のお気に入りという、本格台湾料理レストラン。
 庶民的な雰囲気ですが、高級レストランでは味わえないホンモノの台湾料理が売りです。
 お近くにお立ち寄りの際はぜひお試しあれ!


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