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ポルトガルvsチェコ 【EURO2008】

2008年06月13日 | EURO2008
■ ユーロ2008 グループA 第2戦
   ポルトガル(3-1)チェコ
    ・前半 8分 デコ     (ポルトガル)
    ・前半17分 シオンコ   (チェコ)
    ・後半18分 C・ロナウド (ポルトガル)
    ・後半46分 クアレスマ (ポルトガル)


■ ポルトガル、グループリーグ突破、第1号

ユーロ2008、ポルトガルがグループリーグ突破一番乗りを決めました。試合結果は3-1。

毎日ユーロの試合が2つずつあると、(とりあえず1試合しか見てないとはいえ)こうやってブログを書くのは大変で・・・さらに、昨日は五輪代表の試合(U-23カメルーン代表)もあり、土曜日(14日)にはA代表がタイとのアウェイ戦(南アフリカW杯アジア3次予選 ラウンド5)があったりと週末はサッカー三昧ですね。
ちなみに、先日の「スウェーデンvsギリシア」もまだ前半までしか見ていないし(苦笑)
ということで、試合の詳細は今回は省略させて貰います。

本日は、グループリーグ突破一番乗りを決めたポルトガルで興味深かった点を2つだけ取り上げてみます。

◆ 超雑感
まず、その前に試合の超雑感。この試合見ていて漠然と思ったのが、ポルトガルに強力アタッカーが1人でもいれば、優勝候補に入ってもおかしくないと思いましたね。中盤から後ろは、それなりに経験値豊富かつ魅力的な選手が揃っているのですが、どうもFWは見劣りする。ヌーノ・ゴメスがスタメンで出ていましたがいまいちパンチに欠ける。だからと言って、C・ロナウドをマンチェスター・UのようにFWで使うのは得策とは思えないんですよ。理由の一つに、ユナイテッドの場合、ルーニー、テベスと3人が揃っているのがキモな訳で・・・さらに相手DF陣の餌食になることは間違いないわけですし。

で、その今大会注目No1のC・ロナウドは、ポルトガルの1点目のきっかけを作り(ゴールはデコ)。2点目はデコからのパスを2-1と勝利に導くゴールを決める(チェコのGKがチェルシーのチェフ。で、ゴールを決めた選手がユナイテッドってのが、ちょっと不思議な感じだった)その後、ロスタイムに、オフサイドぎりぎりの抜け出しを見せ、クアレスマのゴールをお膳立て・・・チェコは同点にしたまでは良かったのですが、いかんせん、ネドベド率いる黄金期のチェコを知っている人にとっては、このチェコの魅力というか力強さみたいなのが物足りない。

同じグループAのスイスがトルコに1-2と敗れた為、開催国の1つが敗退が決まりました。よって最終戦の「チェコvsトルコ」の勝者がこのグループ通過を出来るもう1チームがということになります。激闘間違いなし。

■ SBの動きとポルトガルのウィークポイント

◆ ボジングワの動き
色々と見どころであったり、注目する点はあった試合ですが、今回は手短に・・・。
別にどってことないプレーなんですけど、ちょっと気になったプレーです。まず、CBのペペからペティートかモウティーニョにパスが通ります。そこに、右SBのボジングワが、パスを受けて前線へパスを繋ぎます。多分パスミスだと思われるのですが、それがヌーノ・ゴメスまで通り最終的にはシュートで終わります。(ゴールならなかった)

この時のボンジグワのプレーですけど、なかなかこういう風にSBが央に入ってきてパスの流れに入ってくるのは珍しいなと・・・
やはり、SBというのは(攻守共に)縦へのプレーがファーストチョイスなわけで、央に絞った場合、自分のエリアをがら空きにしてしまうわけです。
 
これによりデコがフリーになることが出来た。そして、ボジングワとしてはデコへパスを繋ぎたかった(結果的には、デコには繋がらなかったけどN・ゴメスまでは通った)
仮に、デコへパスが通っていれば、デコが前を向いた状態でプレー出来て右サイドの高い位置にいたシモンへ展開あったと思います。

しかし、この時間帯1-1の試合が拮抗していたので、ポルトガルの選手(C・ロナウドなど)結構無理してアタックしようとしていた。つまり、セルフィッシュなプレーがちらほらとあった。(それと同様)

また、一般的なプレーだと左SBのボジングワがそのまま前方へ上がりハーフウェイラインくらいまで行ければ、右サイドでフリーになれただろうし、その前のシモンと数的優位も作れた。(その他にも色々と展開はある)
   
要は、SBが攻撃の流れに加わるという意味では、央でも外で同じだと思うのです。
ただ、そのポジション取りが興味深かった。ボールが中央にある状態でSBのボンジグワが中盤の底からのパスを受ける為に央に絞るってのがポルトガルの特性に関係しているような気がして興味深かった。きっと日本代表だったら、このボンジグワみたいなプレーはまずないだろうな。

ポルトガルもスペインも日本も?中盤のパスによる構成力ってのが一つの特徴だと思うのですが、その一つとしてSBが央に絞ってさらに中盤の人数を増やすという形を(意図的に?)取ったって考えれば、非常に興味深いなと・・・


◆ ポルトガルの狙い目
最後に3-1と勝利したポルトガルですが、サイドからのクロスにルーズな感じがしましたね。
ポルトガル代表に関しては詳しくないんですけど、単純にゴール前でのクロスボールに対する連携が悪いように思いました。事実1失点はCKからですし、後半チェコがコラーを入れて来たということもあるんでしょうけど、それ以外でもクロスボールの処理に(ゴール前の)守備グループとして不安定さを感じましたね。もしかしたら、この辺がポルトガルの狙い目かもしれません。今後、ちょっとだけ注目してみて下さいな。(この試合だけかもしれないけどね)

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
3-1-3-3 (CSKA352)
2008-06-14 17:38:25
チェルシーのエッシェンみたいですね。
FWが開いているので中へ入ったほうがパスコースもできるし、取られてもカウンターの目を早めに摘めるでしょうね。

ポルトガルの攻め方は高さのないチームが、引いた相手をどう崩すかの参考になりますね。
一点目は強引でしたが、二点目は外で溜めて中に飛び込んでくる選手に合わせました。
CBも含めDFがスピードに乗って上がってくるのも効果的ですね。

日本もオシムの頃はトゥーリオをはじめDFがよく参加してました。
左利きのSBが少ないので、中に絞るプレーをする選手がもっといてもいいですね。
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コメントのお返事 (コージ)
2008-06-15 00:04:53
CSKA352さん

こんばんは。
2点目は、デコのセンスが光りましたね。
第3戦でどういう風にフェリペ監督がチームを決勝Tに向けてモチベーションやコンディションなどを持っていくのかちょっと興味深いと思いますね。
なんせ経験値は豊富ですし、来期からチェルシー監督ですから色んな意味で今後チームも監督も注目浴びそうですし。
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Unknown (訂正)
2008-06-21 12:23:07
ボシングアは左SBではなく、右SBだと思いますが。
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