立春の日の午後、急に思い立ち
数年ぶりに寒川さんにご挨拶に伺いました。
懐かしい 寒川さん。
平成になってから随分とご立派に様変わりした
寒川さんですが、包み込むようなその温かさは、
何も変わってはいませんでした。
毎年、初詣には寒川さんまで何十分もかけて歩いた
寒川さんは 懐かしい、ホームのような場所でした。
この場所は気がとてもいい事を感じさせられました。
阿、吽の 狛犬さまの威厳ある、
ご立派な堂々としたそのお姿に圧倒されました。
口を閉じた吽形(うんぎょう)の狛犬様の後ろに
少し見えている神馬舎が、
寒川さんの中で 私が最も好きな場所です。
神馬舎の中には、白い神馬の彫刻があり、
その神馬をひく猿の姿がとても好きなのです。
今回も、神馬舎の前に暫く立ち、
神馬とそれをひく猿を眺めさせて頂きました。
その足で社務所に足を運び「龍」の一刀彫を求め、
寒川さんを後に致しました。
晴れ渡る空、温かな立春の午後、
心あらわれた一日でした。
輪飾りや鬼門除けなどのお札も
納めさせて頂きました。