ポニョちゃんとキナコちゃん 時々薔薇と猫

ワンコ大好きな母さんが 保護犬ポニョちゃん、キナコちゃんを迎え 彼女達との毎日を綴ります。猫や趣味の薔薇についても。

キナコちゃんの保護主さん アニマルメリーランドは 崩壊していた。

2017-09-02 07:18:23 | ワンコの日記
二年前のお盆の頃 キナコちゃんを譲り受けました。
姫路のNPO 動物保護団体 アニマルメリーランドさんから。

実は この団体 2016年9月に崩壊していました。
最近 アクセスして 初めて知りました。
アクセス出来なかったという事です。

2001年に個人の動物保護ボランティアから始まり
NPOに組織を作り変えて 何とか頑張っておられましたが。
最後は サポートするボランティアさんや 従業員さんが居なくなり
理事長である 兼松さんが 他の動物保護団体にヘルプを求めたそうです。

詳しい経過はわかりません。
ただ 動物保護は 熱意だけでは どうにもならない、
たくさんのサポーターや支援者が一つの目標に沿って
粛々として作業をする事なので
何か 歯車が狂ったのだと思います。

それと NPO法人にしたからには 少しでも利益を上げて
経営基盤をしっかりさせることも大切です。
おそらく そこまで手が回らず、動物のケアにも手が回らず
行き詰まったのでしょう。
金を回すということ 人を回すということ そして 保護している動物を
里親さんへと回して行くということが 詰まったのでしょう。
理事長の兼松さんは 一生懸命されておられましたが
経営感覚が欠けていたのかもしれません。
どんな組織でも また 最小単位の家庭でも マネジメントは必要なのです。

こういうケースは多々あります。
動物保護は 理想だけでは成り立たないのです。
むしろ 個人で保護 譲渡活動をする方が 枠が決まっていて 無理がない気がします。

参考までに

2016/8/23 毎日新聞記事

 動物保護を目的とするNPO法人「アニマルメリーランド」(兵庫県姫路市)が運営する施設内で、数百匹の犬や猫が不衛生な状態で長期間放置され、一部が病気などで死んでいたことが関係者への取材で分かった。姫路市保健所は動物愛護法に基づいて今年6〜7月に立ち入り調査し、施設内の状況を改善するよう行政指導した。前理事長(8月1日に退任)の女性(66)は「ネグレクト(飼育放棄)と言われても仕方ない」としている。動物保護をうたうNPOでネグレクトが発覚するのは異例。【原田悠自】

法人は2001年の設立。複数の関係者によると、一般家庭や市から数百匹の犬や猫を引き取り、新たな飼い主を探す活動を続けてきた。15年度は約980万円の寄付金を集めている。

 当初はスタッフが数十人いたが、次第に減少し、えさやりや清掃がずさんに。数年前から施設内にごみや汚物が散乱し、今春ごろから状況が悪化した。

 今年6月下旬、別の動物愛護団体「ワンライフ」(和歌山県上富田町)が支援に入ったところ、施設内にごみがあふれ、動物の死骸が放置されていた。約100匹の犬や猫がいたが、やせ細って衰弱した動物も多く、数匹が直後に死んだという。

 姫路市保健所は6月末、匿名の通報を受け、7月までに3回にわたり立ち入り調査し、清掃して状況を改善するよう指導。担当者は「内部はごみ屋敷のようだった。明らかな虐待は確認できていないが、監視を続ける」としている。前理事長の女性は取材に「スタッフが減り掃除などが行き届かなくなった。申し訳ない」と釈明。一方、死んだ動物については「施設の環境ではなく、持病などが原因だ」と話した。

 施設内には現在も約100匹の動物が残され、今後は別の理事らが再建を目指し、法人名も変更するとしている。

数人で300匹を世話 元スタッフ

 「動物たちが汚物にまみれ、皮膚病も広がっていた。えさや水もほとんど与えられず、事実上の動物虐待だ」。アニマルメリーランドの複数の元スタッフが、動物愛護の理念とはほど遠い実態を証言した。法人は元々、ボランティアで動物保護に取り組んでいた前理事長の女性が中心となり設立。一般家庭から病気や高齢の動物を引き取り、姫路市からも受け入れていた。

 しかし、多い時で約300匹いた動物の世話はわずか数人が担当。ある元スタッフは「人数不足で、とても世話しきれなくなった」と話し、今年6月ごろには大半のスタッフが辞めたという。日本獣医生命科学大の水越美奈准教授(人と動物の関係学)は「動物を守る気持ちがあっても、結果的に世話ができなければネグレクト」と指摘する。

 背景には、犬猫の世話、管理を放棄する飼い主や殺処分を迫られる自治体の存在もある。2014年度に全国の自治体で殺処分された犬猫は計約10万1300匹。環境省は殺処分数を減らすため、NPOと協力して動物譲渡先を探すよう自治体に促している。水越准教授は「NPOなどに安易に譲渡する自治体もある。今回も、監督してきた自治体にも責任があるのではないか」としている。【原田悠自】

少なくとも キナコちゃんを譲り受けた二年前は
あまり衛生的ではないシェルターながらも
ボランティアさんの助けも借りて 細々と運営出来ていたということです。
バックに動物病院とブリーダーがいて 共存共益していたということは
色んなソースから 初めて知りました。これにはビックリ。

今、組織替えして 新たに出発したそうですが
すべての動物達に愛をと言いたい。



そして 兼松さんに キナコちゃんをありがとうございましたと言いたいのです。