3月の診療部便り その1
皆さまこんにちは!
先月の20日に、スギ花粉の飛散が本格化したとの発表がありました。今
年の花粉飛散量は前年比で東京4.26倍、神奈川5.46倍と、
全国的に前年を大きく上回るそうです。
皆さまから、
不妊治療中に花粉症治療をどうしたら良いか?というご質問を頂くことも増えました。
今回の診療部便りは、花粉症対策についてお話致します。
皆さまから一番ご質問の多い、薬の使用についてですが、
不妊治療で使用する注射や飲み薬と、花粉症の薬は併用が可能です。
妊娠が成立してからは、使用できる薬が限られてきます。
受精前から妊娠3週末までは無影響期と呼ばれており、
この時期に使用した薬剤によって、胎児に後に残るような影響が及ぼされることはありません。
生理予定日が妊娠4週0日となりますので、
この日までは普段お使いの花粉症薬を使用されて構いません。
生理が遅れだしたら、妊娠中に使用できる薬に変更します。
「その2」では薬以外での花粉症対策などについて書かせて頂きますね。