(2022.3.14)
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(5) オミクロン株感染症はインフルエンザより軽い?
テレビは、10歳未満の子供のコロナ死を大きく報じるなど、相変わらず恐怖を煽っています。オミクロン株の時代となり、コロナをどのように理解すればよいのでしょうか?
米国の研究者が、5~11歳の子供でオミクロン株に感染した子供のうち、入院に至った事例を、2017年のインフルエンザ感染事例と比べ、死亡率について考察したという論文が発表されました。2017年は、コロナ禍になる前の10年間で、インフルエンザがちょうど平均的に流行していた時期です。その結果(死亡率)は、以下のようなものでした。
【オミクロン株の場合】
新型コロナウイルス 5.1%
インフルエンザ 17.0%
あきらかに、インフエンザのほうで死亡率が高かったのです。実は、オミクロン株が流行する前に行われた調査でも、ほぼ同じ結果が得られていました。トルコの研究者たちが行った調査で、対象は0~18歳。新型コロナウイルス、またはインフルエンザに感染し入院した子供たちでした。両者の死亡率は以下の通りで、2つの調査の結果はほとんど同じだったのです。
【従来株の場合】
新型コロナウイルス 1.2%
インフルエンザ 15.2%
つまり、新型コロナウイルス感染症より、インフルエンザのほうが、遙かに危険な病気なのです。
【参考文献】
1) Yilmaz K, et al., Does Covid-19 in chiledren have a milder course than influenza? Int J Clin Pract, June 1, 2021.
2) Encinosa W, et al., Severity of hospitalizations from SARS-CoV-2 vs influenza and respiratory syncytical virus infection in children aged 5 to 11 years in 11 US states. JAMA Pediatr, Feb 21,
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