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20億光年の孤独 谷川俊太郎 ~高校現文の思い出~

2020-04-16 07:00:35 | 日記
水芭蕉
そろそろかな



高校生になった現代文の教科書で、この詩に出会った。
何というか、けっこうショック。
一気に大人になった気分だったけど
よく分からん。
でも、何か気になる。
そんな詩。
今はあの時よりは分かるけど、この詩を17歳で書いた谷川健太郎って、天才だと、つくづく思う。あるいは、17歳だからこそ、書けたのかも知れない。


二十億光年の孤独  谷川俊太郎

人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする

火星人は小さな球の上で
何をしてるか 僕は知らない
(或はネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ

万有引力とは
ひき合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う

宇宙はどんどん膨んでゆく
それ故みんなは不安である

二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした



人は求めます、仲間を。
人の群れを。
新型コロナウイルスはそんな「人間の自然」をゆがめている。
でも、人間は、自分らも自然の一部であることを忘れて傲慢に振る舞いすぎた。
森を切り払い、焼き払い、ジャングルに道路や農園を作り。
ブッシュミート(森の肉)とかジビエ,珍味などといって、森の動物を食した。
森の奥深くにあったいろいろなウイルスをかり出したのは「人」だ。


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