水芭蕉
そろそろかな
高校生になった現代文の教科書で、この詩に出会った。
何というか、けっこうショック。
一気に大人になった気分だったけど
よく分からん。
でも、何か気になる。
そんな詩。
今はあの時よりは分かるけど、この詩を17歳で書いた谷川健太郎って、天才だと、つくづく思う。あるいは、17歳だからこそ、書けたのかも知れない。
二十億光年の孤独 谷川俊太郎
人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする
火星人は小さな球の上で
何をしてるか 僕は知らない
(或はネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ
万有引力とは
ひき合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
宇宙はどんどん膨んでゆく
それ故みんなは不安である
二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした
人は求めます、仲間を。
人の群れを。
新型コロナウイルスはそんな「人間の自然」をゆがめている。
でも、人間は、自分らも自然の一部であることを忘れて傲慢に振る舞いすぎた。
森を切り払い、焼き払い、ジャングルに道路や農園を作り。
ブッシュミート(森の肉)とかジビエ,珍味などといって、森の動物を食した。
森の奥深くにあったいろいろなウイルスをかり出したのは「人」だ。
そろそろかな
高校生になった現代文の教科書で、この詩に出会った。
何というか、けっこうショック。
一気に大人になった気分だったけど
よく分からん。
でも、何か気になる。
そんな詩。
今はあの時よりは分かるけど、この詩を17歳で書いた谷川健太郎って、天才だと、つくづく思う。あるいは、17歳だからこそ、書けたのかも知れない。
二十億光年の孤独 谷川俊太郎
人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする
火星人は小さな球の上で
何をしてるか 僕は知らない
(或はネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ
万有引力とは
ひき合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
宇宙はどんどん膨んでゆく
それ故みんなは不安である
二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした
人は求めます、仲間を。
人の群れを。
新型コロナウイルスはそんな「人間の自然」をゆがめている。
でも、人間は、自分らも自然の一部であることを忘れて傲慢に振る舞いすぎた。
森を切り払い、焼き払い、ジャングルに道路や農園を作り。
ブッシュミート(森の肉)とかジビエ,珍味などといって、森の動物を食した。
森の奥深くにあったいろいろなウイルスをかり出したのは「人」だ。