難解

今日は、昨日のお天気が嘘のような、穏やかな1日でした。あの雨で桜は丸坊主かと思いきや、まだしっかりと花びらが残っていました。意外と強いですね。この写真は先週末に写した物です。
この間、古本市で買った「ギリシア神話」の本、かなり読みにくいです。現在、日本で広く知られている「ギリシア神話」は、近世初頭以来、神話を題材にかりて再三手が加えられ、大衆向きに、殊に恋物語を面白おかしく装飾した物で、本来語られた物語では、ほんの脇役だったはずの人が主役の座を得ていたりするのだそうです。
この本は、本来の物語に忠実に描かれ、忠実に翻訳されているために、ストーリーとしては逆に面白味もなく、難解な話になっています。とにかく、これでもかと云うくらい人名が登場して、何が何やら...。人名だけで見開き分が埋まっちゃうって、あり得ない人数ですよねw　日本の神話も難解ですが、カタカナの名前を並べられると、それだけでお腹がいっぱいになってしまって、読むのに時間がかかって大変です。活字中毒で乱読の私ですが、外国人作家の本や、時代劇を好んで読まないのは、実は人名に弱いせいだったりします。似た様な名前に混乱して「この人は誰？」になっちゃうと、ストーリーにのめり込めなくなっちゃうんですよねw
「最初は基本から」と、この本を選んだのですが、ドラマの題材として取り上げられるのは、どちらかと云えば大衆版の方なので、今度はそちらを探して読んでみたいと思います。