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くり部屋blog

くりえいてぃぶな人が集まる、ぬるーいブログにしたいと思ってます。

ラストサムライを観た。

2006-12-11 21:42:00 | レビュー
ラスト サムライ - goo 映画

昨日、日曜映画劇場で「LAST SAMURAI」を観ました。去年、劇場で観たくて観られなかった映画なので楽しみにしていたのですが…

つまらんかった…最後まで見れんかった…

(以下ネタバレあり)

まず渡辺謙演じる勝元が、どこの武将かわかりません。いや架空の人物なのはいいんですが、せめて何藩の誰という設定かわからないと感情移入できません。なんで明治政府と敵対するのかもイマイチ不明。大将なのに城を持たず寺に住んでいる。なのに天皇には謁見できる。英語がペラペラなのはまあ許すとして、TOKYOのことをTOKIOと発音する…そんなサムライいませんて(笑)

外国人向けの映画なので仕方ないのですが、いたるところに「これが日本文化ですよ~」的紹介が散りばめられていてウザイです。村のあちこちで剣道、柔道、弓道、茶道…etc、もう、お腹いっぱいです。ていうか、ふつう剣道は剣道場でやるし柔道は柔道場でやるんじゃないでしょうか?なんでみんな屋外なのか?という疑問が湧いてきます。あと、これも仕方ないことかも知れませんが自然の風景が日本っぽくない。全体は日本的なんだけど細部がちょっと違う。なんか間違い探しみたいで疲れてしまいます。感心したのは、開港したばかりの横浜港がリアルに描かれていたこと。お金がかかる部分はさすがハリウッド映画だと思いました。この映画はアメリカの日本大好きオタクが観るとおもしろいかも知れないけど、日本人には、ちょっと…?って感じです。

トムクルーズが武士道を深く勉強して、ハリウッドのスタッフも時代考証を相当頑張った映画らしいです。その心意気は日本人として嬉しいと思いますが、世界に紹介される日本ってやっぱりこうなのか…という一抹の落胆は禁じ得ません。いずれ日本に対する理解がすすんで「水戸黄門?アア、越後ノチリメン問屋ノゴ隠居デスネ!」ぐらいが世界の常識になれば素晴らしいと思います。


下流社会 新たな階層集団の出現

2006-05-13 18:21:35 | レビュー
負け組の皆さん、こんにちは

さて、最近流行の本ということで「下流社会 新たな階層集団の出現(光文社文庫 三浦展)」という本を読んでみました。今日はその感想などを。

このところテレビや新聞で「格差社会」という言葉をよく目にします。今、日本は小泉首相が導入した米国式自由競争主義によって、持てる者と持たざる者の格差が拡大しているのだそうです。生まれながらにして「持てる者」の私(嘘)にはあまり実感がありませんが、新聞にそう書いてあるので、たぶんそうなんでしょう。

この本のなかでも、かつて日本人の中にあった「中流意識」がだんだん無くなりつつあり、「下流」にシフトしてきていることが指摘されています。そしてそのことをデータを用いて延々と解説してくれているのですが、数字に弱い私には正直退屈でした。私なりに理解したことは、「中流」が拡大した高度成長期には大量生産、大量消費でもよかったが、これからはレクサスのように一部の富裕層向けに超高級品を売っていかなければいけない。でも100円ショップでカップラーメン買う層も無視できないよ、とまあだいだいこんな話です。

「下流」の趣味や生活様式には次のような特徴があるそうです。

・「自分らしさ」とか「個性を尊重」とかが好き。
・未婚、子供なし、非正規雇用が多い。
・趣味は音楽コンサート、楽器演奏、絵画イラスト、ダンス舞踏
・自民党支持でフジテレビを見る
・朝食を食べない
・コンビニでよく弁当を買う etc…

私が最近知り合った人で、これらの特徴を漏れなく備えた女性がいます。下流のド真ん中ストライクです。本人がこのブログを見てないことを祈ります。で、フォローするわけではありませんが、下流だから不幸というわけではありません。少し前、低所得でも幸せに生きていけますよ~という森永卓郎「年収300万円時代を楽しく生き抜く」という本がベストセラーになりましたが、収入の範囲内で自分の人生に折り合いを付けて、楽しく生きていくことは私はアリだと思っています。ただ「そう言っている森永自身の年収が3000万円以上ある」という皮肉もまたアリなのですが…

で、この「下流社会」の何が問題かと言うと、下流の人は単に所得が低いというだけでなく学習意欲が低い、働く意欲が低い、コミュニケーション能力が低い、要はダメ人間だと。2ちゃんねる風にいえばDQNですね。さらに言えば、高度成長期には貧乏人でも「いつかはクラウン」という夢をみることができたが、今は貧乏人はいつまでたっても貧乏人。毎日100円ショップ。つまり「所得格差」よりも「希望格差」の方が問題だっつーことだそうです。

このへんはちょっと思い当たることがあります。というのはちょっと昔NHKでフリーターの特集を見たのですが、今の製造業は人件費を抑えるために正社員を雇わない。派遣会社から派遣されるフリーターを工場のラインに配置するのですが、こうすると若い彼らは今週は組み立てライン、来週は塗装ライン、その次は別の…とあちこちの現場をたらい回しにされるわけです。で、結局誰にでもできる簡単な技能しか身に付かない。「俺はこの仕事で手に職つけてやるぞー」と最初は意欲満々でも次第にテンションは下がり、最後はやる気を無くしてやめてしまう。これは夢のない社会ですね。終身雇用・年功序列社会の崩壊は確かにある種の問題を生んでいます。

で、さらに話は脱線するのですが、最近凶悪な少年犯罪などが起きたとき、必ず容疑者の親がTVのインタビューに答えてますよね。しかもイケシャーシャーと「いつかやると思ってた」とかヌカしているのを見ると、お前ら恥という概念がないのか、と思ってしまうのですが、皆さんどーですか?で、この本「下流社会」には「階層は固定化される」、つまり親が下流なら子も下流、と書かれています。これは「DQNの子はDQN」という2ちゃんねる的思考とぴったり一致していますね。もしや著者は2ちゃんねらーでは?という疑念が湧いてきましたが長くなるのでこのへんでやめます。

ところで「小泉のせいで所得格差が広がった」と言っている人は、ちょっと前まで「小泉は改革改革と言うが結局何にもやっていない」と言ってた人達です。少なくとも何かやったから所得格差が広がったのではないでしょうか?言ってることが矛盾してます。なんでも政治のせいにする人生は楽でいいですが、私は嫌です。

FOMA P902iを買いました。

2006-03-31 17:33:32 | レビュー
仕事が一段落してきたとはいえ、やるべきことはあるんです。が、全くやる気がしません。今日は企画書を書かなければならないんですが、昼から1行しか進んでません(今午後5時)。で、ブログなんか書いてるのですが。

実はこの前ケータイを買い換えました。とくに理由は無いのですが、あえて言えば宇宙の偉大な意志に導かれて、ということでしょうか。

前使ってたP900iと比べて気づいた点をレビューしてみます。

●良い点

・メガ・ピクセルサイズで撮影した画像がiモードに添付できるようになった。
・カメラがオートフォーカスから固定焦点になったがこの方がピンぼけが少ない。
・漢字の変換効率がとっても良い(ていうかP900iがひどかった)。
・iチャンネルは時間つぶしに結構良い。

●悪い点

・カタログでは青味がかった白色だったのに、実物はほとんど真っ白だよ。この色が良かったのに(>_<)

その他まだ使ってないけど、おサイフケータイ対応、プッシュトーク対応、bluetooth対応です。

おサイフケータイはプリペイドカードみたいなものだからまあ許すが、最近クレジットカード機能もつくようになって、これってどうなんだろう。ケータイ落としたらカード落としたのと同じなんて危なくて持ち歩けないような…。あとクルマ運転するときはbluetooth対応イヤホンがあれば便利だと思うけど、それって1万円くらいするんだよねえ。私は100円ショップでケータイ用イヤホン買って使ってます(←すぐ壊れます)。プッシュトークに関していえば、なんじゃそりゃって感じ。

前回といい、「今日の僕ちゃん」的なテンション低いエントリーでスンマセン。そのうちグンゼのCMで新庄剛志がはいているもっこりパンツ並みにインパクトのあるやつ書きますんで、許してつかーさい(by 菅原文太)。





もう、春ですねえ。

最近聴いている曲

2006-02-18 18:03:53 | レビュー
ドナルド・フェイゲンの「The Nightfly」

高校の時にFMで聴いて気に入って、即レンタル屋に借りに行ったが見つけられず。このまえAmazon.comで偶然見つけたので、迷わず買った。

ジャズの影響を受けたロック、いわゆるAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)の先駆け。ミスターAORといわれるボビー・コールドウェルより僕は好き。

完璧主義だったといわれるドナルド・フェイゲンだけあって、今聴いてもサウンドは全く色褪せてない。これが82年の発表だったとはちょっと信じられないくらい。

あと、ジャケットが渋い。渋すぎる。

“こちらインディペンデント・ステーション-WJAZ
 ベルツォーニ山のふもとから
 素敵なジャズとおしゃべりをお届けします。
 夜が明けるまで…”

って感じで。

新しくでたドリンク(ジュース)は試さずにいられません(笑)

2005-07-05 23:05:02 | レビュー
今日コンビニによったら、NaHCO3というドリンクがでていました。なんじゃそれ。たぶん化学式だと思いますが、なんのことだかさっぱりわかりません。高校時代、化学が苦手だった私を嘲笑うようなこの商品、サントリーからでています。

サントリーのサイト

スポーツドリンクと炭酸を合体させました、と。塩辛くならないようにNaHCO3(重曹)を使用しました、と。ふ~ん、NaHCO3って重曹だったのね。ってそれって飲んでも大丈夫なものですか?共同開発したDr.平石氏(←知らん)のホームページによると、NaHCO3(重曹)入りドリンクは、柏レイソルのチームドクターをしていたときに生まれたアイデアだそうです。汗で失われたナトリムを補給するのに、塩分(NaCl)ではなくNaHCO3(通称なおこさん)を使った方が、喉が渇かずよろしかった、と。ふ~ん。でも、だったら「なおこさん」てネーミングにしたほうが可愛くてよかったのにね。

で、飲んでみました…

普通のサイダーでした!

次、Camu Camu&Vitamin(カムカム & ビタミン)

また、変な名前のドリンクです。とりあえず「ビタミンC1200mg入り」という文字にひかれて買ってみました。実は私「体に良さそう」というイメージに弱いのです。ビタミンC1200mg入りというのは、500mlのドリンクではたぶん1番だと思います(2番目はたぶんC.C.レモンとC1000タケダレモンウォーター)。

で、カムカムとはなんぞやというと…

南米ペルーのアマゾン川流域の大自然が生んだ健康果実です。レモンの60倍、アセロラの2倍の天然ビタミンCを含む驚異のフルーツとして、近年注目を集めています。

だそうです。ビタミンCの多いフルーツというとレモンがすぐ思い浮かびますが、実はレモンはアセロラに比べれば大したことはないんですね。で、カムカムはそのアセロラの2倍!これは、すごいです!

飲んでみると、結構酸っぱいです。でもレモンの酸っぱさよりどちらかというとアセロラの酸っぱさに近い。これがカムカムの味なのかあ…と思って飲んでいると、目に入ったのが「カムカム果汁3%入り」という文字…。たった3%か…。

1200mgのビタミンCのうち、いったい何%がカムカム果汁由来なのか?ほとんどが化学合成のビタミンCちゃうか?だったらレモンの60倍とか関係ないじゃん。なーにが驚異のフルーツか!とか言いながら結構おいしいです。最近はまってます。販売はコカコーラ(ブランド名はミニッツメイド)。

最新デジカメを斬る!(3)

2005-06-22 15:06:22 | レビュー
FUJIFILM FinePix F10

630万画素、光学3倍(デジタル6.2倍)、液晶2.5インチ、撮影枚数約500枚(CIPA規格)

あー、私、別にフジフイルムの回し者じゃありませんから、念のため。まず、優先順位第1位のバッテリー寿命がすごい。撮影枚数約500枚(CIPA規格)です。実際、購入して1ヶ月くらいで約100枚ほど撮影しましたが、まだバッテリー残量はフルのままです。優先順位第2位のシャッタータイムラグについても、約0.01秒と全く問題なし。ちなみに起動時間約1.3秒、撮影間隔最短約1.1秒だそうです。光学3倍ズームも搭載で、購入はこれに決定。メモリーカード(xD-ピクチャーカード256MB 別売)も含めて4万円台でこれが買えるとは、日本はいい国だ(大袈裟)。

あと素晴らしいのが、最大ISO1600という高感度(ただしAUTO撮影時はISO800だったような気が…うろ覚え)。ちなみに比較した2機種はISO400。感度が高いので→シャッタースピードを速くできる→ゆえにブレが少ない、というブレ抑制の王道をいっています。ナチュラルフォトモードというのを使うと、薄暗いシーンでもストロボをOFFにして雰囲気のある撮影ができます。専門誌などでは、暗い部分のノイズが若干目立つと書かれていますが、まあ気になりません。

実際に使ってみて気になったのは、光学ファインダー(のぞき窓)がないこと。これは比較した2機種も同様なのですが、デジカメの小型化と液晶の大型化を両立するためか、光学ファインダーが省略されています。ということは液晶画面を見ながら撮影するしかないのですが、日差しが強くて液晶が見えにくい場合などにはやや困ります。またシャッタータイムラグについては、ストロボ撮影をする時に若干タイムラグを感じる場合がありました。あと付属のCD-ROMの動作環境が、Macの場合OS X以上というのも問題(うちはOS 9.2です…)。

と、まあ多少のネガティブ要素はあるものの、今のところこれがデジカメ(コンパクト部門)のベストバイではないでしょうか。
ピース。

最新デジカメを斬る!(2)

2005-06-22 15:01:13 | レビュー
で、比較検討した商品はコレ。

CASIO EXILIM

バッテリー寿命の長さでは、定評があります…と思って今Webで調べてわかったのですが、なんと明日(6/24)発売で新製品がリリースされてるじゃありませんか。

EXILIM CARD EX-S500

厚さ16.1mm(最薄部13.7mm)は凄い。これで500万画素、光学3倍(デジタル4倍)、液晶2.2インチは相当イイんじゃないでしょうか。高感度&高速シャッターも実現しているそうです。ちなみに気になる撮影枚数は約200枚(CIPA規格)だそうな。う~ん、前モデルはたしか350枚くらいじゃなかったでしょうか?(うろ覚え)。しかしEXILIMって実機を見ると薄すぎて「大丈夫か、これ?」と思ってしまうんだよねえ。

Panasonic LUMIX

「あゆはブレない」で有名な手ぶれ補正ジャイロ搭載デジカメ。こちらも新製品がでています。

LUMIX FX8

500万画素、光学3倍(デジタル4倍)、液晶2.5インチ、撮影枚数約300枚(CIPA規格)

「手ぶれしないのはルミックスだけ」とは大きくでましたね。これでブレブレ写真はすべて回避できる…と思うのは早計です。手ぶれは補正できても、うちの子供のように絶えず動き回る被写体のぶれはどうするのよ、パナソニックさん。そもそもデジカメで手ぶれが起きやすいのは、「感度が低い」→「シャッタースピードを遅くせざるを得ない」→「ぶれが発生する」というメカニズムがあるわけで、手ぶれ補正だけでは根本的な解決にはなっていないのですよ。そこはあえて語らず、手ぶれ補正ジャイロというインパクトのある技術だけを前面にだして大々的に宣伝するってところがパナソニックらしいといえば、まあそうなのですが。

で、実際私が買ったモデルがこれ。

(つづく)

最新デジカメを斬る!(1)

2005-06-22 14:53:52 | レビュー
偉そうなタイトルをつけましたが、要はデジカメを買ったよ!(自慢)ということです。

このまえ車上荒らしにあったとき、デジカメを盗られてしまいました。前のデジカメは、5年ほど前に約7万円で買ったFinePixで、愛着もありましたが不満な点も多くありました。で、今回買い換えるにあたり、以下の点に留意して商品を選ぶことにしました。

まず第1に、バッテリー寿命が長いこと。

前のデジカメは単3型ニッケル水素電池(充電式)使用だったのですが、フル充電にしても20~30枚ほど撮ると電池切れになっていました(たぶん寿命)。そのため予備の電池が欠かせなかったのですが、外出先で何度も電池交換するのははっきりいって面倒です。またニッケル水素電池は自然放電が早いので、使う直前に充電しないといけないなど、不自由な点が多々ありました。良かったのはコンビニで売ってるアルカリ電池でも代用が効いたという点でしたが、バッテリー寿命が長ければそんなことをする必要もないので、やはり最優先はバッテリー寿命が長いことです。

第2に、シャッタータイムラグが少ないこと。

話は突然変わりますが、皆さんはケータイのカメラで撮影をしますか?私はときどき娘の写真を撮るのですが、狙ったとおりの写真が撮れることはまずありません。なぜなら、子供はじっとしていないからです。ケータイのカメラは、シャッターを押してから実際にシャッターがおりるまでのタイムラグが長いので、その間に子供が動いてしまうのです。さらにいえば、ケータイのカメラはシャッタースピードも遅いので、できあがった写真はブレブレということもよくあります。ケータイの画素数競争は激しく、1メガピクセルとか2メガピクセルとか、最近では5メガピクセルとかというものもあるそうですが、そんなことはどーでもいいから、もっとカメラとしての基本性能を上げてくれよ、とワタシ的には思います。

第3に、光学ズームがついていること。

まあ、これはどちらでもいいのですが、前のデジカメはデジタルズームだけだったので、どうせなら光学ズームがついていた方がいいなあ、と。

長くなったので続きは明日。

今日は最近読んだ本の紹介です。

2005-06-17 23:50:23 | レビュー
Book Review:『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』 山田真哉著 光文社新書

タイトルだけ見て、最近流行りのトリビア本かと思って手に取ったが、実は会計学の本だった。なかなかあざといタイトルのつけ方である。編集者が優秀なのだろう。

内容は、日常のちょっとした疑問から出発して、経営や会計についてのエッセンスが学べるというもの。決算書の読み方であるとか、仕訳のテクニックというような枝葉末節にはいっさい触れていないので、数字に弱い人でもスラスラ読める。家計の節約方法も紹介されているので、家計を預かる主婦の方にもおすすめである。

例えば、1000円のものを500円で買うのと101万円のものを100万円で買うのでは、どちらが得か?

一見前者の方が5割引で得なように見えるが、金額でいえば500円しか得をしていない。一方後者は金額でいうと1万円の得である。

われわれ(特に主婦)は日常の買い物で10円、20円の安さにこだわる。1日10円の節約をしても1年で3650円にしかならないのだが。そして大きな買い物になると 何故か「たまにはいいか」「いつも節約してるんだし」「たかが1万円の違いだし」となってしまって、日頃の10円、20円の節約を一気に「パー」にしてしまう。

節約は、割引率ではなく、総額で考えなければいけない。

また、「キャッシュフロー」についてこんなわかりやすい例え話。

10人で5万円の食事をした。ワリカンにすると一人頭5000円。そこで1人が「僕が立て替えて払うから」とポンとキャッシュカードを出す。店を出て、みんなから4万5000円を徴収した。

これってなんのため?

「利益」という考え方からすれば、出席者全員が5000円のマイナスである。
「キャッシュフロー」という考え方からすれば、支払い役の彼だけが4万5000円のプラスである。

次の支払日までは、とりあえず4万5000円の現金がある。これは経営にとっては重要なことである。そして、この食事会を毎月1回開けば、彼は永久に4万5000円を無利子で借りているのと同じことである。

多少ネタバレになってしまったが…このように、生活に役に立つ会計学の考え方が盛りだくさんである。「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」それは本を買ってご確認ください。

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