14日、アメリカのコネティカット州の小さな町で、痛ましい事件が起こった。
小学校での銃乱射により、低学年の20名と教師の6名の命が一瞬で奪われた。
何年かごとに、このような銃乱射により多数の命が一瞬にして奪われる事件の起こるアメリカは、それでもなお銃所持の自由を貫いている。
たしかに、アメリカ建国に銃はなくてはならないものだったに違いない。
先住民のインディアンを銃で追いやり、奪い取った自由の新天地。
コヨーテや狼、ピューマ、グリズリーなどの猛獣との戦いもあっただろう、でもいまや人間の天下、猛獣もインディアンも隅で小さくなっている。
現在の脅威は、銃を所持した人間に代わったのだ。
それなのに、まだ銃に固執している。
襲い来るものが銃を持っているならば、迎え撃つ側も銃で応戦と言うのが、その理由。
自分の身は自分で守る、それは、正論だ。
だが、家族や地域共同体、宗教の箍が緩くなり、個を引き止める錨は今や個人のモラルだけが頼りの状況にあって、殺傷能力の高い銃の所持を認めるのは適切ではない。
殺傷能力を持ったものは銃ばかりではないが、引き金を引いて銃を行使する身体感覚とその力の大きさの乖離は、ナイフなど及ばないくらいある。
確か、同日、中国においてナイフを持った男が小学生十数名に切りつける事件があったが、こちらは怪我人だけで済んだものだった。
ナイフなどの刃物で短時間に多くの命を奪うには、よほど計画的に強い意志で事を起こさない限り難しいのではないかと想像する。
アメリカは、この幼い命が無残にも奪われた事件を、どう捉えていくのだろうか。
銃規制を叫ぶデモもすぐさま起こったらしいが、アメリカの精神とまで崇められている銃信仰を取り止めることはかなり難しいように見える。
ここからも窺えるように、性善説・人は銃を悪用しない・と性悪説・自分の身は自分で守る・の二律背反は、社会を引き裂いている。
さて、アメリカ市民がどういう選択をするのか、見守っていようか。
小学校での銃乱射により、低学年の20名と教師の6名の命が一瞬で奪われた。
何年かごとに、このような銃乱射により多数の命が一瞬にして奪われる事件の起こるアメリカは、それでもなお銃所持の自由を貫いている。
たしかに、アメリカ建国に銃はなくてはならないものだったに違いない。
先住民のインディアンを銃で追いやり、奪い取った自由の新天地。
コヨーテや狼、ピューマ、グリズリーなどの猛獣との戦いもあっただろう、でもいまや人間の天下、猛獣もインディアンも隅で小さくなっている。
現在の脅威は、銃を所持した人間に代わったのだ。
それなのに、まだ銃に固執している。
襲い来るものが銃を持っているならば、迎え撃つ側も銃で応戦と言うのが、その理由。
自分の身は自分で守る、それは、正論だ。
だが、家族や地域共同体、宗教の箍が緩くなり、個を引き止める錨は今や個人のモラルだけが頼りの状況にあって、殺傷能力の高い銃の所持を認めるのは適切ではない。
殺傷能力を持ったものは銃ばかりではないが、引き金を引いて銃を行使する身体感覚とその力の大きさの乖離は、ナイフなど及ばないくらいある。
確か、同日、中国においてナイフを持った男が小学生十数名に切りつける事件があったが、こちらは怪我人だけで済んだものだった。
ナイフなどの刃物で短時間に多くの命を奪うには、よほど計画的に強い意志で事を起こさない限り難しいのではないかと想像する。
アメリカは、この幼い命が無残にも奪われた事件を、どう捉えていくのだろうか。
銃規制を叫ぶデモもすぐさま起こったらしいが、アメリカの精神とまで崇められている銃信仰を取り止めることはかなり難しいように見える。
ここからも窺えるように、性善説・人は銃を悪用しない・と性悪説・自分の身は自分で守る・の二律背反は、社会を引き裂いている。
さて、アメリカ市民がどういう選択をするのか、見守っていようか。