rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

昼寝の甘美さと空しさよ

2012-12-27 23:49:51 | つぶやき&ぼやき
今日の冷え込みは、厳しかった。
給湯器は凍って、昼過ぎまでお湯を使えない。
昨日の強風で落ちた杉の枯葉などを掃き集めるとき、ニット帽にマスク、手袋をはめ、防寒ジャンパーを着込み、作業に当たった。
地面には、5cmを超える霜柱が表面の土を持ち上げ、日向でも解けないでいる。
それでも、動いていると、その間だけ暖かい。
昼が終わり、ちょっと一休みとコタツに足を入れたら、睡魔が猛然と襲い掛かってきた。
抗う間もなく、眠りに引き込まれた。
ここ数日の寒さに対抗して体が緊張していたのか、体の中にどろりとした疲れが溜まっていたのだろう、なかなか眠りから抜け出せない。
1時間ほど経ってから、ふうっと眠りから浮かび上がっても、たちまち沈んでしまう。
それを何度か繰り返し、やっとの思いで上体を起こし、コタツに突っ伏してまた眠る。
適度な暖かさが、まるで触手のように捕らえて放さない、甘く気だるい白昼の眠り。
どうにか眠りを振り切ったのは、寝始めてから2時間経って。
疲れの澱はなくなったようだが、昼間の2時間が過ぎ去ってしまったことに、なんともいえない空しさが心に広がった。
思えば、昼寝をしたのは久しぶりのこと。
悔やむことはないかもしれない。
時には、ねこのように、昼間の眠りに落ち込むのも悪くはないだろう。
よく考えれば、風邪などをひかないように体が自衛したということ。
それに、眠いときに寝られるのは、なんとも幸せなことではないか。