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El Sol se Recuesta

バチルス・サブチリス・ナットーの日記

EnHANCE HEART plus

TOHOKU twilight EXPRESSWAY

2010-12-15 00:28:46 | 自然
TOHOKU twilight EXPRESSWAY


久しぶりに更新w

まぁ、気が向いたら更新するみたいな感じでまったり行きますんで、末永いお付き合いをお願いしますね。



なんだかカッコつけしぃなタイトルですが、東北自動車道下り線です。
撮影した区間は、蓮田SAから佐野藤岡SA間。

蓮田に着く前にあまりの睡魔に我慢できず、蓮田SAでしばしの仮眠をとった後、
本線に合流したころ、ちょうどいい感じの夕空が広がっていたので素材収集しておいたファイルが、
今回の動画になったわけです。

使った道具は SONY CX-170
夜間撮影に強く、アクティブ手ぶれ補正をONにすれば、まったくといっていいほど手ブレが無くなる
優れもの。
でもこれ、SONY HANDYCAMのラインアップの下級機種なので動画撮影時有効画素数(16:9)が
およそ310万画素という少なさ。
エンコードしない素のままで見れば、画像の荒さは目立たないんだけど、動画投稿サイトにUPするために
編集したり、規定のファイルサイズに収めるためにエンコードなどをすれば、やっぱ荒さが目立っちゃいます。
まぁ、やり方しだいで気にならない程度には作成できますけどね。

やっぱもともとの素材が高画質であればあるほど、作品としての出来上がりは比例して高画質になりますよ。

有効画素数が1000万画素を超える機種であれば、もっと綺麗な作品をUPできます。

ほかにCybershot DSC-HX5V というコンデジを持っています。
これは、有効画素数が1000万画素を超える機種なんですけど、ビデオカメラではないので
動画撮影に必要なメニューは、撮れればいいじゃん!くらいな最低限度しかありません。
一番必要なフォーカスロックが出来ないのが困りものですが、日中、十分な光量があれば
とても綺麗な作品を仕上げることが出来ます。
そちらについては、後日。

暫定開通されたので「玉梨スノーシェッド」に行ってきた

2010-10-19 01:06:44 | 自然
今年、5月24日に大沼郡金山町の国道400号線にあるスノーシェッド
「玉梨スノーシェッド」が落石により破損したため、通行止めの措置が採られた。
スノーシェッドの破損自体は3mほどの落石によるもので、完全にふさがれたというわけではなかったが、コレより上方斜面が崩落、崩落箇所および斜面中段には不安定な巨石が
残り、いつ新たな落石が起こっても不思議のない状態が続いていた。



そこで県は、2次被害を防ぐためにも急遽通行止めの措置を採り、壊れたスノーシェッドの補強と、崩落斜面の補強をおこなうこととなった。

しかし、この国道400号が通行止めになったことにより、大沼郡昭和村の交通は不便なものとなる。
昭和村を走る一般国道は、この400号と400号を横切るように走る401号、県道32号、県道346号の4ルートのみ。
このうち冬季通行止めとなるルートは、国道401号博士峠、新鳥居峠。
ライフラインでもある国道400号をいつまでも通行止めにしておくわけにはいかない。
冬ともなれば、昭和村から会津若松市まで大きく迂回をしなければならなくなるからだ。
もちろん県はそのようなことは重々承知で、9月下旬の通行確保を目指していたわけだ。

9月11日
暫定とはいえ、破損した区間を迂回するためのルートを確保、通行可能となった。

そこでさっそく、その迂回区間を撮影するべく、玉梨スノーシェッドまで足を伸ばしてみた。

現地に行って見ると、工事中の区間は以前通行できない状態であったが、
野尻川河川敷に敷かれた、工事用車両のために作られた路盤が、その代用ルートとなっていた。


この玉梨スノーシェッドを国道252号線側に出てすぐのところに、
「玉梨豆腐茶屋」という、豆腐専門店がある。
西会津の四方を山に囲まれたこの地域は、山からのおいしい水が絶えない地域。
そこでその清水を使い、豆腐を提供してくれている豆腐屋さんだ。


「玉梨豆腐茶屋全景」 道の先に玉梨スノーシェッドがある。

店構えは、奥会津地方特有の建物を改造した独特のつくり。
なかなか風情があって、よい感じだ。




店に入ると、店内中央にはこれでもか!というくらいの存在感を放つ巨木がある。
階段の構造物のようだ。

「玉梨豆腐茶屋店内」 写真右端に見えるのが、その巨木。
               ほかに数本、豆柱という多彩な種類の豆が詰った柱が立っていた。

茶屋なので、店内での食事もおk。
豆腐ドーナツ、豆腐アイスクリームなど、子供が喜ぶ一品はもちろん、
玉梨豆腐も食すことが出来る。

かつを節がはいっているお椀は、ふつうのご飯茶碗ほどの
大きさ。
豆腐の大きさが、お分かりいただけただろうか…。

たかが豆腐と侮ること無かれ。

口にいれると、スーパーで売られているような豆腐と違い、なんともクリーミーな食感。
にがり独特の苦味はまったく無く、まるでデザートを頂いているような味わい。
しかも、見た目だけでなく腹にどっしりとくるボリューム感もすばらしい。





今回はその模様を見て頂きたいと思います。↓

暫定開通されたので「玉梨スノーシェッド」に行ってきた

【福島の峠】♯17 御霊櫃峠

2010-10-17 01:28:16 | 自然
「御霊櫃峠」

ごれいびつ峠と呼ばれるこの峠は、郡山市多田野町と湖南町とを結ぶ峠。
冬期間は積雪のため通行止めとなる峠だが、毎年5月下旬から6月上旬にかけて、頂上一帯に
ツツジ・ドウダン・翁草・石楠花などの花が一面に咲き乱れることで有名。
また天気がいい日には、峠からは東に安積平野、西に猪苗代湖を望むことができ、郡山市の
観光スポットとして整備されている。

さて、そんな御霊櫃峠であるが、
歴史の表舞台にその名を記されたのが、「前九年の役」というから驚きだ。
平安時代の奥州一帯を巻き込んだこの戦役で、鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)が
賊徒を征敗し、郷土鎮護のため御霊の宮をこの地に建立したが、賊徒の怨霊のたたりでこの多田野に
五穀が実らなかった。
困った村人たちはこの御霊を山上の石櫃に鎮祭し祈願したところ、作物が実るようになり、人々は
平穏に暮らすことができるようになったという。
それ以来、この御石を御霊櫃と崇めるようになり、峠を御霊櫃峠と呼ぶようになったという。

現在でも峠の中腹に「櫃石」と呼ばれる巨石があり、御霊櫃林道から数メートル歩けば、
その姿を見ることができるので、一度は見ておいてもいいだろう。


ところでこの峠は、南に三森峠があり、山頂付近は登山道となっていて北の額取山から三森峠まで
「奥の細道遊歩道」となっているはずなのだが、三森峠方面への遊歩道は途中で消えているようだ。
以前は旧三森峠頂上と繋がっていたのだが、 旧三森峠が廃道となったので行けないらしい。
辿る人も少なかったので、廃道化されたのかもしれない。





御霊櫃峠頂上へは、乗用車でも行くことができるが、狭隘な幅員なため離合に難儀する。
しかも、思いのほか車の通行量も多いので慎重な運転をお勧めする。
そのときの模様を撮影してきたので、参考にされたし。↓


【福島の峠】♯17 御霊櫃峠

【福島の峠】♯16 諏訪峠 県道67号線

2010-10-15 21:59:08 | 自然
8月某日、郡山市湖南町中野から須賀川市守屋を結ぶ峠、
「諏訪峠」
を撮影してきました。


スタート地点はA地点、ゴール地点がBです。


冬期間は積雪のため通行止めになる峠なので、夏限定でしか通行することができない峠。
福島県道67号線でもあるこの峠は、「諏訪峠」という名称が歴史に現れたのは意外に古く、
天喜年中(1053~1057)のころと言われている。
源義家が安倍貞任(あべさだとう)・安任(やすとう)征討の時に、戦勝祈願して
峠に諏訪神社を勧請して祀ったのが由来だという。

これより南西に「勢至堂峠」があるが、この諏訪峠とともに猪苗代湖からの荷役交通の要所であったらしい。
会津藩御用達の荷役が白河街道を経て、猪苗代湖を利用した船便で現在の舟津に運ばれてくるのであるが、
冬期間ともなると、積雪の心配が出てくる。
とはいえ、雪が積もったからと言って商荷を止めるわけにはいかない。
実際、当時は雪崩や吹雪による遭難の心配は、現在の比ではなかったようだ。
当然である。
徒歩にて荷を運ぶか、せいぜい馬に運ばせるのが関の山であったからである。

となれば、積雪の少ない峠が有利となるのは必至で、諏訪峠はその点で有利であった。
現在の諏訪峠は、狭隘な幅員で通行量も少ないため、冬期間の除雪等の手入れは行われていない。
(狭隘なため、除雪車が入れないという理由か?)
であるから、どれほどの積雪量があるかは知る由もないが、
厳冬の勢至堂峠を考えれば、歴史的事実もうなづける。
このことにより、諏訪峠経由の荷回しは増え、荷扱いをめぐる路線争いというトラブルが度々あったそうだ。

明治になると会津藩の規制が解け、さらに諏訪峠の荷扱いは増えたそうだが、諏訪峠より北の三森峠が中通りへの
メインルートとして絞られ整備されてからは、その役割を終えたという。


歴史的考察はこのへんで・・・。

現在の諏訪峠は全線舗装化されていて、普通乗用車での通行は難なくできる。
しかしコレ、林道だった路線を舗装化しただけの路線なので、幅員は4mと狭い。
撮影時も2~3台の乗用車と離合しているが、どちらかが譲らねば離合すら困難な箇所ばかりで
ところどころに待避所があるといった具合。
タイミングよく待避所での離合になれば、これほど楽なことはないが、そうは行かないものだ…。

初めてこの峠を越えたときのことを、よく覚えている。
あれは、私が中学生のころ。
仲間3人で三森峠を目指していたのであるが、どこでどう間違ったのか、この諏訪峠に入り込んでしまった。
当時は全線砂利道で、峠に至るまでの時間はやたら長く、酷く疲れた記憶がある。
しかし、峠にたどり着いたとき切り通しから猪苗代湖が見えたときは達成感で一杯になったものだ。
現在は木が生い茂り、とても猪苗代湖を望むことはできないが、峠に達した時の満悦感はたどり着いた者でしか
味わえない。
話を中学生当時に戻すが、あの後猪苗代湖畔を巡りながら国道49号線で郡山に戻ったが、
中山峠で自転車の前輪がグニャグニャに歪んでいた。
諏訪峠でスポークが何本も折れたんだろう。
中山峠を勢いに任せてビュンビュン飛ばしていると、脇によってきたライダーに
「ほれ!今60km/h出てるぞ!」
とメーターを指差し話しかけてもらったのが、妙に嬉しかった。


そんなやんちゃなころの思い出を辿りながら撮影してきたのが、今回の動画。
ニコニコ動画版でどーぞ!


【福島の峠】♯16 諏訪峠 県道67号線


上海アリス幻樂団