お気楽サバイバー研究所

21世紀は人類が経験したことのない「過剰」の世紀である。現在の社会の常識は崩壊する。生き方が「お気楽」に変わるのだ。

(3)マーケティングの体系

2010年10月17日 | マーケティング
マーケティングをどう体系付けるかについては、普通にMBAを下敷きに考えて問題ないでしょう。

手許に、2003年と少し古いですが「【図解】わかる!MBAマーケティング」(グローバルタスクフォース㈱著、PHP研究所)という本がありますので、その目次を大まかに追ってみます。

1.イントロダクション
2.環境分析
3.セグメンテーションからポジショニングへ
4.最適マーケティングミックス
  ・製品戦略
  ・価格戦略
  ・チャネル戦略
  ・コミュニケーション戦略
5.戦略オプション
6.パターン別マーケティング事例
7.マーケティングの新潮流
となっています。

これでだいたいの基本的な、というか主流派の言うマーケティングの体系が見えてきますね。

で、これを見て考えさせられたのは、いったいこのブログのマーケティングがどうなっているのかです。
いったい誰に、どういう人に向けて書かれているのか、年齢、性別、職業などなど、的が絞れていませんねぇ。ターゲッティングが甘い。(笑)今日はちょっと反省して、その辺をお風呂の中で煮詰めたいと思います。駄目だよ風呂の中じゃ・・・。

目次だけ眺めていていたのですが、良いフレーズが入って来ました。
「マーケティングプロセスは計画的に」
マーケティングプロセスというのは、
1.環境分析 → 2.市場のセグメンテーション → 3.ターゲッティング → 4.ポジショニング → 5.マーケティングミックス
のことですね。

これらは順番に行いますが、上手く行かなければ、前のプロセスに戻ってやり直します。
市場のセグメンテーション一つ見ても、どういう切り口にするかは自由です。創造力を発揮しないといけません。一つのチャートに決めつけるのではなく、他のチャートが無いかと知恵を絞るのです。つまり、シートの穴埋めではまく、洞察(インサイト)こそがマーケティングには重要なんです。

マーケティングで重要なのは、単に教科書を覚えるのではなく、自分のものにすること。独自のパターンを持つこと。それを使い慣れること。そして現状に満足せず、たえず見直し、成長させること。必要があれば過去のパターンを破棄して新しいものに作り変えることですね。

まあ、こんなことはMBAでなくても、大学生であれば、あるいはサラリーマンをやっていれば、誰でも知っていることかもしれません。でも、それが出来る人は極めて少ないものと思われます。ハイ。