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もう一つの安愚楽牧場事件  「海江田万里氏への損害賠償請求訴訟」

2014-03-23 00:03:00 | 企業の不法行為

 安愚楽牧場による特定商品預託法違反事件では,1月9日,東京地裁で元社長三ケ尻久美子(69)被告に懲役2年10月(求刑懲役3年),元専務の大石被告に懲役2年4月 (同2年6月)の実刑判決が出ている。

 もう一つの裁判。安愚楽牧場の被害者らが,安愚楽牧場の商法を推奨・宣伝していた当時経済評論家であった海江田万里氏に対し,約6億2000万円の損害賠償請求を提起した裁判の成り行きも注目されるところである。

 

民事訴訟の経過

 

月  日 経過 内容
2013 2月18日 訴訟提起(訴状提出) 東京地裁: 民第6部係属
原告: 30名
請求額: 6億1150万1000円
2013 3月25日 午前10時20分 海江田訴訟期日(第1回)  原告側:①訴状陳述②原告男性意見陳述③弁護団意見陳述④求釈明申立書提出
被告海江田氏側:答弁書陳述
 
1回目のみ傍聴券交付事件

2013 5月13日 午後4時 進行協議期日=非公開 被告海江田氏側: 求釈明に対する回答書 提出
2013 5月27日 午前11時30分 海江田訴訟期日(第2回) 原告側: ①準備書面(1) 陳述 ②求釈明申立書陳述
被告海江田氏側: 求釈明に対する回答書 陳述
2013 8月19日 午前11時 海江田訴訟期日(第3回)  被告海江田氏側: 第1準備書面 陳述
2013 10月21日 午前11時 海江田訴訟期日(第4回) 原告側: 準備書面(2) 陳述
被告海江田側: 第2準備書面陳述=事実関係の認否にすぎないもの
2013 12月16日 午前11時 海江田訴訟期日(第5回) 原告側: 準備書面(3)提出
被告海江田側: 第3準備書面陳述
2014 2月3日 午前11時30分 海江田訴訟期日(第6回) 原告側: 準備書面(3)陳述
被告海江田側:第4準備書面陳述
2014 3月24日 午前11時 海江田訴訟期日(第7回) 被告海江田川側:反論予定
2014 6月2日 午前11時30分 海江田訴訟期日(第8回) 未定
2014 7月28日 午前11時30分 海江田訴訟期日(第9回) 未定

                 ※ http://agurahigai.a.la9.jp/kaeidasaiban.html  全国安愚楽牧場被害対策弁護団

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和牛詐欺 人を騙す犯罪はなぜなくならないのか
被害額4300億円、被害者7万人と、戦後最大規模の消費者被害事件となった安愚楽牧場事件。1990年代、そして2000年代後半に起こった「ふるさと 牧場事件」など、怪しい和牛預託商法が行われ、そして摘発されてきた歴史があるにもかかわらず、悲劇はまたもや繰り返されたのはなぜなのか?
  自他共に「詐欺専門記者」と認める共同通信社記者が、徹底取材で分析した「詐欺犯罪はなぜなくならないのか」
講談社

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