>>>安愚楽牧場が破産へ=民事再生手続き廃止―東京地裁
民事再生手続き中の安愚楽牧場(栃木県那須町)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は11月8日、同手続きを廃止する決定をした。破産手続きに移行する見通しで、同日、同社に対し財産の保全管理を命じ、管財人だった渡辺顕弁護士を保全管理人に選任した。
今月4日に管財人に選任された渡辺顕弁護士が同社の財産状況を調査し、「早期に牧場や牛を売却しなければ、資金がショートする可能性がある」と判断。「財産保全はおろか、大量の牛が餓死し、社会問題となりかねない」として、再生手続きの廃止を求める上申書を地裁に提出した。
渡辺顕弁護士によると約13万頭の牛にかかるエサ代は月約20億円。「破産手続きに移行すれば、牛の処分などをより迅速に進めることができる」としている。
同制度は、繁殖用の牛に投資を募り、子牛を買い取って配当する仕組み。同社は自社牧場や預託先牧場を全国展開し、会員は全国7万3千人超とされる。東京電力福島第1原発事故の影響で牛肉価格が下落するなどして経営が悪化し、民事再生法の適用を申請していた。民事再生手続きの申立書によると、負債総額は約4330億円に上る。
◇バックナンバー
- 東京地裁安愚楽牧場に管理命令
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