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“丸投げ”に市町村反発 給付金 与党合意 市長会長「無理」(産経新聞) - goo ニュース
自民、公明両党は12日、政府の追加経済対策の目玉である総額2兆円の生活支援定額給付金について、給付額を1人当たり1万2000円、18歳以下と65歳以上には8000円を加算することなどで正式合意した。懸案だった所得制限は給付窓口となる各自治体が実情に応じて有無を含めて判断し、制限する場合は所得1800万円(給与収入概算2074万円)を下限とすることを決めた。ただ、所得制限を自治体の判断に委ねたことに地方から反発が出ている。
合意では、名称は「定額給付金」。国は人口に応じた全額を市町村ごとに配分する。市町村は独自の交付要綱を作成し、所得制限の付け方や配分方法などを決める。所得制限を設定した場合、返還された給付金を関連事務経費に「充てることができる」とした。
与党合意を踏まえ、政府は総務省に設置された「生活支援定額給付金実施本部」が中心となり、年度内の支給実施に向けて市町村での具体的な支給方法など詰めの作業を急ぐ。
定額給付金は、麻生太郎首相が10月30日の記者会見で追加経済対策の目玉にあげたが、所得制限の是非をめぐり政府、与党内で意見が分かれ、首相の発言も揺れた。
全国市長会長の佐竹敬久秋田市長は12日の会見で、所得制限を自治体に委ねたことについて「勝手にやれと言ってもそれは事実上無理だ」と反発。また、大阪府の橋下徹知事も同日、定額給付金について「(事務を担う)市町村は大変だろう」と懸念を示した。
これは単純で極端な疑問です。
札幌市の人口は1,899,262人です。(2008年11月1日現在)
札幌市には10の区がありますから、単純に10で割ると約19万人。
区役所での給付金受付期間を仮に1ヶ月20日とすると、1日あたり9500人がそれぞれの窓口を訪れることになります。
もちろん、家族全員分を1人で手続きすることも可能でしょうから、実際の人数はその半分以下だとは思いますが、それでも約5千人が押し寄せる のです。
受付時間を10時間としても、1時間に500人。
7秒で1人以上 に対応しないと処理しきれないのです。
どうやって『給付』するのでしょう???
これは本当に極端な話しです。
その給付方法だけでなく最初から使途も地方に一任し、例えば全額看護や介護 や教育の充実へ…なんてことも可能ならおもしろいかもしれませんが。
札幌市の場合は規模が大きすぎて無理かもしれないけど、例えば給付を18歳以下と65歳以上に制限し、残りを住民税減税にまわすとかなら可能でしょうか。
日経さん春秋、13日。
先ごろ96歳の天寿を全うした米国の作家スタッズ・ターケルはインタビューの天才だった。「いわゆる、おしゃべり」をするだけで相手は「痛みや夢を閉じ込めてあった水門を次第に開けていく」。そんなふうに自著に書いている。
▼115の職業に就く計133人から聞き書きした記念碑的作品「仕事!」を、訃報を機に読み返すうち、ある市役所の「計画担当官」の話に目が止まった。「私はワシントンの官僚たちを嫌悪してます。それが適用される地域へ一度も行かないで規則を定めてしまうような連中ですよ。お役所仕事っていうやつ」
▼すったもんだの揚げ句定額給付金なる景気対策は「高額所得者にも渡すかどうか、窓口の市町村に任せる」で与党が合意した。総務省に置いた実施本部がこれから市町村に色々指示を出すことになるが、米国の片隅で市役所職員がターケルに訴えた「中央への嫌悪感」が、今日の日本で噴き出しそうな予感もある。
▼では、趣旨も効果もあやふやなこんな政策を考えたりする政治家という職業の「痛みや夢」はどんなものか。残念ながら「仕事!」には載っていない。「この人たちの姿勢は自己陶酔以外のなにものでもない」ので除外したそうだ。付け加えると、ターケルは「この人たち」にジャーナリストも含めている。痛っ!
『嫌悪感』ならまだましかも。
『あきらめ』とか『無気力』とかそんな感じになってる気がします。
お役所仕事、といってしまっては、地方のお役所が気の毒で申し訳なくなるような、そんな気がする次第です。
朝日さん天声人語、13日。
政治が思い描く人間像は、古くから、あまり美しいものではないと相場が決まっているそうだ。だから近代の政治学はおおむね「人間性悪説」の上に築かれてきたのだという▼たとえばイタリアの政治思想家マキャベリは民衆について、「利益を与えれば味方をするが、いざ犠牲を捧(ささ)げる段になると、たちまち尻をまくって逃げ出す」と辛辣(しんらつ)に述べている。そうしたことを昔、政治学者丸山真男の著書に教わった▼だが、本紙世論調査の結果は、マキャベリ先生の人間観と少々違ったようだ。定額給付金を「不要な政策」と思う人は63%に上っていた。逆に、消費税引き上げの考えを表明した首相を評価する人は、しない人をわずかだが上回った▼お金がほしいのはやまやまだが、目先のバラマキより本当の安心がほしい。そんな民意を数字に見るのは早計だろうか。選挙目当ても見え透いている。〈全員に配れば買収にはならぬ〉と朝日川柳にあった。「座布団一枚!」の声が掛かりそうである▼それにしても政府の迷走ぶりには目を覆う。難題だった所得制限は結局、窓口になる市町村の判断に丸投げをした。カネは出すから「良きに計らえ」とは、責任逃れもはなはだしい。政治の貧困、ここに極まった光景だ▼英国の哲学者で、政治家でもあったベーコンは〈金銭は肥料のようなもので、ばらまかなければ役に立たない〉と国を治める勘所を語った。だが今回、その肥料から何が育つのだろう。2兆円もの巨額である。何も生えない愚策では、ベーコン先生に顔向けできない。
この厳しい状況でお金が欲しくない人なんかいません。それは事実なのです。
それでも、不要だと答えてしまう理由が、選挙に向けてのご機嫌取り人気取りが透けて見えるからだけではないはずです。
まだ日本人考える力は残ってるかも、とちょっと思ったりします。
産経さん産経抄、13日。
交通事故遺児の進学を支援してきた玉井義臣さんが、昭和53(1978)年に、「教育里親制度」を立ち上げたものの、まったく反響がない。途方に暮れた玉井さん、ふと子供のころ、姉が読んでくれた本を思いだす。翌年、その題名を借用して「『あしながおじさん』募集」と発表したら、事務所の電話が鳴りやまなくなった。
▼政府・与党が打ち出す追加経済対策の目玉の名称は、結局「定額給付金」に落ち着いた。給付金というと、「お上が恵んでやる響きがある」などと、反対意見もあったらしい。確かに名前は大事だが、給付金が世論調査で、“意外な”不人気にあえぐ理由はほかにある。
▼もともと「全世帯一律支給」のはずが、「所得制限」にぶれ、結局、窓口となる市町村への「丸投げ」に行き着いた。景気対策なのか、弱者の救済なのか、はっきりしない。多くの人が、そんな政府のやり方に「うさんくささ」を感じているからだ。
▼ 「辞退」の自由もあるというが、そもそも高額所得者に限る必要はない。玉井さんの呼びかけに応じた人たちのほとんどが、物語の「あしながおじさん」のような富豪ではなかった。生活を切りつめ、年金を削って、あるいは自分が上級学校に行けなかった代わりに、と送金してくれた主婦や、お年寄り、商店主たちだったという。
▼政府案によれば、辞退によって生まれた「剰余金」は、市町村に使い道が任される。となれば、高額所得者でなくても、郷土のために、一肌脱ごうとする、有徳の士も出てくるはずだ。
▼いっそのこと、辞退者にバッジを配ってはどうだろう。共同募金の季節になると、赤い羽根を胸に着けないではいられない政治家のみなさんは、喜んで辞退するに違いない。
『辞退ノススメ』です。
剰余金のことを強調すると公務員(や関係団体職員)は一人残らず辞退ってことになりそうです。
裕福な自治体の皆様はいいでしょうけど…。
ただでさえうさんくさい日本という国。
いまさらひとつやふたつ胡散臭さが増えてもたいしたことない、とか思っちゃいます 。
景気対策であれ弱者救済であれこの程度の策しか考え付かない政治家しか選べない自分たちが情けなくもなったり。
毎日さん余禄、12日。
人間が一番いいかげんな金の使い方をするのは他人の金を他人のために使う時だ--そう指摘したのは先年亡くなったノーベル賞受賞経済学者のM・フリードマンである。昨今はとかく評判の悪い市場競争万能の経済思想の大御所だが、この指摘は鋭い▲自分の金を自分のために使う人は節約と効率の双方を心がける。自分の金を他人に使う時は効率に関心が薄くなる。他人の金を自分のために使う際はあまり節約しない。他人の金を他人のために使う人は節約も効率も考えないというわけだ▲他人の金を他人のために使うのは役人だ。フリードマンは「大きな政府」のムダを突き、80年代からの市場競争重視の政策潮流をリードした。だが時代はひと巡りし、その市場の暴走が招いた経済危機への政府の対応が問われる今日である▲当然ながら政府の金の使い方にいやでも注目が集まるところに飛び出たのが、麻生政権の2兆円給付金だ。だが「全世帯給付」「所得制限すべきだ」「窓口は対応不能」「金持ちは辞退しろ」などすったもんだするうちに、6割がそんな政策は「不要」という世論調査結果まで出た▲結局きょうにも固まりそうなのは、所得制限を設けずに高額所得者には受け取り辞退を促すという前代未聞の「制度」である。支給の際の混乱も懸念されて当然だ。どだい他人の金をばらまく政策に、効率や節約の真剣な検討は無縁だった▲「政府よりは上手に使ってやる」と支給を待つ方も多かろうが、巨額の給付費用も国民払いだ。市場が失敗したからといって、その分政府が賢くなるわけでもないらしい。天国のノーベル賞学者の高笑いが聞こえそうで情けない。
このコラムが今回の一番のお気に入り。
国民の税金を使うことを『他人の金をばら撒く』と表現してます。これまで過去にいったい何度似たような表現を目にしてきたことでしょう。
さっぱり賢くなってません。
節約や効率は、サンキュ!とかそういう類の雑誌で勉強しろって話しですよ…
道新さん卓上四季、11日。
〈ぽっぽっぽハトぽっぽ〉と、耳のあたりで童謡が響く。〈豆がほしいかそらやるぞ〉。とはいえハトもいろいろだ。中には満腹なのもいるだろう。食べたくなければ、それでもかまわない▼景気対策として二兆円の給付金が打ち出されている。きのう麻生首相が、高額所得者は自発的に辞退するのが望ましい、とする考えを示した。「基本的に貧しい人にいくのがいい。必要がないなら、取りにいかなくて結構だ」と述べている▼空腹の方はどうぞ食べてください、いわばハトぽっぽ方式だ。童謡なら〈みんなで仲良く食べに来い〉と続くが、こちらは豆をまきながら自発的な辞退を求める。だがはっきり線を引かないと不公平にならないか。所得が少なくても遠慮する人や、その逆も出そうである▼与謝野・経済財政担当相は「辞退というのは制度ではない、あり得ない」とこの方式を否定していた。麻生首相は、明確な所得制限を導入しては時間がかかる、と懸念したようだ。この問題では閣内の不一致が目立つ▼首相は最初に「全世帯で実施する」と言った。ばらまきになるからと、高額所得者を除くよう求める声が閣僚から相次いだ。首相はその方向に傾いたが、全世帯方式への支持もある▼景気対策は発表からずいぶんたつが、はっきりしない点が多い。首相の指導力への陰りが、早くもこの迷走劇に表れたのは間違いないだろう。
空腹でも取りにいけない人もいますよね…。本当に必要な人にちゃんとあたるのかどうか。
援助、支援が届きにくい人のことを考えるのは票になりにくいと思われます。住民票のある自治体に住んでいない人は選挙権はあってないようなものでしょうから。当然どんどん後回し、いつの間にか切り捨てられていきます。
だいたい世の中なんて不公平なもの。いまさら強調する必要はありません。
でも、不思議なもので、一律とかいう文字を見ちゃうと、公平に扱われる気になっちゃう。
せめて少しは納得できる『不公平』であってほしいのです。
完璧な制度なんてあるわけもないけど、この2兆円の使い道が少しでも国民の期待に近づくような議論を今からでもお願いしたいです。
そのほうが今年度の給付を目指して焦って実施するよりも選挙の対策にも景気の対策にもなるはずです。
“丸投げ”に市町村反発 給付金 与党合意 市長会長「無理」(産経新聞) - goo ニュース
自民、公明両党は12日、政府の追加経済対策の目玉である総額2兆円の生活支援定額給付金について、給付額を1人当たり1万2000円、18歳以下と65歳以上には8000円を加算することなどで正式合意した。懸案だった所得制限は給付窓口となる各自治体が実情に応じて有無を含めて判断し、制限する場合は所得1800万円(給与収入概算2074万円)を下限とすることを決めた。ただ、所得制限を自治体の判断に委ねたことに地方から反発が出ている。
合意では、名称は「定額給付金」。国は人口に応じた全額を市町村ごとに配分する。市町村は独自の交付要綱を作成し、所得制限の付け方や配分方法などを決める。所得制限を設定した場合、返還された給付金を関連事務経費に「充てることができる」とした。
与党合意を踏まえ、政府は総務省に設置された「生活支援定額給付金実施本部」が中心となり、年度内の支給実施に向けて市町村での具体的な支給方法など詰めの作業を急ぐ。
定額給付金は、麻生太郎首相が10月30日の記者会見で追加経済対策の目玉にあげたが、所得制限の是非をめぐり政府、与党内で意見が分かれ、首相の発言も揺れた。
全国市長会長の佐竹敬久秋田市長は12日の会見で、所得制限を自治体に委ねたことについて「勝手にやれと言ってもそれは事実上無理だ」と反発。また、大阪府の橋下徹知事も同日、定額給付金について「(事務を担う)市町村は大変だろう」と懸念を示した。
これは単純で極端な疑問です。
札幌市の人口は1,899,262人です。(2008年11月1日現在)
札幌市には10の区がありますから、単純に10で割ると約19万人。
区役所での給付金受付期間を仮に1ヶ月20日とすると、1日あたり9500人がそれぞれの窓口を訪れることになります。
もちろん、家族全員分を1人で手続きすることも可能でしょうから、実際の人数はその半分以下だとは思いますが、それでも約5千人が押し寄せる のです。
受付時間を10時間としても、1時間に500人。
7秒で1人以上 に対応しないと処理しきれないのです。
どうやって『給付』するのでしょう???
これは本当に極端な話しです。
その給付方法だけでなく最初から使途も地方に一任し、例えば全額看護や介護 や教育の充実へ…なんてことも可能ならおもしろいかもしれませんが。
札幌市の場合は規模が大きすぎて無理かもしれないけど、例えば給付を18歳以下と65歳以上に制限し、残りを住民税減税にまわすとかなら可能でしょうか。
日経さん春秋、13日。
先ごろ96歳の天寿を全うした米国の作家スタッズ・ターケルはインタビューの天才だった。「いわゆる、おしゃべり」をするだけで相手は「痛みや夢を閉じ込めてあった水門を次第に開けていく」。そんなふうに自著に書いている。
▼115の職業に就く計133人から聞き書きした記念碑的作品「仕事!」を、訃報を機に読み返すうち、ある市役所の「計画担当官」の話に目が止まった。「私はワシントンの官僚たちを嫌悪してます。それが適用される地域へ一度も行かないで規則を定めてしまうような連中ですよ。お役所仕事っていうやつ」
▼すったもんだの揚げ句定額給付金なる景気対策は「高額所得者にも渡すかどうか、窓口の市町村に任せる」で与党が合意した。総務省に置いた実施本部がこれから市町村に色々指示を出すことになるが、米国の片隅で市役所職員がターケルに訴えた「中央への嫌悪感」が、今日の日本で噴き出しそうな予感もある。
▼では、趣旨も効果もあやふやなこんな政策を考えたりする政治家という職業の「痛みや夢」はどんなものか。残念ながら「仕事!」には載っていない。「この人たちの姿勢は自己陶酔以外のなにものでもない」ので除外したそうだ。付け加えると、ターケルは「この人たち」にジャーナリストも含めている。痛っ!
『嫌悪感』ならまだましかも。
『あきらめ』とか『無気力』とかそんな感じになってる気がします。
お役所仕事、といってしまっては、地方のお役所が気の毒で申し訳なくなるような、そんな気がする次第です。
朝日さん天声人語、13日。
政治が思い描く人間像は、古くから、あまり美しいものではないと相場が決まっているそうだ。だから近代の政治学はおおむね「人間性悪説」の上に築かれてきたのだという▼たとえばイタリアの政治思想家マキャベリは民衆について、「利益を与えれば味方をするが、いざ犠牲を捧(ささ)げる段になると、たちまち尻をまくって逃げ出す」と辛辣(しんらつ)に述べている。そうしたことを昔、政治学者丸山真男の著書に教わった▼だが、本紙世論調査の結果は、マキャベリ先生の人間観と少々違ったようだ。定額給付金を「不要な政策」と思う人は63%に上っていた。逆に、消費税引き上げの考えを表明した首相を評価する人は、しない人をわずかだが上回った▼お金がほしいのはやまやまだが、目先のバラマキより本当の安心がほしい。そんな民意を数字に見るのは早計だろうか。選挙目当ても見え透いている。〈全員に配れば買収にはならぬ〉と朝日川柳にあった。「座布団一枚!」の声が掛かりそうである▼それにしても政府の迷走ぶりには目を覆う。難題だった所得制限は結局、窓口になる市町村の判断に丸投げをした。カネは出すから「良きに計らえ」とは、責任逃れもはなはだしい。政治の貧困、ここに極まった光景だ▼英国の哲学者で、政治家でもあったベーコンは〈金銭は肥料のようなもので、ばらまかなければ役に立たない〉と国を治める勘所を語った。だが今回、その肥料から何が育つのだろう。2兆円もの巨額である。何も生えない愚策では、ベーコン先生に顔向けできない。
この厳しい状況でお金が欲しくない人なんかいません。それは事実なのです。
それでも、不要だと答えてしまう理由が、選挙に向けてのご機嫌取り人気取りが透けて見えるからだけではないはずです。
まだ日本人考える力は残ってるかも、とちょっと思ったりします。
産経さん産経抄、13日。
交通事故遺児の進学を支援してきた玉井義臣さんが、昭和53(1978)年に、「教育里親制度」を立ち上げたものの、まったく反響がない。途方に暮れた玉井さん、ふと子供のころ、姉が読んでくれた本を思いだす。翌年、その題名を借用して「『あしながおじさん』募集」と発表したら、事務所の電話が鳴りやまなくなった。
▼政府・与党が打ち出す追加経済対策の目玉の名称は、結局「定額給付金」に落ち着いた。給付金というと、「お上が恵んでやる響きがある」などと、反対意見もあったらしい。確かに名前は大事だが、給付金が世論調査で、“意外な”不人気にあえぐ理由はほかにある。
▼もともと「全世帯一律支給」のはずが、「所得制限」にぶれ、結局、窓口となる市町村への「丸投げ」に行き着いた。景気対策なのか、弱者の救済なのか、はっきりしない。多くの人が、そんな政府のやり方に「うさんくささ」を感じているからだ。
▼ 「辞退」の自由もあるというが、そもそも高額所得者に限る必要はない。玉井さんの呼びかけに応じた人たちのほとんどが、物語の「あしながおじさん」のような富豪ではなかった。生活を切りつめ、年金を削って、あるいは自分が上級学校に行けなかった代わりに、と送金してくれた主婦や、お年寄り、商店主たちだったという。
▼政府案によれば、辞退によって生まれた「剰余金」は、市町村に使い道が任される。となれば、高額所得者でなくても、郷土のために、一肌脱ごうとする、有徳の士も出てくるはずだ。
▼いっそのこと、辞退者にバッジを配ってはどうだろう。共同募金の季節になると、赤い羽根を胸に着けないではいられない政治家のみなさんは、喜んで辞退するに違いない。
『辞退ノススメ』です。
剰余金のことを強調すると公務員(や関係団体職員)は一人残らず辞退ってことになりそうです。
裕福な自治体の皆様はいいでしょうけど…。
ただでさえうさんくさい日本という国。
いまさらひとつやふたつ胡散臭さが増えてもたいしたことない、とか思っちゃいます 。
景気対策であれ弱者救済であれこの程度の策しか考え付かない政治家しか選べない自分たちが情けなくもなったり。
毎日さん余禄、12日。
人間が一番いいかげんな金の使い方をするのは他人の金を他人のために使う時だ--そう指摘したのは先年亡くなったノーベル賞受賞経済学者のM・フリードマンである。昨今はとかく評判の悪い市場競争万能の経済思想の大御所だが、この指摘は鋭い▲自分の金を自分のために使う人は節約と効率の双方を心がける。自分の金を他人に使う時は効率に関心が薄くなる。他人の金を自分のために使う際はあまり節約しない。他人の金を他人のために使う人は節約も効率も考えないというわけだ▲他人の金を他人のために使うのは役人だ。フリードマンは「大きな政府」のムダを突き、80年代からの市場競争重視の政策潮流をリードした。だが時代はひと巡りし、その市場の暴走が招いた経済危機への政府の対応が問われる今日である▲当然ながら政府の金の使い方にいやでも注目が集まるところに飛び出たのが、麻生政権の2兆円給付金だ。だが「全世帯給付」「所得制限すべきだ」「窓口は対応不能」「金持ちは辞退しろ」などすったもんだするうちに、6割がそんな政策は「不要」という世論調査結果まで出た▲結局きょうにも固まりそうなのは、所得制限を設けずに高額所得者には受け取り辞退を促すという前代未聞の「制度」である。支給の際の混乱も懸念されて当然だ。どだい他人の金をばらまく政策に、効率や節約の真剣な検討は無縁だった▲「政府よりは上手に使ってやる」と支給を待つ方も多かろうが、巨額の給付費用も国民払いだ。市場が失敗したからといって、その分政府が賢くなるわけでもないらしい。天国のノーベル賞学者の高笑いが聞こえそうで情けない。
このコラムが今回の一番のお気に入り。
国民の税金を使うことを『他人の金をばら撒く』と表現してます。これまで過去にいったい何度似たような表現を目にしてきたことでしょう。
さっぱり賢くなってません。
節約や効率は、サンキュ!とかそういう類の雑誌で勉強しろって話しですよ…
道新さん卓上四季、11日。
〈ぽっぽっぽハトぽっぽ〉と、耳のあたりで童謡が響く。〈豆がほしいかそらやるぞ〉。とはいえハトもいろいろだ。中には満腹なのもいるだろう。食べたくなければ、それでもかまわない▼景気対策として二兆円の給付金が打ち出されている。きのう麻生首相が、高額所得者は自発的に辞退するのが望ましい、とする考えを示した。「基本的に貧しい人にいくのがいい。必要がないなら、取りにいかなくて結構だ」と述べている▼空腹の方はどうぞ食べてください、いわばハトぽっぽ方式だ。童謡なら〈みんなで仲良く食べに来い〉と続くが、こちらは豆をまきながら自発的な辞退を求める。だがはっきり線を引かないと不公平にならないか。所得が少なくても遠慮する人や、その逆も出そうである▼与謝野・経済財政担当相は「辞退というのは制度ではない、あり得ない」とこの方式を否定していた。麻生首相は、明確な所得制限を導入しては時間がかかる、と懸念したようだ。この問題では閣内の不一致が目立つ▼首相は最初に「全世帯で実施する」と言った。ばらまきになるからと、高額所得者を除くよう求める声が閣僚から相次いだ。首相はその方向に傾いたが、全世帯方式への支持もある▼景気対策は発表からずいぶんたつが、はっきりしない点が多い。首相の指導力への陰りが、早くもこの迷走劇に表れたのは間違いないだろう。
空腹でも取りにいけない人もいますよね…。本当に必要な人にちゃんとあたるのかどうか。
援助、支援が届きにくい人のことを考えるのは票になりにくいと思われます。住民票のある自治体に住んでいない人は選挙権はあってないようなものでしょうから。当然どんどん後回し、いつの間にか切り捨てられていきます。
だいたい世の中なんて不公平なもの。いまさら強調する必要はありません。
でも、不思議なもので、一律とかいう文字を見ちゃうと、公平に扱われる気になっちゃう。
せめて少しは納得できる『不公平』であってほしいのです。
完璧な制度なんてあるわけもないけど、この2兆円の使い道が少しでも国民の期待に近づくような議論を今からでもお願いしたいです。
そのほうが今年度の給付を目指して焦って実施するよりも選挙の対策にも景気の対策にもなるはずです。
新しい会長様はどうしてもどうしても変更したいみたいです。
J秋春制移行へ「札幌ドームは人工芝OK」(サッカー) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
日本サッカー協会の北海道地域訪問会議が9日、札幌市内のホテルで開かれ、同協会の犬飼基昭会長(66)は自らが提唱する2010年からのJリーグの秋春シーズン制への移行問題に関し、降雪地対策として人工芝のピッチを認めることや練習場に屋根を設置する際に金銭的援助をする私案を示した。
この日の会議でも、犬飼会長は「サッカーはもともとが冬のスポーツ。興行価値を高めるためには寒い時季に試合をするのが一番」と、欧州同様の秋春制への変更を強調した。この背景には春開幕、年内閉幕の現行日程が日本代表の活動の障害になっていることがある。近年はオフの1、2月にW杯予選などアジアの国際試合が増加。リーグ戦で疲弊したまま、試合に臨む現状があった。
ただ秋春制への移行には降雪地のクラブが猛反発。コンサドーレ札幌を運営する北海道フットボールクラブ(HFC)の矢萩竹美社長(58)もこの日、Jユースカップを視察した札幌ドームで「現実的に無理。北海道だけでなく、寒冷地共通の問題」とあらためて反対の立場を唱えた。
その中、犬飼会長は「札幌ドームで人工芝の使用を認めればいい」と、ピッチは天然芝でなければならないと定めている現行のJリーグ規約を変更する発言。続いて「練習場に屋根をつければいい。(財源として)totoの助成金を優先的に回すことも検討している」と話した。その上で、犬飼会長は秋春制にした場合に7、8月に涼しい道内で合宿を行うJチームが増加し、経済効果が見込めるとした。さらには2010年からの導入についても「そう言わないと取り組みが具体的にならないからであって、時期にこだわりはない」と柔軟な姿勢も示した。
北海道サッカー協会の出口明副会長(66)は「合宿はメリットと考えていない。サポーターが満足するのがメリット」と慎重論を展開。その一方で「人工芝も進化しているし、前向きなとらえ方をしていきたい」と話した。
日本代表が強くなるためには、降雪地のチームがどうなってもいいとそういうことのようです。
練習場に屋根つけるとか、札幌の冬はそんなレベルじゃありません。
氷点下の人工芝の上でどうやって練習するのか、お手本を見せていただきたいものです。
Mr.ピッチくんの意見も聞いてみたいです。
学校の校庭を天然芝にしようってのに、プロの試合は人工芝でなんてどこかずれてます。
もともと冬のスポーツであろうことは否定しません。
札幌に関していえばそうではないけれど、真夏が試合に適さないだろうことも想像つきます。夏季の連戦が選手に与える疲労も考慮しなければならない問題に違いありません。
だから、降雪期に降雪地のクラブに起こり得る問題について、的確な解決策を示していただけるのであれば、札幌も反対する理由はないはずです。もちろん金銭の負担も含みます。
よろしくご検討ください。
そして、会長様は具体案を検討し始めました。
「7月下旬開幕・5月下旬シーズン終了」をシミュレーション:Jリーグ:サッカー:スポーツ報知
日本サッカー協会・犬飼基昭会長(66)が提唱するJリーグのシーズン移行問題に関連して、日本協会・Jリーグ将来構想委員会が「7月下旬開幕・5月下旬シーズン終了」をシミュレーションしていることが10日、分かった。「秋―春制」は実質「夏―春制」として、各クラブの社長クラスが出席する実行委員会(J1・11日、J2・12日)で議論が本格化される。
7月下旬―5月下旬シーズンとなると、現在の「3月上旬開幕・12月上旬閉幕」より期間は約1か月長くなる。関係者によると、その大きな理由は2つ。観客動員が期待できる夏休みの開催と、日本代表の活動期間確保のためという。日本協会では10―11年シーズンからの移行を目標に各クラブに理解を求めていく。
札幌は一番いい時期に試合がないことになります
それはともかく。
結局、暑い夏も寒い冬も試合があることになります。
日程の雰囲気も意外と変わらないのではと想像します。
ナビスコ杯の日程は動かそうと思えばなんとかなるかもしれませんが、天皇杯は難しいでしょうから、その結果やっぱりナビスコ杯も動かせないのでは…と思うのです。
そうなると平日開催分は結局どちらも開催のない時期、つまり今と同じ7-8月、そして1ヶ月長い分はたぶん1月にウインターブレイクを入れるためでしょうから、残る2月に入れるしかないのではないかと予想します。
2月の平日夜…札幌は絶対開催ないでしょう。どのくらい寒いのか、内地の状況はよくわかりませんが…。
観客としては、より苛酷なんですが、選手としてはどうなんでしょうか。
秋春制というよりは、夏春制…な気がしますけど、それはとりあえず考えないことにします。
現在、会長様はお怒りです。
主力温存の大分、千葉を聴取せず処分も - サッカーニュース : nikkansports.com
サッカー天皇杯4回戦で主力選手を温存して敗退したとされた大分と千葉が11日、日本協会から一方的に処分を受ける可能性が出てきた。この日、都内で行われたJ1クラブの代表取締役が集まる実行委員会に、同協会の田嶋専務理事が出席。「天皇杯もベストメンバーで臨んで欲しい」と一方的に通達したが、両クラブへの処分内容など具体的なことは示さなかった。
協会側は今回の問題について10日、犬飼基昭会長(66)が「権威ある大会に全力で臨むは当たり前。来年は県予選1回戦から戦うなど、制裁する」と、処分を明言した。具体的な規定がないため、Jリーグでも「ベストメンバー」の解釈を議論する必要もあったが、協会側は「(リーグ運営等を協議する)実行委員会の議題ではない」と話し合いはなし。大分と千葉から事情聴取もないまま、14日の日本協会理事会で「厳罰」を下す、異例の事態となることも考えられる。
実行委員会に出席した大分の溝畑社長が「特に今日は(処分について)まったく出なかった。具体的な話がクラブに来ていないのでコメントできない」と話せば、千葉の三木社長も「ノーコメントしか言えない」と口を閉ざした。Jリーグの鬼武チェアマンが「今日は、昨年から天皇杯は(最強布陣で臨むと)約束したじゃないですか、とこちらから話しただけ」というように、協会内部または、協会とJリーグ間で意思統一が図れていなかった。一方的な処分となれば、クラブや選手はもちろん、サポーターの反発も必至。このままでは問題解決への貴重な機会を逃してしまいかねない。
『ベストメンバー』の意味が千葉、大分の監督(クラブ)と会長様とでは乖離があるものと想像します。
が、会長様がベストと思うメンバーで出場しなければ制裁されると、そういうことであれば、全クラブに前もって教えていただきたいものです。
その制裁金を相手チームに渡すとかであれば1サポーターとして大いに賛成しますのでご検討ください。
会長様の行動力は高く評価します。
もうちょっと違う方向でもいいかなと思ったり思わなかったりしますけど。
J秋春制移行へ「札幌ドームは人工芝OK」(サッカー) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
日本サッカー協会の北海道地域訪問会議が9日、札幌市内のホテルで開かれ、同協会の犬飼基昭会長(66)は自らが提唱する2010年からのJリーグの秋春シーズン制への移行問題に関し、降雪地対策として人工芝のピッチを認めることや練習場に屋根を設置する際に金銭的援助をする私案を示した。
この日の会議でも、犬飼会長は「サッカーはもともとが冬のスポーツ。興行価値を高めるためには寒い時季に試合をするのが一番」と、欧州同様の秋春制への変更を強調した。この背景には春開幕、年内閉幕の現行日程が日本代表の活動の障害になっていることがある。近年はオフの1、2月にW杯予選などアジアの国際試合が増加。リーグ戦で疲弊したまま、試合に臨む現状があった。
ただ秋春制への移行には降雪地のクラブが猛反発。コンサドーレ札幌を運営する北海道フットボールクラブ(HFC)の矢萩竹美社長(58)もこの日、Jユースカップを視察した札幌ドームで「現実的に無理。北海道だけでなく、寒冷地共通の問題」とあらためて反対の立場を唱えた。
その中、犬飼会長は「札幌ドームで人工芝の使用を認めればいい」と、ピッチは天然芝でなければならないと定めている現行のJリーグ規約を変更する発言。続いて「練習場に屋根をつければいい。(財源として)totoの助成金を優先的に回すことも検討している」と話した。その上で、犬飼会長は秋春制にした場合に7、8月に涼しい道内で合宿を行うJチームが増加し、経済効果が見込めるとした。さらには2010年からの導入についても「そう言わないと取り組みが具体的にならないからであって、時期にこだわりはない」と柔軟な姿勢も示した。
北海道サッカー協会の出口明副会長(66)は「合宿はメリットと考えていない。サポーターが満足するのがメリット」と慎重論を展開。その一方で「人工芝も進化しているし、前向きなとらえ方をしていきたい」と話した。
日本代表が強くなるためには、降雪地のチームがどうなってもいいとそういうことのようです。
練習場に屋根つけるとか、札幌の冬はそんなレベルじゃありません。
氷点下の人工芝の上でどうやって練習するのか、お手本を見せていただきたいものです。
Mr.ピッチくんの意見も聞いてみたいです。
学校の校庭を天然芝にしようってのに、プロの試合は人工芝でなんてどこかずれてます。
もともと冬のスポーツであろうことは否定しません。
札幌に関していえばそうではないけれど、真夏が試合に適さないだろうことも想像つきます。夏季の連戦が選手に与える疲労も考慮しなければならない問題に違いありません。
だから、降雪期に降雪地のクラブに起こり得る問題について、的確な解決策を示していただけるのであれば、札幌も反対する理由はないはずです。もちろん金銭の負担も含みます。
よろしくご検討ください。
そして、会長様は具体案を検討し始めました。
「7月下旬開幕・5月下旬シーズン終了」をシミュレーション:Jリーグ:サッカー:スポーツ報知
日本サッカー協会・犬飼基昭会長(66)が提唱するJリーグのシーズン移行問題に関連して、日本協会・Jリーグ将来構想委員会が「7月下旬開幕・5月下旬シーズン終了」をシミュレーションしていることが10日、分かった。「秋―春制」は実質「夏―春制」として、各クラブの社長クラスが出席する実行委員会(J1・11日、J2・12日)で議論が本格化される。
7月下旬―5月下旬シーズンとなると、現在の「3月上旬開幕・12月上旬閉幕」より期間は約1か月長くなる。関係者によると、その大きな理由は2つ。観客動員が期待できる夏休みの開催と、日本代表の活動期間確保のためという。日本協会では10―11年シーズンからの移行を目標に各クラブに理解を求めていく。
札幌は一番いい時期に試合がないことになります
それはともかく。
結局、暑い夏も寒い冬も試合があることになります。
日程の雰囲気も意外と変わらないのではと想像します。
ナビスコ杯の日程は動かそうと思えばなんとかなるかもしれませんが、天皇杯は難しいでしょうから、その結果やっぱりナビスコ杯も動かせないのでは…と思うのです。
そうなると平日開催分は結局どちらも開催のない時期、つまり今と同じ7-8月、そして1ヶ月長い分はたぶん1月にウインターブレイクを入れるためでしょうから、残る2月に入れるしかないのではないかと予想します。
2月の平日夜…札幌は絶対開催ないでしょう。どのくらい寒いのか、内地の状況はよくわかりませんが…。
観客としては、より苛酷なんですが、選手としてはどうなんでしょうか。
秋春制というよりは、夏春制…な気がしますけど、それはとりあえず考えないことにします。
現在、会長様はお怒りです。
主力温存の大分、千葉を聴取せず処分も - サッカーニュース : nikkansports.com
サッカー天皇杯4回戦で主力選手を温存して敗退したとされた大分と千葉が11日、日本協会から一方的に処分を受ける可能性が出てきた。この日、都内で行われたJ1クラブの代表取締役が集まる実行委員会に、同協会の田嶋専務理事が出席。「天皇杯もベストメンバーで臨んで欲しい」と一方的に通達したが、両クラブへの処分内容など具体的なことは示さなかった。
協会側は今回の問題について10日、犬飼基昭会長(66)が「権威ある大会に全力で臨むは当たり前。来年は県予選1回戦から戦うなど、制裁する」と、処分を明言した。具体的な規定がないため、Jリーグでも「ベストメンバー」の解釈を議論する必要もあったが、協会側は「(リーグ運営等を協議する)実行委員会の議題ではない」と話し合いはなし。大分と千葉から事情聴取もないまま、14日の日本協会理事会で「厳罰」を下す、異例の事態となることも考えられる。
実行委員会に出席した大分の溝畑社長が「特に今日は(処分について)まったく出なかった。具体的な話がクラブに来ていないのでコメントできない」と話せば、千葉の三木社長も「ノーコメントしか言えない」と口を閉ざした。Jリーグの鬼武チェアマンが「今日は、昨年から天皇杯は(最強布陣で臨むと)約束したじゃないですか、とこちらから話しただけ」というように、協会内部または、協会とJリーグ間で意思統一が図れていなかった。一方的な処分となれば、クラブや選手はもちろん、サポーターの反発も必至。このままでは問題解決への貴重な機会を逃してしまいかねない。
『ベストメンバー』の意味が千葉、大分の監督(クラブ)と会長様とでは乖離があるものと想像します。
が、会長様がベストと思うメンバーで出場しなければ制裁されると、そういうことであれば、全クラブに前もって教えていただきたいものです。
その制裁金を相手チームに渡すとかであれば1サポーターとして大いに賛成しますのでご検討ください。
会長様の行動力は高く評価します。
もうちょっと違う方向でもいいかなと思ったり思わなかったりしますけど。
予想通り、予定通り、浦和戦も自粛。
そして、試合もいつものようにあっさりとした逆転負け、スコアも見慣れた2-1。
降格が決まった厚別から、応援自粛の始まった等々力、ドタバタしたままのニッパ、今回のドーム、と全て観戦してきました。
等々力は、明らかに説明不足な感じがありました。
ニッパは、反対派がなぜ応援自粛に賛成できないのか?を主張するも、平行線のまま。
札幌の場合、アウェイは文字通り『アウェイ』。遠いのです。
その地域にいるサポーターがどんな気持ちで札幌の試合を待っているかもわかります。
札幌から行くサポーターだって、様々なやりくりをしてシーズンに何回か遠征してるんです。
札幌はアウェイでも比較的人数が多いほうだとは思うけど、今シーズンみたいにつらい戦いが続くときにこそサポーターの後押しは絶対に必要なんです。
そんなだもの、目の前に赤黒の選手がいたら、たとえどんな状況でもやっぱり声出ささる…って思ってました。
これは個人的な感想ですが、説明してた人が巨人のユニフォーム着てるんだもん…その服装に意味があるのだとしたら、応援自粛っていうよりは『サポ放棄』という印象だったもの。巨人キライってのもあって余計に反発、最初に配られたビラの読みにくさもあって、賛同しかねました。
だから、声出してきました。
でも、あの後味の悪さは本当に本当に切ないものでした。
札幌を好きな気持ちは同じなのに、どうして対立する必要があるんだろう??
帰り道、泣けて仕方ありませんでした。
せっかく遠征したのに…という気持ちもあって、自粛は受け入れられなかったけど、淡々と進む試合という『儀式』には、熱い思いは感じられませんでした。
リーグ戦ですから、たとえ不本意な順位が確定しようと試合は確実に開催されます。
残りの試合を消化試合にするかどうかはクラブ、選手、サポ、全員の気持ち次第だろうのに、等々力もニッパも明らかに『消化試合』、もっと言うならまるで『罰ゲーム』のようでした。
こんな試合観るために遠征したんじゃない、こんな試合のために声出したわけじゃない。
つらかったし、悲しかったし、何かしなきゃと思いました。
だから、応援自粛、もう否定できません。
USはじめサポーターの想いに、クラブも選手も応えてないのは事実なんです。
とはいっても、USがHFCや選手からいったいどんな返事を期待しているのか、あの文章ではよくわからないので、落としどころがつかめない状況であります。
どんな対応なら満足なのか、ほとんど具体的じゃないから…みんなが『で、どうしよう???』って戸惑ってる気がします。
みんなが相手の望む答えを必死に考えること。
それが今一番必要なことなのかもしれません。
だから『応援自粛』だけでない取り組み、スタジアムの中だけで終わらない取り組みをUSにも考えてもらいたいのです。
もちろんUS以外のOSCや、その他大勢のサポーター全員もです。
市民に道民に愛されるクラブのためにUS含むサポーターができることしたいことを今日からでもどんどん提案していきましょう。
それをどんどん議題にしていきましょう。
みんなが来たくなるゴール裏になるように、みんなが来たくなる厚別、ドームになるように、みんなが来たくなるクラブになるように。
俺たちと熱くなれ
赤と黒の縦縞のために
迷わず行けよ
信じる道
俺たちならやれるのさ
悔しくないわけないじゃん。
最終戦、自粛のままなら賛同します。
そして、試合もいつものようにあっさりとした逆転負け、スコアも見慣れた2-1。
降格が決まった厚別から、応援自粛の始まった等々力、ドタバタしたままのニッパ、今回のドーム、と全て観戦してきました。
等々力は、明らかに説明不足な感じがありました。
ニッパは、反対派がなぜ応援自粛に賛成できないのか?を主張するも、平行線のまま。
札幌の場合、アウェイは文字通り『アウェイ』。遠いのです。
その地域にいるサポーターがどんな気持ちで札幌の試合を待っているかもわかります。
札幌から行くサポーターだって、様々なやりくりをしてシーズンに何回か遠征してるんです。
札幌はアウェイでも比較的人数が多いほうだとは思うけど、今シーズンみたいにつらい戦いが続くときにこそサポーターの後押しは絶対に必要なんです。
そんなだもの、目の前に赤黒の選手がいたら、たとえどんな状況でもやっぱり声出ささる…って思ってました。
これは個人的な感想ですが、説明してた人が巨人のユニフォーム着てるんだもん…その服装に意味があるのだとしたら、応援自粛っていうよりは『サポ放棄』という印象だったもの。巨人キライってのもあって余計に反発、最初に配られたビラの読みにくさもあって、賛同しかねました。
だから、声出してきました。
でも、あの後味の悪さは本当に本当に切ないものでした。
札幌を好きな気持ちは同じなのに、どうして対立する必要があるんだろう??
帰り道、泣けて仕方ありませんでした。
せっかく遠征したのに…という気持ちもあって、自粛は受け入れられなかったけど、淡々と進む試合という『儀式』には、熱い思いは感じられませんでした。
リーグ戦ですから、たとえ不本意な順位が確定しようと試合は確実に開催されます。
残りの試合を消化試合にするかどうかはクラブ、選手、サポ、全員の気持ち次第だろうのに、等々力もニッパも明らかに『消化試合』、もっと言うならまるで『罰ゲーム』のようでした。
こんな試合観るために遠征したんじゃない、こんな試合のために声出したわけじゃない。
つらかったし、悲しかったし、何かしなきゃと思いました。
だから、応援自粛、もう否定できません。
USはじめサポーターの想いに、クラブも選手も応えてないのは事実なんです。
とはいっても、USがHFCや選手からいったいどんな返事を期待しているのか、あの文章ではよくわからないので、落としどころがつかめない状況であります。
どんな対応なら満足なのか、ほとんど具体的じゃないから…みんなが『で、どうしよう???』って戸惑ってる気がします。
みんなが相手の望む答えを必死に考えること。
それが今一番必要なことなのかもしれません。
だから『応援自粛』だけでない取り組み、スタジアムの中だけで終わらない取り組みをUSにも考えてもらいたいのです。
もちろんUS以外のOSCや、その他大勢のサポーター全員もです。
市民に道民に愛されるクラブのためにUS含むサポーターができることしたいことを今日からでもどんどん提案していきましょう。
それをどんどん議題にしていきましょう。
みんなが来たくなるゴール裏になるように、みんなが来たくなる厚別、ドームになるように、みんなが来たくなるクラブになるように。
俺たちと熱くなれ
赤と黒の縦縞のために
迷わず行けよ
信じる道
俺たちならやれるのさ
悔しくないわけないじゃん。
最終戦、自粛のままなら賛同します。
準備中
2008-11-07 | 札幌
まずは気合の散髪 。
雪の日にすることじゃなかったけど。
ばっさりいきました。
次はトマトベースのを選んで『赤』を完食。
Risotteria・GAKU
デザートはぷるるんプリン、大変美味でございました。
また行きましょう
レプリカにタオマフに勝負おパンツを並べて、シーチケを入れて 。
そして現在はこれです。
今年は帰宅してから大泣きすることが多かったけど…
今週は勝って飲みまくりだ
そのための金も用意してある!
『私はサッカーを好きではない、心から愛している』
(デットマール・クラマーさん、ほんとは続きがある言葉だけど…)
いつもいつでも赤黒
札幌、愛してる
雪の日にすることじゃなかったけど。
ばっさりいきました。
次はトマトベースのを選んで『赤』を完食。
Risotteria・GAKU
デザートはぷるるんプリン、大変美味でございました。
また行きましょう
レプリカにタオマフに勝負おパンツを並べて、シーチケを入れて 。
そして現在はこれです。
GIANT KILLING 1 (1) (モーニングKC)綱本 将也講談社このアイテムの詳細を見る |
今年は帰宅してから大泣きすることが多かったけど…
今週は勝って飲みまくりだ
そのための金も用意してある!
『私はサッカーを好きではない、心から愛している』
(デットマール・クラマーさん、ほんとは続きがある言葉だけど…)
いつもいつでも赤黒
札幌、愛してる
応援自粛してます。
川崎戦のときに呼び集められて説明されました。
今、目の前に、そのときに配られた『残り試合の方針について』があります。
USの皆様は試合中はちょっと暇そうにしてました。
新聞読んだり、何か食べたり。
その後、USのHPで『今後の応援の方針について』が公表されました。
天皇杯横浜FM戦でも同じように呼び集められました。
説明するおじさんは巨人のユニフォームを着てました。
『気持ちはわかる。その気持ちの表現方法に賛同できないだけ。』という意見に拍手がわきました。
USの皆さんはそれを不本意だと言ってました。
だから、今もこうして一生懸命説明してるって。
結局どちらの試合も声出す人と出さない人に分かれてました。
今日はちえりあで説明会があったはずです。
USのHPはこちら↓です。
ULTRA'SAPPORO
こんなときなのに。
色々あるけど、USの皆様のことは本当に頭が下がります。
ドームや厚別はもちろん宮の沢でも遠征先でも本当にどこででも札幌のために一番大きな声を出してます。
コリオの準備をしたり、新しい応援歌を考えたり、熱いメッセージを横断幕やゲーフラにして選手たちに伝えたり。
彼らは私たちを『サポーター』としてひとつにまとめる指揮者のような、遠くからでもここだって教えてくれる灯台のような、そんな存在。
そんな彼らが声を出さないことの意味は大きいのです。
USの皆様の今回の行動を否定するつもりは全くありません。
我々はコンサドーレ札幌を常に応援してきました。
それはどんなに無様に敗れようが、J2で最下位になろうが揺らぐ事のなかった真実です。
我々の心の中にはいつもこのクラブがあり、このクラブと共に生きてきました。
これまでもそうだったし、そしてこれからもそうありたいと心から願っています。
だからこそ現状に疑問を感じている、今行動を起こします。
この気持ちも考えもよくわかります。
USの皆様は『俺たちは応援する人形じゃない』と言ってましたが、私は声も出すしお金も出す、場合によっては雪かきもボランティアもする人形でいい、と思ってます。
サポーターなんて、究極の片思い、何一つ思い通りになることなんかなくていいとも思ってます。見返りなんてほんの少しで全然かまわないのです。
その『ほんの少し』すらないクラブに成り下がったとUSは思ってるのです。
そんな現状への危機感は、クラブへの愛情と同じように強くて熱いもの。
この思いがクラブと選手にちゃんと届いて欲しいのです…。
そして、クラブも選手もUSをサポーターを信じて欲しいと思います。
誰のどの行動もとても前向きだってこと。
彼らの、私たちの、愛情と、誇り。
浦和戦も分裂することになるでしょう。
それは決してカッコイイ状況ではないけど、ゴール裏にいる大勢のサポがどうすべきか自分なりに考えた結果に違いありません。
だからこそ、『歴史的な一歩』となる、そう信じてます。
川崎戦のときに呼び集められて説明されました。
今、目の前に、そのときに配られた『残り試合の方針について』があります。
USの皆様は試合中はちょっと暇そうにしてました。
新聞読んだり、何か食べたり。
その後、USのHPで『今後の応援の方針について』が公表されました。
天皇杯横浜FM戦でも同じように呼び集められました。
説明するおじさんは巨人のユニフォームを着てました。
『気持ちはわかる。その気持ちの表現方法に賛同できないだけ。』という意見に拍手がわきました。
USの皆さんはそれを不本意だと言ってました。
だから、今もこうして一生懸命説明してるって。
結局どちらの試合も声出す人と出さない人に分かれてました。
今日はちえりあで説明会があったはずです。
USのHPはこちら↓です。
ULTRA'SAPPORO
こんなときなのに。
色々あるけど、USの皆様のことは本当に頭が下がります。
ドームや厚別はもちろん宮の沢でも遠征先でも本当にどこででも札幌のために一番大きな声を出してます。
コリオの準備をしたり、新しい応援歌を考えたり、熱いメッセージを横断幕やゲーフラにして選手たちに伝えたり。
彼らは私たちを『サポーター』としてひとつにまとめる指揮者のような、遠くからでもここだって教えてくれる灯台のような、そんな存在。
そんな彼らが声を出さないことの意味は大きいのです。
USの皆様の今回の行動を否定するつもりは全くありません。
我々はコンサドーレ札幌を常に応援してきました。
それはどんなに無様に敗れようが、J2で最下位になろうが揺らぐ事のなかった真実です。
我々の心の中にはいつもこのクラブがあり、このクラブと共に生きてきました。
これまでもそうだったし、そしてこれからもそうありたいと心から願っています。
だからこそ現状に疑問を感じている、今行動を起こします。
この気持ちも考えもよくわかります。
USの皆様は『俺たちは応援する人形じゃない』と言ってましたが、私は声も出すしお金も出す、場合によっては雪かきもボランティアもする人形でいい、と思ってます。
サポーターなんて、究極の片思い、何一つ思い通りになることなんかなくていいとも思ってます。見返りなんてほんの少しで全然かまわないのです。
その『ほんの少し』すらないクラブに成り下がったとUSは思ってるのです。
そんな現状への危機感は、クラブへの愛情と同じように強くて熱いもの。
この思いがクラブと選手にちゃんと届いて欲しいのです…。
そして、クラブも選手もUSをサポーターを信じて欲しいと思います。
誰のどの行動もとても前向きだってこと。
彼らの、私たちの、愛情と、誇り。
浦和戦も分裂することになるでしょう。
それは決してカッコイイ状況ではないけど、ゴール裏にいる大勢のサポがどうすべきか自分なりに考えた結果に違いありません。
だからこそ、『歴史的な一歩』となる、そう信じてます。
今日の友
2008-11-04 | 日記
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