世間知らず

毎日のやられっぷりを書いていこうかなと・・・

地下鉄のこと

2007-09-18 | 札幌
今回のニュースはちょっと遅いんですがこちらです。

地下鉄で女性切られ重傷 札幌・東豊線 包丁男を逮捕 -社会 北海道新聞
 十三日午前七時二十分ごろ、札幌市営地下鉄東豊線の美園-月寒中央駅間を走行中の車内で、座席に座っていた同市厚別区の女性会社員(22)が男にいきなり包丁で切りつけられ、左肩や背中の三カ所に重傷を負った。命に別条はないという。男はその場で車掌に取り押さえられ、札幌豊平署員に引き渡された。同署は殺人未遂の現行犯で、同市清田区美しが丘一の八、無職池田博容疑者(64)を逮捕した。池田容疑者は「誰でもよかった」と供述しており、同署は通り魔的な犯行とみている。
 札幌市交通局によると、市営地下鉄の車内での刃物による傷害事件は、一九七一年の開業以来初めて。


被害に遭った方の一日も早い回復をお祈りします。

通り魔的な犯行そのものは日本中世界中どこででもあると思っています。
だから、札幌市営地下鉄では今までなかったということがきっと奇跡的なことなんだとは思います。
それなのに、自分の街で自分が利用する乗り物は安全だと、根拠もなく信じていた気がします。

残念ながら、この事件の結果、警備員が増えたそうです。

この連休中、何度か地下鉄を利用しましたが、東豊線に乗ったときだけ警備員さんと一緒になりました。
携帯でメールチェックしてて怒られました…ゴメンナサイ。

今まで地下鉄を利用してて、いろいろな人がいました…タバコ吸ってる人もいたし、へんなことを大声で叫んでいる人もいました。ドアの正面の床に正座して、自分の荷物を整理整頓してる人もいました。ドアが開いて、乗り込もうとする人の困惑した表情、忘れられません。
お化粧する人、何かを食べてる人ももちろんだし、寝込んでる人、泣いてる人。大ゲンカしてる人たちもいたし、逆にラブラブな人たちもいました。

でも、『身の危険』を感じたことはそうありません。
痴漢には遭いましたけど…。

計画的に人を傷つけようとする人の気持ちをわかりたくはないし、理解できるとも思えませんが、そういう人が世の中にいるという事実だけは認めなくちゃいけないのかもしれません。

そういう人たちにとって、警備員がいるということがどれだけの抑止力になるのかを考えると、人数や時間等々をあまり詳しく公表しないほうがいいのでは??と思ったりはします。そんなことを考えてしまうなんて、悲しい話しです。

他人を傷つけるより自分を傷つけるほうがずっと簡単では?と考えるほうなので、むしゃくしゃしてもそういうことはしないと思いますが、痛みに鈍感な人は簡単に人を傷つけるという選択肢を選びがちなのかもしれません。どんな理由であれ、どんな形であれ、誰かを傷つける選択ができる人は、本当に不幸な人です。不幸を増やす人です。

しかも、なんの面識もない人に、それを向けるなんて。

地下鉄の改札に金属探知機などが設置される日が来ませんように。
コメント
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