むかしむかしあるところに
で
始まったこのお話。
グリム童話なのか、イソップなのか
はたまた
藤子不二雄アニメなのか、特撮アニメなのか
なにを目指した物語か、もはや誰もわからなくなりつつありますが
今日もさつまいも子は掃除をしていました。
背が高いと思い込んでいるだけで
調子が悪いと155㎝もないイモ子。
天井のペンキ塗りに苦労していました。
器用だと思い込んでいるだけで
実は不器用で不器量なイモ子は、頭からペンキをかぶり、なかなかうまくペンキが塗れません。
あーーあ
ペンキ塗りが得意な人がいないかなあ・・・
そうつぶやくと
「やぁ、また来たよ」
目の前に
アナコンダと戦ってくれた隊長が現れたのです!!!!!!!
しかも
隊長のペンキ塗りの技はとても素晴らしく、あっという間に真っ白
イモ子が塗ったところは「まだら」になっているのに
どこもかしこも真っ白でまばゆい輝きに満ちていました
アナコンダと戦ったり
換気扇と戦ったり
電気配線のこと、くわしかったり
配管に詳しかったり
マニアックな道具を持っていたり
いったい
隊長って
なにものなんだろう?
せめて
お名前、いやご職業だけでも・・・
そういうイモ子に
「白の戦士…とだけ覚えていてください」
と
白の衣装に身をまとい去っていきました。
調子に乗ったイモ子は
手を出してはいけない世界に手を出そうとしていました。
ケミ様でも太刀打ちできないかなり手ごわい最強ボスの登場でした。
「ちゅうぼう」の
床奥深くに眠る
排水溝の怪獣ふたゴンザラスだーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
よせばいいのに
やめればいいのに
真っ白になった天井に気を良くしすぎたイモ子は
見て見ぬふりできず
ついにこの錆にまみれた怪獣ふたゴンザラスとの戦いに挑戦することにしました!!!!!!!
気持ちはヒーロー
「
あぶら」との戦いに勝利したイモ子に怖いものはない!!!
なんでもでーーきーーーる(アナ雪風に♪)
やろう!!!!
お義父さーーーーーーーーん(また?無茶ぶり?)
そこに現れたイモ子に振り回されっぱなしの義父。
「素人は甘いな・・・」
そうつぶやくと
さっと排水溝のふたを外し
とんかち(←あれ?死語?専門用語じゃないんだっけ??)
で錆を叩き落としたら「ぐらいんだー」で「うぃーーん」と削り始めたのです!!!
す・す・すごい・・・
その迫力にビビるイモ子。
差し出されたそれ。
ええええええーーーーーーーーーーー私もやるのーーーーーーーー??(さっきと言ってたことが違う)
ワタシ
人生初だわ
そんな・・・
箸より重たいものは持ったことないのに…(イモは持てる)
まさか
私の人生でペンキを塗ったり、「ぐらいんだー」で「うぃーーん」する日が来るとは・・・
びくびくしながらも
とんとんし(語彙力なし)
ものすごい危なっかしい手つきで
「うぃーーーん」る。(この日本語があっているのかは定かではない)
オレ
3つ持っているんだよ、と超マニアックな義父からの言葉により(しかも一つは実父の形見)
たまたま打ち合わせに来ていたガンジージェラートの玉木店長
も
やらされる羽目に・・・
それでも
完璧にさび取りはできないでいると
「待ってろ」
と
どこかへばびゅーーーんと飛んで行ってしまいました。
帰ってきた義父の誇らしげな顔。
「ほらよ」
そこに現れたのは
ミラクルなほどきれいになり、生まれ変わったふたゴンザラスでした!!!!!!!!!
なんと
怪獣ふたゴンザラスは
ピカピカ王子だったのです。
憎き敵だと思われたふたゴンザラスは見事きれいなピカピカ王子と変身し
これから共に生きていきましょう、と
イモ子と熱く同盟を結び、
おっちょこちょいのイモ子が排水溝に落ちぬよう
この「ちゅうぼう」を守っていくこととなりました。
めでたし、めでたし
と
いうことで
またもやミラクルです
!!!!!!!!!1
20日前にぺんぎんさんが拭きはじめたあの天井
ものすごーーーーーーーーーく汚かったのに
こんなに真っ白になりました
!!!!!!!!!!
さらに
この錆び錆び怪獣ふたゴンザラスが
ピカピカ~~~~~~~
この変わりゆく姿を目の当たりにした生き証人
玉木店長もびっくりでした!!!!!
うちのお義父さん
溶接とかもできるスーパーマンなのです!!!!!
この厨房
生まれ変わりますよ~~~~~~~~~
お楽しみに!!!!!!!!!!