Vol.36 NO NO BOY

2004-08-15 18:39:27 | 日経新聞
<今日の日経新聞 04年08月15日朝刊>

「記憶術 20面全面広告」

 「この大学じゃ将来が心配だなぁ…資格を取って、手に職でもつけないとなぁ」
  (その発想がまず心配だよ) 

 「でもなぁ、勉強は得意じゃないんだよなぁ、だからこんな大学にいるわけだし」
  (いきなり挫折かよ)
 
 「うん!?記憶術!?」
 
 「イメージ脳といわれる右脳を利用して…覚える事と、決して忘れないものを結びつけてしまう」
 
 「よーし、これだ!僕も記憶術で資格試験に合格してやる!」
  (悪徳商法やマルチにもってこいの思考だなおい)
 
 「うわー、本当だ。こんな簡単な方法で覚えられるんだ」
  (記憶するだけでちゃんと理解できてないだろ)
 
 「よし、さっそく願書を書こう!ぎょ、締め切りギリギリだ」
  (その性格をまずどうにかしろ)
 
 「勉強時間がそんなに取れないな。いいや、とにかく願書だけは出しておこう」
  (その投げやりもどうかと思うぞ)
 
 「宅建合格!行政書士合格!TOEIC725点!」
  (神降臨!!つーかありえねぇ)
 
 「こんなに簡単に合格できるなんて、ホントにすごい効果だ。これで就職に困ることなんてないゾ!…いや待てよ」
  (その前に自己分析をしろ)

 「これなら本当に行きたかった慶応大学に入れるかも。よし、もう一度チャレンジだ!」
  (国立でなく私立ってのがポイントだな) 

 「つまるところ、受験なんて英語や社会、古文漢文の暗記がモノを言うんだ」
  (だから暗記だけじゃ無理だっての。思考力・理解力を養えよ)
 
 「見事、慶応法学部合格!よし、次は最難関の司法試験に挑戦だ!」
  (またまた神降臨!!てか資格以外の面で不安要素が多々あるんだが)

 「記憶術なら合格できる!!」
  (正直うさんくさすぎる。進研ゼミのがまだ信用できる)


「私見」

広告とはクリエィティブ以上に、生活者に最も影響を与える接点にピンポイントで情報を提供することだと考えている。
今回の広告のクリエィティブはつっこみどころ満載なので驚愕した。

試験で点数を取るテクニックなんて受験以外あまり役に立たないだろうに。
努力した過程と結果が後々にメンタル面で活きてくる。
暗記しておしまいなんてビジネスには通用しないでしょう。
正確に暗記するスキルと正確な文書を作成するスキル、どちらが有効かなんて考えるまでもない。


<後書>
ああ長いさ。長いだろう。長いからね。

最近自分を撮った写真を見せてもらって感じた。
もしかして痩せてる?
どちらかというと体重は気にするほうで、
普段着ている服にタイトなものが多いこともあって筋トレも過剰にしないように意識している。
最近は学業、仕事を過密なスケジュールでこなしているため食生活がいい加減になったことが原因かもしれない。
食生活を過剰に調整したダイエットはあまりおすすめしない。
見た目を重視するならある程度筋肉をつけて脂肪を圧縮したほうがスリムに見える。
ただ、ごはんの量を減らしておかずを増やすダイエットは効果があった気がする。
満腹感は同じだけど減量には効果がある。その分無性にストレスが溜まる感じがするが。

なんか、毎朝ワインを一杯飲む生活がしたい。なんとなく。
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