お仕事に関する二択

2004-07-20 13:52:36 | 日経新聞
A
見知らぬ土地で一人暮らし

B
住み慣れた土地で自宅暮らし


つまり、今回のテーマは前回と関連して「勤務地」となっています。
そもそも勤務地を選択できる時点で恵まれていますね。
世間には全国転勤をうたった企業でいつ住まいが変わるか不明瞭な企業も多数存在します。
一方で、実家から離れて一人暮らしをしたいという願望を持った方は多数存在します。
私の周囲には地方から通学のために一人暮らしをされている方やお仕事をされている方が複数います。
まぁ、偏見をはさむと大抵は実家がしっかりした収入を得ているケースが大半です。

本題に入ると、今回の論点としては「お金」と「プライベート」、「仕事」などがあげられます。

「お金」に関しては、一人暮らしでの費用を自宅ならそのまま別の方面にまわすことができますね。
家賃や生活費などの無駄な費用を自宅だと負担しなくて済みます。
生活費を趣味にまわす、貯蓄する、仕事に活用するためスキルアップのための自己投資などが主流でしょう。
給料が少ない新入社員の段階では特に切っても切れない問題です。
社宅や福利厚生、手当てが適当な企業では大変な悩み種です。
ですが、仕事に忙殺される新入社員がお金を使う暇もなく貯金が勝手にたまっていく現状から推察すると、
給料の使い道はそれほど問題ではないのかもしれませんね。

次に「プライベート」についてですが、これは自宅の家庭環境も影響します。
やはり、自分だけのスペースがあるほうが精神的にも安定するでしょう。
ここではふせますが、誰かと同居するケースもあるでしょうし。
自宅から一人暮らしになる人にとっては、これまでできなかった自分だけの空間作りなどにも挑戦できるでしょう。

最後の「お仕事」は、一人暮らしにまだ慣れていない段階でどこまで生活と仕事を両立できるかの問題です。
自宅だともちろん仕事だけに注力するにこしたことはありません。
家事の負担や生活費の問題を省略できるためです。
入社当初は慣れない仕事のため生活に力を注ぐことは難しいという話をよく耳にします。
コンビニ弁当中心で家はワンルームのベッドのみ、こういった方も珍しくないでしょう。

キャリアアップ転職が当たり前になった風潮を考慮すると、自宅近辺で実務スキルを身につけ、
社会人としての土台が固まった時に転職とともに海外や見知らぬ土地を意識することが無難な選択かもしれません。
そもそも、人口が多い都市ほどそれだけビジネスチャンスが広がるということが常識でしたが、
極論ではこのユビキタス社会においてはたとえ山奥にオフィスがあっても十分ビジネスを確立することは可能なのです。
つまり、結論としてはどこで仕事をするかではなく、社会人としての実力をどう効率よく確立するのかが問題なのです。

随分長くなりました。連載にして三日分ぐらいに編集すべきだったかもしれません。
しかも偏見が混ざってるんで気分を害された方もいるでしょう。すいません。


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