☆「鉄板英雄伝説」
監督:ジェイソン・フリードバーグ、アーロン・セルツァー
出演:カル・ペン、アダム・キャンベル、ジェイマ・メイズ、フォーン・チェンバース、ジェニファー・クーリッジ、クリスピン・グローヴァー、トニー・コックス、ダレル・ハモンド、カーメン・エレクトラ、フレッド・ウィラード、デヴィッド・キャラダイン、タッド・ヒルゲンブリンク、ジム・ピドック、エクトル・ヒメネス
「最終絶叫計画」シリーズのスタッフ&お馴染みの俳優たちが贈る、おバカコメディ。
パロディ映画というのは、元ネタ知っている人は楽しめるけど、知らない人はさっぱりわからない。
全米では興行成績初登場第1位に輝いた本作ですが、日本ではパロディ作品は、なかなか馴染み難く、ウケない傾向が。
そういった意味ではこのシリーズは、観る人を選び、好き嫌いもはっきりとわかれる作品でしょうね。
今回も「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」を軸に、「ダ・ヴィンチ・コード」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」、「ハリー・ポッター」、「チャーリーとチョコレート工場」、「X-MEN」、「ボラット」、「スネーク・フライト」、「ナチョ・リブレ 覆面の神様」、「スター・ウォーズ」、「キューティ・ブロンド」、「スーパーマン・リターンズ」、「もしも昨日が選べたら」、「MI:Ⅲ」、「007」などなど、数々のハリウッド映画をおちょくり、パロっております。
そして全編、相変わらずの下ネタや下らない小ネタギャグのオンパレード。
それも、いつものごとくしつこいくらいに(笑)
迷い込んだグナルニア国で主人公たちが出会うタムナスさんを「ナチョ・リブレ」のヤセ役のエクトル・ヒメネスが演じていたり、ウィリー・ウォンカを「チャーリーズ・エンジェル」のThe Thin Man、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でシリーズでマーティーのパパ(ジョージ)を演じたクリスピン・グローヴァーだったりと、映画ファンはニヤっとしてしまう演出も。
このシリーズ、観終わると、「あ~ぁ、また観ちゃった・・・」と、いつも脱力感に襲われる(笑)
決して爆笑ではなく、低俗であまりの下らなさにニヤリと苦笑の繰り返し。
でも、何故か観てしまう・・・。
こういったパロディ作品は、演じる声優さんのセンスや力量にもよるのだろうけど、吹き替え版の方が面白いかも。