『サマーハウスの夢』東京千秋楽☆

２００９年９月６日。

俳優座プロデュース公演『サマーハウスの夢』は、東京千秋楽を迎えました。

舞台初日のブログにも書きましたが、今回、出産後初めての舞台で「久しぶりに皆様とお会いできる！！」…と、それを励みに稽古を重ねて本番を迎えたわけですが…私の至らなさで初日前夜にアクシデントを起こしてしまい、初日以降、終演後の楽屋での御挨拶は全てお断りするという状況になってしまいました。


劇場へ足をお運び下さった皆様、舞台復帰のお祝いや息子氏へのプレゼントを差し入れて下さった皆様、劇場宛てにお花や電報を送って下さった皆様、本当に、ありがとう御座いました。

制作の方を通じて、全て私の手元に届いております。

楽屋を訪ねて下さった皆様にも、直接お礼申し上げる事が出来ず、本当に申し訳ありませんでした。

この申し訳なさ、悔しい気持ちを忘れずに、これからも精進したいと思います。

勿論、悔しさだけでなくお客様から頂いた“暖かいお気持ち”も忘れずに。

色々と御心配をおかけしましたが、私は元気です！！

『サマーハウスの夢』は、これから四国の旅公演へと向かいます。


心の底から信じることの出来る、素晴らしいキャスト・スタッフの皆さんに囲まれているからこそ、旅立つ事が出来ます。

俳優座劇場からのサポート、文学座からのサポート、そして、家族からのサポート…色々なサポートが私を支えてくれています。

今は、舞台をつとめあげることだけを考えて、一公演一公演を大切に真摯に芝居に取り組みます。

今回の出来事で、舞台の恐ろしさと楽しさを、改めて実感しました。

そして、メルの歌の歌詞ではないですが…連日、舞台の上で「魔法のとき」を体感しています。色々な舞台に立ってきましたが、こういった感覚はなかなか味わえないもの。この先も、大切にしていきたいと思います。


諸々の問題もありますが、全てはハッピーエンドへ向かうための過程である。。。この作品と出会ったおかげで、そう思えるようになりました。


この舞台を通じて出会った全ての方々に感謝。

そして、その思いを、四国の皆様に届けるためにも、今日明日としっかり休養し、パワーチャージしたいと思います！


本当に、東京公演中はありがとう御座いました。

先ずは…全く手をつけていなかった荷造りから始めます。


追伸★画像は、東京公演千秋楽の終演後に、帰りの車の中から撮った俳優座劇場。

そして、私が手に持っているのは、スタッフの方が作って下さったバルーンアート。この景色、この感覚、一生忘れないと思います。

多くを語らず、千秋楽の楽屋口まで車で迎えに来てくれた主人の、厳しいような優しいような、あの横顔も。

全てを心に刻んで、四国へ向かいます。