山田里奈オフィシャルブログ∞

文学座 山田里奈本人によるブログです。

3.11。

2016年03月11日 22時38分57秒 | Weblog
今日の昼間、息子達と、リビングで、改めて津波の映像をみました。

そして2時46分、リビングで三人揃って正座をし、黙祷を捧げました。

震災の半月後に生まれた次男君も、説明すれば色々なことがわかる年齢に。

今日は、息子氏の小学校と、次男君の幼稚園が、偶然にも、同時にインフルエンザで学級閉鎖になったので、自宅待機。

元気いっぱいなのに自宅待機なんて、もて余しちゃうな~なんて思ったりもしますが、そんな慌ただしい日常の素晴らしさ、ありがたさ。

改めて、噛み締める日。

今日の新聞やテレビで、また、知らなかった震災のエピソードを新たに知り、胸が締め付けられる思いでした。

春休み目前の、こんな普通の一日が、一瞬でのみこまれてしまうなんて。

奪われる恐怖。

今日は、リビングで、彼らに真面目に伝えました。

震災に限らず【いのち】の話を。

息子氏は、涙を流し。

次男君は、それを見て困り顔。

そして、落ち着いてから、三人でおやつを食べました。

当たり前の日常に感謝をしながら。


「黙祷って、なんでするの?」
「目をつぶってるときなにすればいいの?」

それに答えながら、私自身も学びます。

なんでするの?なにをするの?

復興支援も、人それぞれ。

色々な、カタチ。

忘れないことも、そのひとつ。

明日の朝、今日の昼間の話なんて忘れて「おかーさーん!おなかすいたー!」と、目覚ましよりも早く起きてくるであろう息子達。

子供達は、逞しく、キラキラしている。

本当に、宝物。

それを、そのままに育て、守ることが、今の私に出来ること。

伝えて、紡いで、生きます。

当たり前の「おはよう」を、明日もまた。

今も悲しみを抱えて生きる方達が、一日もはやく、当たり前の「おやすみなさい」で、やさしい眠りにつくことができますように。

2016.3.11
コメント
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