気がつけばシニア

老犬介護生活でした。
寂しさを振り払って今は日々の生活の諸々を綴っています

犬の虐待のニュースを見て

2019-02-13 01:06:24 | 老犬 日記
飼い主が犬を蹴ったというニュース、胸が痛みますねー

大型犬で16歳は、かなりかなり高齢で、人間で言うと100歳近いです。
この歳まで生きている大型犬は珍しい部類に入ると言えるでしょう。

その事から考えると、今まで大事に育ててこられたのだと推測します。
ただ、犬の老化は人に比べて早いです。
急に今まで出来ていた事が出来なくなるというのが、突然やってきます。
オシッコもそうです。
最初は自分で粗相したら、やっちまった!と思うみたいですが、段々と思わなくなるのです。
それが老化です。
だからこの年令で、とてももうしつけは無理です。
何度教えてもわかりません。
そういう時期が来たんだなと思うしかありません

そして決して叱ってはいけません。叱るとパニクったりします。
脳の思考回路が上手く働かないのです。
オシッコ出たね〜、良かったね〜と、明るい声で褒めてやるのです。
もちろん、上手く出来た時は褒めまくりです。

だからもうこの年齢で、躾けは酷です。
優しく介護してあげて下さい。

この飼い主も、今まではちゃんと躾けてこられて、ワンちゃんもそれに応えてお利口で上手く行ってたのでしょう。
ただ、もう少し、高齢犬の事や介護について勉強してあげて欲しかったなぁと思います。

盲導犬などの大型犬は7歳くらいで引退します。
出来ていた事が出来なくなってくるからです。
だから、大型犬で16歳は凄いと思います。
大切にされていなければ、そこまで生きれないと思います。

今までは叱ったり、厳しく躾けて、それに応えれてたワンちゃんが、ある日を境に言う事をきかなくなる、そしてもっと厳しく躾けてしまう。
こう言う事でしょうか、この事件は。

愛犬の老化は飼い主にとっても辛いものです。
人間なら、100歳近い老人に、ビシバシとやれないでしょう。
躾けなんてとんでもないでしょう。
愛情をもって、残り少ない時間を幸せに感じてもらえるような介護をしてあげて欲しいと思います。

私も頑張っています。
リクの老化は悲しいけれど、止めることは出来ません。
カウントダウンに入っている残り少ないとされるリクの毎日を、穏やかに、幸せに、泣いたり笑ったり過ごして行けたらなと思っています。

動物は飼い主に全幅の信頼を寄せています。
守ってやる責任があります。
こんな私を信頼してくれてありがとうです。

今日もリクは元気です。
明日も良い日でありますように。