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  ≪ 陸のフィンランド探検 ≫

りく8歳になりました。ねえ、フィンランドって国知ってる?
僕、今、住んでるんだけど、おもしろい所なんだよ。

Rapu Juhla

2011年08月14日 | 食べ物


フィンランドの夏の終わり
8月になると解禁されるのが「RAPU(ざりがに)漁」

フィンランド、スウェーデンにはザリガニを食べる習慣があるんです。
最初はかなり抵抗のあった私も、今や毎年「旬のお味」を楽しむようになりました。
この時期、スーパーなどでも生きたザリガニが売られます。
普通のスーパー価格でも一匹、4ユーロ以上する高級食材なんですよ!

Jokirapu(川ざりがに)と呼ばれるのは唯一のヨーロッパオリジナルのザリガニ。
そして、Ta:pla:rapuと呼ばれるのはいわゆるアメリカザリガニ。
フィンランドやスウェーデンに持ち込まれた外来種です。
こちらは病気に強く、繁殖力もあるので湖に放され増やされています。
(ムイックという美味しい小魚が食べられてしまうので反対している人もいるようです)

漁は許可を取り、買ったタグをザリガニネットに付けて湖に沈めて置きます。
餌は小さいお魚。
陸がコテージにいる時は、VAARI(おじいちゃん)と手漕ぎボートに乗り
ザリガニチェックに行くのが日課です。



60匹以上獲れました




ザリガニは花の咲いたディル、あら塩、砂糖と一緒に茹でます。

覚書

水         8㍑
生きたザリガニ  50匹
あら塩(Karkea merisuola) 280g
角砂糖       5個
花の咲いたディル  2束



ゆでザリちゃん



最初の写真のように綺麗に並べ、ディルでお飾り。
テーブルセッティングもザリガニづくしがフィンランド流。
このザリガニエプロンやランチョンマット、飾りは40年も使っている代物です。
フィンランド人の物持ちの良さにビックリします!



いっただきまーす
(でも海老アレルギーの陸は別メニュー





だんだん日が暮れていくのを眺めながら、
夏の終わりを感じながら、
夜遅くまでパーティーは続きます。



私の一番好きな時間。
日が沈んだばかりの湖。
鳥の鳴き声と木々が風にそよぐ音、ポチャンと魚の跳ねる音しかしない時間。
時間に追われている日常から離れて、ただ湖を眺める、
何もしない時間が何よりも贅沢なのかもしれません。




MARJAT (うちのベリー達2011)

2011年07月22日 | 食べ物


Punaviinimarja(赤スグリ)


Mustaviinimarja(黒スグリ=カシス)


勝手にどんどん増殖中のMetsa:mansikka(野いちご)


Vadelma(ラズベリー)
こちらも切っても切っても雑草のごとく増えていく生命力



Karviainen(西洋スグリ)
ジュースにするとスッキリ美味しい!
でも、トゲトゲきつくていつも収穫難航します。


ついでに。。。
ベリーではありません。。。(←当たり前です。)


毎朝、取れたてシャキシャキレタス


わさわさ生えたパセリ、飾り以外の使い道に困る。

他にも

去年の根っこから勝手に出てきて、今年巨大化した三つ葉やわけぎ

今年は虫にかなりやられてしまったルッコラ

ミニトマトは花がちらほら咲いてきています。

今年植えた種からは全く発芽せず、ダメだと思ってたら、
全く他の場所から5本だけ生えてきた大葉

いっぱい蒔いたのに3本だけ発芽したセロリが庭にあります。


赤スグリはもう収穫時期。
明日あたりしなくてはと思いつつ、
収穫したらすぐに加工しないといけないので腰が重い。。。

でも家族みんなで数ヶ月飲める量のジュースができるので
今年も頑張らなくては!!

















フィンランドの菓子パン・プッラ・

2011年01月08日 | 食べ物
急に思い立ってフィンランドの菓子パン(Pullaプッラ)を焼き始めました。
たった今、できあがったパン達です。

左から

Kierrepulla(ねじりパン)クリームチーズと黒砂糖入り
Voisilma:pulla(バターの目玉パン?)真ん中に丸くバターとお砂糖が入ってます。
Korvapuusti(パンチされた耳パン=シナモンロール)
Pulla(基本のプッラ、名前はあるのか??)

ちょっと不恰好ですが、家用ってことでお許しを。



新年のご挨拶の時期も過ぎてしまいましたが、
今年もどうぞよろしくお願いします。

また林檎

2010年10月04日 | 食べ物


ちょっと前まで毎日、キッチンにありすぎて困っていた林檎。
娘にとっても全くありがたみがなくなり、
一口かじってはポイっとそこら辺に転がしていた始末。
すっかりなくなると、それはそれでちょっと寂しい。

その頃、よく作っていた「簡単混ぜるだけアップルタルト」

林檎を煮る必要もなく、材料を混ぜて上に生の林檎を並べて焼くだけ。
小麦粉(ここでは中力粉ですが)のパッケージに書いてあったものです。

わざわざ林檎を買ってまで作ろうとは思わないので
また来年。

自分のメモとして写真載せときます。


********************
10月31日 追記

リクエストが数件あったのでレシピしときます。

簡単リンゴタルト

 材料 (27㎝タルト型)
卵.......................2個
砂糖....................1.5 dl
バニラシュガー........小さじ1
小麦粉...................3 dl
ベーキングパウダー....小さじ1.5
マーガリン又はバター......150g
牛乳......................1 dl

 作り方

1.オーブンを200℃に温める。
2.卵、砂糖を混ぜる。
3.2にリンゴ以外の材料を全て混ぜ、タルト型に入れる。
4.くし型に切ったリンゴを上にのせる。
5.オーブンで25分~35分焼く。

以上です。
簡単でしょ!是非お試しあれ!



りんごその後。。。

2010年09月19日 | 食べ物


先週末に収穫した庭のリンゴ
こんなジュースになりました


予定のMEHUSTAMO(果実をジュースにしてくれる会社)に持ち込んだら
「今年はリンゴが多すぎて今日は受け付けられないからまた金曜日に来てね。」だって

金曜日行っても同じこと言うんじゃないのと思いつつ帰宅。

リンゴを車から降ろすのも面倒なので積んだまま数日走っていると、
リンゴの匂いの充満した車になってきた。
まずい、腐る

急いで他のMEHUSTAMOを探してみると
ヘルシンキで1件発見
早速、行ってみる。



思いっきり住宅街の普通のおうち。
ガレージで親子3人家族経営していました。

ジュースにしてもらうのに数日かかると思いきや、
「じゃ、そこ並んで」って
その場でジュースにしてくれるようです。


こんな量りで量ってみると、全部で115キロもありました


私たちの林檎さん、ベルトコンベアーに乗っかって上がっていったと思ったら
あっという間にクラッシュされてドデカイ布巾の上へ
そしてギュッと搾られ下の容器へ。


搾られた後のリンゴ。
これは家畜の飼料とかに再利用されるのか???
それともゴミへ???

115キロのリンゴから65リットルの生絞り、ノンシュガージュースができました
しかもこれかなり美味しい

料金は115キロ分で57ユーロでした。
でも容器が足りなくて蓋付きバケツを二つ買ったのでジュース代は50ユーロってとこかな。
そんなに安いわけではないけれど、毎日大量に落ちてくるリンゴを捨てていた事を考えれば
家にある消毒液のかかってない安心できるリンゴでこんなに美味しいジュースができるなら
もっと早くから利用すればよかったなと思いました。

次から次へと来るお客さん。
中にはバケツ一つ分だけ持ってきてジュースにする人もいました。
でもそれって賢いかも。毎日、出来たて生絞りジュースが飲めるんだもん
うちも場所が近かったらそうしたいところです。

火を通さない生搾りジュースはすっごく美味しいけれど、
65リットルはさすがに1週間では飲みきれない。

今日は一日かけて自分で火を通して消毒した容器に入れなおしました。
火入れ消毒すると浮かんでくる澱などを多めに取り除いて
蒸発分もあるので7リットルくらい減りましたがすごい量です。
明日、姑が来るのでお土産に10リットルくらい持っていってもらおう
近所の人にも配ろうと思ってます。

庭にリンゴの木がある家は、みんな大量に実るリンゴをどうしようかと困っているのに
なんでこんなにMEHUSTAMOが少ないんだろう
「来年はうちのガレージでMEHUSTAMO開業するか??」
期間限定過ぎ??


りんご りんご りんご

2010年09月13日 | 食べ物
庭にある大きなりんごの木




今年はいっぱい実をつけてくれました。
重すぎて根元から大きな枝が折れてしまったほど。。。
オレンジのロープでとりあえず補強中



上の方にはまだかなり残っていますが、
IKEAバック4個分も収穫
(一番上の写真は収穫後です)



アップルパイは何回も作ったけれど、とても食べ切れません。
このりんごはジュースにする予定。
収穫したりんごを持ち込み手数料を払うとジュースにしてくれる会社があるんだそうです。


りんご以外にもベリーも豊作!



今年は初めて青じその栽培にも成功しました



他にもルッコラ、パセリ、レタス、ディルなんかも収穫して楽しみました。
ミニトマトだと思ってせっせと支柱をたくさん立てたら雑草だった。。。とか
娘がお手伝いのつもりでせっかく育った芽をガシガシ抜いてくれたり
畑の上を歩き回ったり、、、なんてハプニングはありましたが、
フィンランドらしからぬ暑さだった今年は育ちがよかった
いろいろ栽培していると毎日、気になって仕方ありません。
今年の夏は庭にいる時間がとても多かったように思います。

今年の失敗、成功を踏まえて、来年は何を植えようかな。。。
楽しみです。

お誕生日ディナー

2009年09月29日 | 食べ物
ちょっと前になりますが、
今月3日は私の30代最後の誕生日でした。
いつも娘と一緒のおうちご飯なので、
この日は陸と娘を姑に預けて、久しぶりに旦那様と二人でレストランへ

場所はヒ・ミ・ツと言われて、ワクワクしながら行ったのはここ。


裏通りにひっそりとありました。
まだオープンして1年とのこと。


70年代をイメージして作った内装、
28席だけしかないのもまた落ち着いた雰囲気を作り出しているように思います。


初めはシャンペンで乾杯

そして、お勧めの6種類のコースを頼みました。


このスパイス入れのような物に入っていたのは
ちょっとざらざらした食感を残したクリーム状のピスタチオの前菜。
コースとは別のキッチンからのサービスです

こちらがコースの前菜、「シイカのカルパッチョ」
付け合せの「ディル巻き」がとても面白かったです。
生のディルをふんだんに使って、
とてもシンプルにクレープに巻いてあるだけなのに
こんなに美味しいとはビックリしました。


こちらも前菜?
いろいろな盛り合わせに見えるこの一品、
しかしこれ全てトマトの前菜なんです。


ラビオリ
中に入っていたもの、忘れました。。。


口直しのシャーベット。
ハーブのシャーベットって初めて
さっぱりいい口直しになりました。


メインは豚肉のグリル。
とっても柔らかくて美味しかったけれど、、、
ここまでくるとちょっとお腹が苦しい。。。


チーズの盛り合わせ


デザート(または、また口直しの)アイスクリーム
こちらもシャーベットとは別のハーブのアイスクリームでした。


そして最後のデザート
ベリーとチョコレートのアイス。


6品のコースを頼んだはずなのに
なぜか出てきたのは、キッチンからのサービス1品を含めた9品。
間違えてませんかー??? と、思ったけれど、
値段は6品のコースの58ユーロ+シャンペン、赤ワインボトル分
外食がとても高いヘルシンキの中では、とてもお得感がありました。

素敵なレストランでお腹いっぱい満足していると、
ボンボンと大きな音が。
あー始まってしまった
この日はヘルシンキ花火競技会の日だったんです。

花火もすぐに見に行けるように、
会場近くのレストランを予約してくれていました。


写真ボケボケですみません。

フィンランドの花火はスタート時間が10時~11時の間が多いんですよ。
白夜の夏はこの時間じゃないと花火が見えません。
フィンランドにしてはとても頑張っている花火大会です。
結構、見ごたえあります

帰り道、バスが混雑する前に逃走
自転車の二人乗りは意外にも初めてでした
楽しかったぁ

こんな素敵な誕生日をどうもありがとう、旦那様


Ravintola elviira
Punavuorenkatu 3
050 5544050
火曜日ー土曜日 17時~24時

素敵ランチ

2009年09月06日 | 食べ物
「美味しいもの食べたいねー」と友達同士で話をするのは日本でも海外でも同じこと。
でも、美味しいものが安くいつでも買ったり食べに行けたりするのは日本ならでは。
そんな時、自分で作ろうっとなるのが海外生活者。
つわものは納豆やおでんの具(ちくわぶ、がんもなど)も自分で手作り、薄切り肉が手に入らなければ自分で切ります。

たまーに持ち寄りランチはしているけれど、
今回は「いつも作らないようなものを頑張って作って集まろう企画素敵ランチ(Nちゃん命名)」をしてみました。


友達Mちゃん作「牛肉の煮込み」
圧力鍋で長時間煮込んだ牛肉はホロホロ、骨まで崩れます。


友達Nちゃん作「豆腐サラダ」
「こじゃれたサラダ作るね」との言葉通り、
見た目も味もとっても素敵なサラダでした。
豆腐の中に隠れたたくさんの野菜、特にセロリが効いていて大人味。


そして私はといえば、、、

市場で買ってきた豚足を捌き、煮込むこと7時間以上。


ラーメン作りました。
麺は中華食材店で見つけた生めんを使用したのですが、
やっぱり自分で作ればよかった。。。
スープは結構いけましたよ
次回は少し改良を加えて再挑戦します。(今度は麺もね。)

そして捌いた豚足の皮の部分をまた6時間程煮込んでゼラチンを取り、
小龍包も作ってみました。

でもこれは完全に失敗。
まるで肉まん。。。

デザートに庭で取れた西洋スグリを

白ワインと砂糖で煮込んで

コンポートの出来上がり。

Nちゃん作の洋ナシの赤ワインにとアイスも一緒に頂きました。


そしてMちゃんの手作り八橋。
久しぶりの和風味スウィーツもうれしい限りです。

この他にNちゃんが作った「土鍋炊き込みごはん」は
食べきれずにお持ち帰りしました。

美味しいものを食べると幸せな気分になりますよね
作るのは大変だったけれど、
子供達が順番に泣いてお世話をしながらのランチだったけど、
豪華ランチに大満足。

海外にいて物がなかなか手に入らないからこそ
こんな企画もできるのかと思えば、
それもまた楽しいし幸せなのかも。。。

Korvapuusti (シナモンロール)

2009年08月31日 | 食べ物


映画「かもめ食堂」で有名になったフィンランドのシナモンロール。
食べたくなってミニサイズで焼いてみました。
アンティークショップで格安で見つけて気に入っている
ARABIA(アラビア)の古いお皿にのせて