好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

『かまいたちの夜×3』プレイ記録。(その3)

2012-11-29 | チュンソフト・スパイク系
『かまいたちの夜×3』の「三日月島事件の真相」の事件解決シーンを見る。

初代の事件は、「気軽に読める文」&「手応えのある謎」だった。
「2」の事件は、「もっと快適に読める文」&「やや納得しかねる謎」だった。
「3」の事件は、「読んでて疲れる文」&「納得できない謎」になってしまった。

他の方々がレビューで書かれているように、
「プレイヤーが没入して事件を解くミステリ」というストーリーと、
「四人の視点を並行して物語をつなげる」というシステムは、相性が良いとは言いがたい。

登場人物の内、四人もがプレイヤーの分身では、疑心暗鬼にはなれない。
明らかに死体役になっているキャラ達をも差し引いたら、
最初のフーダニットは私でも分かってしまう。

メイントリックのマスターキーは、初読では「やられた!」と驚いたが、
よく考えてみると問題が多い。
あの人が部屋で荷物を散らかしてたら、犯人側はどうする気だったんだろうとか。
そもそも、犯人側の思惑が見えない。
あれでは、密室は自殺に見せかけるために作られる、という大原則が崩れてしまっている。

その後、伏線の乏しい後付けが続くから更に困る。
あれだけ綿密に調べた屋敷に何故か抜け道、外部犯、
そんでもって被害者の死そのものまで引っくり返った。
これは昔の少年漫画か。透は王大人か。(「死亡確認!」)

全員そろってのハッピーエンディングなのは嬉しいけど。
初読での私の悲しみはドコに持ってけばいいんだよ……。

それでは。また次回。
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