海軍条約事件

今日は、震災以来初めてジェレミー・ホームズに会いたくなりました。
3月11日以来あまりの衝撃に、なかなかジェレミー・ホームズにすら会いたい、という気持ちになれなかったのですが、
最近、少しづつ、ちょっと心に余裕が出てきました。

今日は、ジェレミー・ホームズに会って、元気をもらいたいと思います。
というわけで、そんな時は「冒険」シリーズからのチョイスで、「海軍条約事件」を見てみたいと思います。
ジェレミーが皆様の心に、少しの「癒し」を与えられたら嬉しいです。








ジェレミーの登場シーンは、ベーカー街での実験から始まります。

本当に久しぶりのジェレミー・ホームズ。
少し落ち着いた気持ちで、ジェレミーに会えた事を感謝します。








ワトスンが新しい事件を持ってきたので、依頼主からの手紙を読むホームズ。

ジェレミーの写真や画像を見る度に、自分が記憶してたジェレミーよりも魅力的なことに気づいて、ジェレミーの輝きに感動します。
本当に、なんていつもハンサムなんでしょうか。
いつもはオールバックの前髪が、くつろいだ感じで降りているところが、たまりません。
私はこの4月でファン歴20年を迎えますが、何度ホームズ・シリーズを見たか分かりません。
なのに、こうして20年たってもまだ見返す度に、新鮮な気持ちでジェレミー・ホームズに会えるなんて。
年月が経っても、決して色あせない本物の輝きを感じます。








依頼主の家まで来ました。
外務大臣から、模写の為に借りた海軍の機密文書が盗難され、それを取り戻してほしいという依頼でした。

デジタル・リマスターになって、背景の家の装飾もくっきり分かりますね。
ホームズ役では、髪は黒く染めているジェレミーですが、
この話では本来の色が出ていてとても素敵です。
グレーのカントリー・サイド用スーツとぴったりです。








バラを語るホームズ。

言わずとしれた名シーン。
まるで、シドニー・パジットの挿絵から抜け出てきたかのようなジェレミー・ホームズ。
しかし、ここまで花が似合う男優は、ジェレミー以外いないでしょうね。
ちなみに私生活でも、花好きで、特にバラは好きだったようです。








一旦ロンドンに戻り、事件を追うホームズ。

本当に、ジェレミーはどのシーンをキャプチャーしても、美しい所作ばかり。
今回も、この歩き姿の美しいこと、惚れ惚れしますよね－。








紛失した機密文書の模写を依頼した外務大臣の元を訪ねます。

今回は、カントリーサイドのお洋服が多い中、ロンドンではいつもの黒いフロックコート。
どうして、ジェレミーはこうも端正で品格があって上流階級の雰囲気なんでしょう！
「女性を一番引き立てるのは黒」とよく言いますが、それはジェレミーにも当てはまります。
黒で、ジェレミーの美しいが際立ち、なおかつセクシーなんですよね。








ホームズは、文書を盗んだ犯人を推理し、夜に取り戻そうと計画します。
それまでの間、しばし休憩を取っています。

こちらもデジタル・リマスターになって、イギリスの緑が本当に綺麗に写るようになりましたね。
ジェレミーの美しい寝姿が絵画のような１シーン。
名シーンが多すぎます！







機密文書を取り戻し、ベーカー街へ戻ってきたホームズ。
これから芝居がかったやり方で、文書を依頼者に返してあげます。

デジタル・リマスターになってから、こういったシーンの光の優しさというのでしょうか、うっとりするほど綺麗になりましたね。
ジェレミーの白いスーツ姿、ワトスンと依頼者の薄い色のスーツが美しく見えます。
それにしても、ジェレミーの白スーツは、反則的美しさ！










依頼者がトレーを上げ、文書を見つけます。

この作品中、一番のジェレミー・シーン。
もう、この笑顔の素敵さったらありません！
いたずらっ子の最高の笑顔ですよね。
ある時は真面目で、ある時はセクシーで、ある時はこんな風に愛らしくて。
男性が50代にもなって、こんなに愛すべき笑顔が出てくるなんて、ジェレミーの魅力はずば抜けています。

この話では、色んなジェレミーが見れて、大満足です。







このいたずらに一役買ってくれたハドスン夫人へ、お花のささやかなプレゼント。

初期のシリーズでは、仲の良い二人のシーンが見れてファンは嬉しいですね。
もうどこから見ても、本物のホームズとハドスン夫人にしか見えません。

何度も言いますが、デジタル・リマスターになって、ジェレミーの魅力が倍増ですよね。
久しぶりのジェレミーは、輝いていて素敵でした。

ジェレミーの努力の結晶、グラナダ・ホームズを見ていると、心が少し癒えますね。
頑張ろうっていう前向きな気持ちをもらえる気がします。
まだまだ被災地は大変ですが、ちょっとづつ日常が戻ってくることをお祈りしています。





原発問題はまだ深刻な状態ですが、それでも各国が日本待避を取り消したり、
アメリカの特殊部隊が帰国したり、一応の危機的状態は去って胸をなで下ろしました。
これも危険と戦いながら、現場で働いている方々のおかげですね。本当に感謝してもしきれません。

今日も、日本にエールを送りたいので、「日本製は世界一だ」ということをご紹介したいと思います。
去年は日本を離れロンドンに暮らした私ですが、やはり日本製は素晴らしい、ということを母国を離れて実感しました。
全ての物のクオリティーが高く、細部に渡り考えて作られている商品、それが世界の中での日本商品の立ち位置です。
ロンドンでは、インテリア用品はお洒落で日本より良い物が多いのですが、
その他の電化製品や文房具用品、ちょっとした物などは、日本の方がよほど種類が豊富でクオリティーが高く信頼出来ます。

子供の幼児雑誌一つを例にとってお話します。
日本では550円払うと、上質な紙の雑誌とシールとおもちゃがつきます。
おもちゃは、紙を組み立てて行くと、バイクや車などが精巧に出来る、見た目も実用性も素晴らしい物です。
一方、ロンドンの幼児雑誌はと言うと、日本の半額ぐらいの値段で、雑誌とシールと簡単なおもちゃがつきます。
雑誌の紙はお粗末なぺらぺらだし、ついているシールも日本のように綺麗に直ぐに剥がれることはありません。
日本のシール技術の20年前と言っても過言ではないでしょう。
おもちゃも既に出来てあるものがついていて、日本のように組み立てるものはついていたことがありません。

価格の差はありますが、もしロンドンの幼児雑誌を倍の値段にしても、日本とは同じものをつけることが出来ないだろう、というのが私の意見です。
まず日本の幼児雑誌の紙のおもちゃを作るには、親が手間をかけて作らないと行けません。
こんな細かい作業をロンドンの全ての親に求めるのは、無理というものです。
そして紙の型抜きだってシールの型抜きだって、日本のように精巧に出来る工場があまりないと思うのです。

今回の地震で日本の部品工場が止まり、世界の工場が慌てました。
日本人は、細かさ、精巧さでは抜群の力を持っています。
日本人の真面目さが工業製品の細かい作業で、非常に活きていて世界から信頼を得ていると思います。

日本人は真面目だというのは、仕事に妥協を許さず、みんなが過剰に働いているマイナスもありますが、
（もっとロンドンの人なんか、気楽に働いていますもの）
世界に高品質の製品を送り出すことで、日本という国が好意的に見られているのもまた事実。
震災で台湾から本当に多額の募金を頂いていますが、文化ばかりでなく日本製品に対する信頼が日本への好意に繋がっています。

ロンドンで知り合った台湾の人は、「日本製品は世界一」だと言ってくれました。
「どんなものだって日本製品は素晴らしい。オムツ一つ取ったって、アメリカのパンパースは漏れるけど、日本のパンパースはそんなことはない。
電化製品だって素晴らしい。私はカメラはキャノンを愛用しているし、台湾では電化製品は日立が一番高級ブランドでみんなが憧れている。
日本食はなんでも美味しい。肉まんなんか、日本で食べる方が、本場の中国より美味しい。
中国の漢方は信用できないから買わないけど、日本に行ったら高い漢方薬を買って帰るよ。」

台湾のみんながみんな、こう思っている訳はないですが、でも親日派がいることは確かです。
こう発言してくれた私の友人は、毎年来日してくれるほどの、日本好き。
ちなみに昨年は、ロンドンにいながらネット経由でNHKの龍馬を見てくれていました。
こんな親日家の方の存在は、日本人として本当に嬉しいものです。
それが、ずば抜けた募金額へ繋がったのでしょう。涙が出るほど有り難いことですね。

日本人の先輩方が、いままで頑張ってくれたおかげで、こうした日本への信頼があり
先進国を始め、経済的に苦しい各国からも援助の手がさしのべられたのだと思います。
原発で日本への信頼は、傷ついたかも知れませんが、
また前向きに頑張って、信頼を取りもどして、より良い日本になれば良いですね。

では、また来週。

りえ