パリでの遊び、そして元妻Joanさんとの出会い

「The man who became Sherlock Holmes」の概略の続きで、90ページを中心にご紹介します。


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（ジェレミーの親友ロバート・スティーブンスの元妻）Tarnはその頃、パリにいた。彼女はアメリカ人の癌の専門医と再婚し、彼がパリで働いていたのだ。Tarnはロバートとの娘ルーシーを引き取り、ジェレミーは可能な限り二人のところへ訪れていた。ジェレミーは、彼女のアパートの高い天井、そしてアンティーク家具がお気に入りだった。

最高のレストランに出かけては、ジェレミーは気まぐれに他人のテーブルにシャンパンをプレゼントしてしまうのだ。そしてワイン係に何人の子供がいるかなど家族構成についてじっくり話をしたりする。Tarnはそれにいらつくこともあった。これが60年代の楽しみ方のようだった。二人は若く、気ままでいられた。このような振る舞いは当時でこそ許されていたが、今ではちょっと考えられない。

「ジェレミー、そんなことする必要あるの？」
ジェレミーが、レストランで突然立ち上がり、「マイ・フェア・レディ」の歌を歌い終わった後、Tarnはこう聞いた。

「Tarn、僕は君がスノッブになるためにパリに来た、なんて理解できないよ」
ジェレミーは答えるのだった。

この前後、ジェレミーはアメリカの公共TVで、Alistair Cookeが司会をしている
番組「Masterpiece Theatre」に短い間、出演していた。それから、、ロンドンのPhoenix Theatreで「Design for Living」という劇でOtto役で演じた。このとき、アメリカ人のプロデューサーJoan Sullivanが、ジェレミーのハンサムさに圧倒され、もっと彼を知りたいと言っていた。

しかし、ジェレミーの冗談と友情的態度に、当時は彼女のもくろみは外れた。


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誠に久しぶりの「The man who Sherlock Holmes」の概略です！
自分でもどこまで訳したのか、すっかり忘れてましたよ（笑）

とうとう二番目の奥さんとの出会いがやってきました♪
この劇で、奥様はジェレミーに完全に魅了された訳です。
ちなみに、この舞台の様子は舞台「DESIGN　FOR　LIVING」 で、すこしご紹介してます。

このときは、まだ本格的な恋は始まっていない様子です。
これから、二人の恋がどう発展するかも楽しみですね♪

いや、しかし60年代の遊び方、すごいです
でも時代が「おおらか」で良いですねー。
昔の映画とか見ていると、日々の生活に余裕があって
未来が明るくて、夢があって、人生が楽しそうです。
これもちょうどその頃のお話なんでしょう。

そういう意味で、現代はなんか余裕のない社会、という気がします。
もちろんどんどん技術も発達して、社会のスピードも速くなっていい事も沢山ありますが、弊害もまた多いですよね。
社会全体の為というよりは、個人や会社の利益優先で物事は決められていく。
昔の会社のトップは、国や国民の為を思って事業を進める余裕がありましたが、
（それこそジェレミーの母方のキャドバリーなんかは、貧民街の環境をよくしようと努力したエピソードがありますし）
今は、とにかく自分の会社が生き残れるための経営であって、なんか見ててせせこましい、感じがします。
今、働いている方は特にその「余裕のない」社会で、ストレスフルな生活を送っていられることだと思います。

そんな時代背景も織り込んで、ジェレミーのこの行動を見てくださいね。

でもこの頃から、レストランで歌を歌ったりしてたんですね！
ジェレミーの歌唱力の凄さは、「メリー・ウィドウ」で知りましたので、
ジェレミーが歌うことは迷惑ではなく、むしろ他のお客さんにとってもラッキーなのでは？と思います。
いきなり俳優がレストランで出演作品の真似をしたら、普通お客さんは大いに盛り上がると思いますよね。

それにしてもジェレミーは、何を歌ったんでしょうか？
やっぱり「On the street where you live」でしょうか？
うーん、しかしそこに居合わせた人は、本当にラッキー。
美味しいものを食べつつ、ジェレミーの歌声が聴けるなんて！！
私もそんな栄誉にあやかりたい


すいません、また更新遅れがちで・・
でも皆さんも私の遅れを予想されているみたいで、
だいたい私が更新します！と言った日のアクセスが１とすると
宣言した次の日のアクセス数が、3倍から4倍ありますから
みなさん、分かってらっしゃるー（笑）

次は15日前後に更新を予定しています。
ロバート・スティーブンスのホームズ役の話なんかもでてきますよー。

ではまた♪
あ、コメント楽しませてもらっています！お返事ちょっと待ってくださいね♪


りえ（rie_002@goo.jp）


この本はジェレミーファンの間では、内容に偽りがあるなどとされ、評価の高い本ではありませんが、ジェレミーの一生涯の伝記はこの本が一番詳しいため、概略をご紹介しています。内容が一部事実と違うところもあるかも知れませんが、ご了解の上、お読み下さい。