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本の価値

2005-04-02 | 本と雑誌
あたしは本の虫である
月のお小遣いは本と酒でなくなってしまう大馬鹿者である

そんな自分が欧州に住んでいた時の話

 誇らしいほど日本では世界中の本が翻訳され出版されている
 古典といわれるものから諸外国の近代文学も
 また日本語での出版も幅広い分野で
 どこの国の大きな本屋でクリスティの全100冊が文庫で無造作に棚に並んでいるというのだ?
 文庫だとランチと同じ値段で本が買えるしブック○フなら運がよければ100円だ

どうしても読みたい本や話題の本は日本に注文して読んでいたが
ある日前評判で買った本があまりにもつまらなく失望したのでアマ○ンのレビューに書いた
するとその著者の熱心なファンらしき人物から早速反論となるレビューが個人攻撃も含んで並んだ
曰く、あたしは偏狭な国粋主義者らしい
当たらずといえども遠からじw

つまり価値の問題なんだなと思った

自分はすくないお小遣いの中から文庫代500円送料(他の本も含め)1万円を払って待ってまで手に入れた本。
だからあまりにもつまらなさと自分の費やした金額とくらべてしまい失望した
もし自分が日本でこの本を買ったのならここまで失望はしなかっただろう

背景事情、立場、文化によって価値は変わる
本だけではなく