暴言注意報発令中。
警戒願います。
読者の不愉快な感情を誘発することがあります。

偶然と必然の違い

2005-02-28 | 未分類
たとえば事故が連続して起こったとして
その各1つ1つの事象に明白な関連性があれば
それはなんらかの要因によって引き起こされる事象で
類する未来の予測も可能になる
しかし明白な関連性が認められない場合はそれらは偶然であり
それを基にした推量・予測ははずれがち、ということになる
しかしながら
偶然とはまさに偶然で
似たような事象が繰り返されることがある

見極めなくてはいけない

二重国籍

2005-02-26 | 日本と世界
会社の同僚が「二重国籍を求める署名」の紙を持っていた
たぶんあたしの相手が外国人であること
子どもができたときの国籍の問題もあるから
簡単に署名してもらえるだろうと思って持ってきたのだと思う

でも
わたしは現行の日本の方式に賛成である
つまり安易に二重国籍を認めようという考えには賛成ではない
自分の子どもには「時期がきたら」祖国を選んでほしい
自分の属する共同体
自分の寄って立つ位置
22年の自分の経験からもっともふさわしい国籍を
覚悟を持って選んでもらいたいと思う

国籍なんてただのマークだという考えもあるかもしれない
しかし国外にいてなにかが起こったとき
とにかく手を差し伸べてくれるのは誰か?
同胞を助けてくれるのは同胞だと考える
日本国民であるから外務省の発行した証明書=パスポートで守られている
実際には日本の法律の及ばない外国で「当該人に必要な保護を要請する」と言ってくれるのはパスポートだけなのだ

署名を持ってきた彼にはシンプルにこう説明した
「2重国籍をもちつつ祖国同士が戦争になったらどうするの?
哺乳類と鳥類の中間のこうもりみたいに誰からも相手にされないような立場に大切なわが子を置きたくないの。
一般的に親が死んでも子どもは生きつづけるから、自分の子どもを守ることは、その子どもの選んだ国に任せるしかない。
国籍をひとつに選ぶことは子どもを守ることだと考えるの。」

残念ながら平和ボケのいまどきの若い男性、*戦争*と口に出しただけで嫌悪感丸出しにして話を全部聞かず「大多数の外国もそれが普通だよ」と。
・・・だからどの国とどの国がそうで実際何%とか説明しろ、と小一時間問い詰めたかったけどこの相手には話すだけ無駄みたい
これで1児の父なんだよね、彼
そして彼自身は日本人同士の結婚なので国籍には関係がないのだ(無条件で日本国籍)
そりゃ深く考えずに正しいと思い込んで署名もできるよなぁ、と当事者ではない彼の気楽さをうらやましかったり

ま、それはそれ

以前読んだ「帝国海軍士官になった日系二世」を思い出した
USの日系二世部隊のヨーロッパでの戦績や
戦後の日本で巣鴨プリズンにかかわった二世達は有名だけど
逆の事実もあったことは地味すぎてあまり知られていない
幼い頃からUSに忠誠を誓っていた日本語も話せない二世が
開戦直前に日本に留学してて徴兵され、そのうちの何人かは愛する祖国と戦い命をおとし
生き残っても終戦後US国籍を剥奪され
覚悟を決め日本人として生きていく話

これも知るべき話のひとつ

高砂族

2005-02-25 | 日本と世界
愛する家族や自分の生まれ育ったところを守りたいという意思で
その命を投じたものは尊いと思う
たとえそれが戦であり事故でありともその尊さは変わらない
簡単なこと「守りたい」という気持ち
あたしがこう考えられたのも自分に大切な守りたいものができたから

故郷で安らかに
http://www.sankei.co.jp/news/050225/kok035.htm
「高砂族の慰霊碑は撤去ではなく移転へ

生卵

2005-02-25 | 日本と世界
生卵をたべるのは日本人だけだと思ってました
今朝、ふりかけと醤油と生卵をまぜまぜして
おいしそうに食べてる彼をみながらちょっと考え直し

それに知り合いのスウェーデン人の女性は
うどんはあまり好きじゃないけど納豆は好きです

日本人は自国の食文化をすこし特殊に考えすぎてるかもしれません
北米とは異なるけど欧州と比較すると実はかなり普遍的です

落とし穴

2005-02-24 | 私事
小学校の担任のHさん(あえて先生とは呼びません)も満州で生まれた引揚者でした。

彼女は小学生だったあたしにロシア(旧ソ連)の憎しみを受け付けようと努力していました。
また731部隊の本も小学生には難しいとわかりつつも読ませました。
たぶん彼女は日教組だっだのでしょう。彼女は中国を賛美していました。
飲み込みのわるかったあたしはおぼろげな意識でしかその思想を受け取りませんでした。
聞く度になにか不可解な違和感を感じていました。
そして、そんなあたしに彼女のいやがらせがはじまりました。
国語の授業中に当時の中国の国家主席の名前をこたえられなかったあたしは耳をひねりあげられました。他の教科の先生が病欠になったのもあたしのせいだと。
さんざんな目にあいました、が、いま思うと鍛えられました。(笑

卒業した、中学生のある日、NHKでロシアの特集を見ました。
TVのなかのロシア人は劇場で観劇したり、夕食を家族でとったりと、普通の人たちでした。
ほんとに普通の人たちでした。

当たり前のことなのに、彼女の(ある意味)洗脳のせいで、ロシア人も、ご飯をたべたり、笑ったりすることを考えたこともありませんでした。
ロシア人も愛する家族がいて、みんなで住む土地があり、芸術もあるのです。歴史も事実ですが、これも紛いなき事実です。

ずっと感じていた違和感の、教師からいじめをうける原因になった違和感の、根底がわかったとき、ひとつ落とし穴から抜け出た気がしました。

後日談:Hさんはその10年後くらいに、やっと、彼女の落とし穴から抜け出た模様で、あたしの参加しなかった同窓会であたしに悪いことをした、と後悔していたようです。

遅せーよ!ゴルァ!(--メ

・・・というのは冗談で、
憎しみの落とし穴は深く這いあがるのは大変です。
そしてそれは個人の「気づき」に依ります。

いまの自分も気がつかずに落とし穴に落ちてるかもしれません

モンゴル

2005-02-21 | 日本と世界
昭和41年厚生省作成の資料によると
モンゴルに抑留された日本人は約14000人で
そのうち1686人が現地で亡くなっているという
ウランバートルにはダンバダルジャー日本人墓地もある
抑留というとシベリアの過酷なものがよく聞かれるが
モンゴルでもあったということはあまり知られていないのではないか
そういう自分もその事実を知らなかった

まだまだ知らなければいけないことがある

覚悟

2005-02-18 | 日本と世界
知り合いで会社を辞めてUSに行った奴がいる
仮にT君としておこう
T君はリストラの退職金で大学院に行くことに決めたのだ
USに行ってから暇なのか
日本語がなつかしいのか
彼はたまにメールをくれる
しかし
内容がだんだんおかしくなってきている
曰く
 日本の社会は外国人に冷たい
 外国人差別が…
 日本の温泉は外国人お断りで…
いたって日本に対しネガティヴ

こいつの頭の中には自分も
日本の社会を構成する日本人の一人だということが
すっぽり欠けてきたようである
海外にいて客観的に見ようとしているのはわかるが
自分のこと、自分の国とか客観的にみることはそもそも可能か?

あげく結びの言葉が
 日本に連れて行きたい人がいるけど
 日本の社会が悪いから
 僕が躊躇しちゃうよ
おぃおぃ
連れて行きたい人がいるなら
そしてなにか困難を伴うのなら
それを克服するような覚悟はないのか?
社会のせいにしていてはなにもできない
いつまでも被害者意識で加害者を探し
責任転嫁を繰り返すのはちっとも生産的じゃない

つまり自覚も覚悟も足りねーっつーことだ>T君

余談ですがうちのパートナーは日本の温泉が大好き
マナーよくしていれば断られたことはありませんが、なにか?
あたしもうちの相手も
祖国以外で暮らすことでの問題を(少なくとも受け止める)覚悟しています
そして必要であればあたしはパートナーを命がけで守ります