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アイディンティティ

2005-04-01 | 本と雑誌
1974年ごろに出たJAPAN: The Fragile Superpowerという本がある
邦題は「人は城、人は石垣」でなんともかっこいいが、実は原本のタイトルは

Fragile

旅行好きの人はこの文字見たことあるかもしれない
そうFragileは、ワレモノ、コワレモノに対するタグに使われている
つまり「ひよわな超大国」ってことだ

国内でも国旗や国歌はあまり関心がなく
領土問題もあまり普通に会話にのぼらない
人々は日常生活に埋没しちょっとしたニュースに一喜一憂

 新年には初詣で
 初詣が古いと感じればカウントダウン
 しかしどこ行ってもやってることは結局一緒<新年のお祝い
 桜が咲けば花見
 夏は海へ
 秋は紅葉狩り
 他の宗教の教祖の誕生日だと後に勝手に決めれられた日クリスマスを祝い
 冬は温泉行ったり
 JRのCMにつられてw京都行ったりそれはあたしww


国とは!なんて叫んでる集団をみては「こわーいウヨクー」なんて思ってみたり
他国が国旗を燃やしてるのを見ては「うわー」と思ってみたり
戦闘終了後60年占領解除から52年ふわふわ生きてる

ここで考える

 日本が「ひ弱」に見えるのは
 国民や国がすこしくらい「ひ弱」でもゆるぎない
 日本というアイデンティティが
 この島国で
 この年月で培われてきたからではないか


実は、日本人としての強力なアイデンティティがいつも日本人の内部にあったから、弱くても強くいられるという2面性
そして日本の一体感の基礎となったものとして
国を支配した支配層と被支配者である市民、人民の言語は同一であった

たとえば日本人が海外で「どこの国から?」と聞かれれば、ま、「日本」と答える
たまーに日本が嫌いで「地球市民」などと頓珍漢なことを言って
本人の意図とは関係なく笑いを取るやつwも居るが
「日本」と答えて「それ何?国名?」と聞かれることはまずない
大体の人はアジアの1国だと理解してくれ
英語の発音がおかしくても許して?くれ
相撲だの三島だのオノヨーコだのTOYOTAだの禅だの「アリガトゴザイマァス」だのと言われる

翻って

最近日本に対して特に厳しい表現をしがちな周辺国はどうだろう
韓国?
最近キムチはフランス料理に組み込まれるらしいけど5000年の歴史といいながら
彼らの歴史を「これだ!」といえるものはあまり多くはなく1392年の李氏朝鮮以前はあまりはっきりしない
両班は漢字を含む文字を読み書きしたが人民にはハングルは禁じられていたし属国だったので支配者と被支配者には隔たりがあった
北朝鮮?
最近USにかまってもらって嬉しいのかもしれないけどやはり基本的なものは韓国といっしょであろう
中国?
眠れる獅子であり世界の工場を誇る、が、あまりにも大きいし民族の言語も異なる
単一のアイデンティティとなるとやはり中国国家というよりは中国圏という表現があうくらい?

扶桑社出版の日韓大討論では金氏(親日派のための弁明の著者)と西尾氏が対談している
 
 日本はアイデンティティがはっきりしているが、
 朝鮮ははっきりしていない。
 だから不安が根底にあり、それがある感情を生む。


日本のアイデンティティは確実にあるからこそ
必要以上にあおられる必要がないのだと考える