Sensual Life

Ribaco Collectionオーナーのブログ

ヴィンテージ コート

2015年09月06日 | 日記・エッセイ・コラム
今回「Style Elments おしゃれの時間」のためにChez tomoさんに頼んで作ったウールのコートのお話です。



’60年代の映画、特にオードリー・ヘップバーンや、カトリーヌ・ドヌーヴの映画のファッションが大好きです。
子供の頃、父と一緒に観たシャレードはヘンリー・マンシーニの音楽と共にジバンシィのデザインしたドレスを着たヘップバーンの姿が素敵でした。冒頭のサン・モリッツでのスキー・ウエアから始まり、七部袖のコートに皮の長手袋をはめ、小ぶりの帽子とバッグ、そしてローヒールの靴というスタイルの服を代わる代わる着てパリの街を駆け回る姿は、まるでファッション・ショウを見る様な気分でした。
そして時は流れ、パリで一番好きな場所パレ・ロワイヤル(シャレードで最後のクライマックスを撮影した場所でもあります)にあるヴィンテージ・ウエアのブティックで出会った'70年前半のノーブランドのコート。一目惚れで購入した七分袖、Aラインのコートは、映画の続きを見ているみたいでした。

数年前にもリバココレクションでこのコートのデザインを元に作ったコートを販売致しましたが、新たに、Chez tomo のデザイナーの中川都萌さんにご相談して作っていただきました。縫製も一部手縫いのクチュール仕上げ。ボタンはミタケボタンで選んだイタリアのボタンです。ボタンひとつで雰囲気も変わります。今回のセミ・オーダーでは、ボタンをいくつかのデザインの中から選んで頂けます。他に生地違いのグレイがあります。’60、’70年代の雰囲気を持ったシンプルなデザインは、上質なウールのストールと合わせてエレガントに着たり、柄物のストールやポップなバッグと合わせてちょっぴりファンキーな気分で着たり、小物とのコーディネイトで様々なスタイルを楽しめます。今回セレクトした商品と一緒に是非お試しください。

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