Sensual Life

Ribaco Collectionオーナーのブログ

北欧の旅 デザインが生きた街コペンハーゲン

2012年09月17日 | 旅行記
ちょっと間があいてしまいましたが、北欧の旅の話の続きです。ストックホルムから飛行機で約1時間。コペンハーゲンの空港に着いてまず目に入ったのが、カートのデザインのすばらしさ。公共の場で使われる物のデザインって大切ですね。
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運河沿いの町並み。赤や黄色や青の家もしっくりと風景に馴染んでいます。日本の風景では、遊園地のよ様に見えてしまいますが。土地の空気感に合ったデザイン、重要です。
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チボリ公園の看板。このピエロの衣装のダイヤ柄のモチーフ、ノートやディッシュクロス、いろいろな小物のデザインに使われているのをあちこちでみかけました。
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ビールメーカー、カールスバーグの創立者の息子のアートコレクションを展示したニュー・カールスバーグ・グリュプトティーク美術館。この中にあるホール。アリンコチェアがだあっと並んで壮観。クラシックなインテリアの中に置いてもしっくり。
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古代エジプトやギリシャ彫刻、フランス印象派、ゴーギャンの作品も多く、展示品もすばらしかったですが、美術館の施設の絵表示にも目をうばわれてしまいました。
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言葉がわからなくても誰でもわかるシンプルで明確なデザイン。これぞグッドデザイン。
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こちらは、デザインミュージアム。年末まで開催中の家具デザイナーFinn Juhlの生誕100年を記念した展示会場。
実際に座る事が出来るようにいくつかの椅子が並べてあり、椅子の張り地の色の美しさ、質感の良さ、そして座り心地の良さが体感出来ます。デザインのいい作品は、時代を超えて使い続けられるでしょう。
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ミュージアムの中にあるカフェ。使い込まれたウッドのカウンター、テーブルと椅子、居心地のいい空間。すてきな器にのせられたケーキもおいしそうでしたが、残念ながら素通り。
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街歩きを再び。ウィンドー・ディスプレイの美しいアンティクーク・ショップやカフェ、子供服の店、インテリア雑貨店などなど、目を楽しませてくれる店が連なっています。
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そしてこちらは、食肉市場跡にカフェやレストラン、クラブなどが続々オープンしている"Kodbyen"
日中は殺風景な所なのですが、
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日没過ぎ、ネオンサインが灯る頃には、ファッション・ピープルが続々と集まって来ます。
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ダダッ広い空間にオープン・キッチンのあるBioレストラン。壁にかかった牛のオブジェや、天井からつり下げた食肉用鉄のフックなどがインテリアに使われ、食肉市場の跡地だという事を思い起こさせます。
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ジャズ・ライブもあるレストラン・バー。毎晩外の席迄人が一杯。
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敷地の奥にも、レストランやクラブが。今世界が注目のレストラン”Noma"出身のオーナーが始めた新鮮な魚介とお酒を楽しめるバーもあります。ここで飲んだ、フレッシュ・ベリーのカクテルやフレッシュ・タイムのカクテル美味しかったです!小さなクラゲが泳いでいる水槽や廃材を使ったインテリアもおしゃれでした。

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自動車部品の工場跡だったのでしょうか。ポップなネオンサインをそのまま使ったクラブ。コペンハーゲンの夜は続きます。
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北欧の旅

2012年08月31日 | 旅行記
8月もいよいよ最後の日になりましたが、相変わらずの猛暑ですね。8月の前半、37年ぶりに北欧の旅にでかけました。時差ボケと夏バテですっかりサボってしまいましたが、残暑お見舞いとして涼しい国への旅へご案内いたします。


まず最初に訪れたのはフィンランドの首都ヘルシンキ。真っ蒼に晴れ渡った空。日差しは強いですが湿度がないので日陰に入ると寒いくらい。街歩きにはうってつけの気候です。
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フィンランドというとモダンなイメージですが、古い重厚なビルが立ち並ぶ街並みです。どこの国に行っても気になってしまうのが、エントランスに記されたイニシャルやナンバリング。パリとは、やはり違います。

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オリンピックでのフィンランドのサッカーチーム登場はありませんでしたが、将来の有名選手がここから出てくるかも?
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グラウンドのそばにあったキオスク。なぜかミラーボールがさがっていました。モダンデザインとは対照的なジャンクさについ惹かれてしまいました。
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日本でも人気の高いフィンランドの代表的建築家アルヴァ・アアルト。自邸が公開されているので訪ねる事にしました。街の中心から、トラムに乗って郊外へ。向かいの席に座ったおじいちゃまが、指をさしながら、街の名所をあちこち教えて下さいました。フィンランドは北欧の中でも親日家の多い国だそう。トラムの運転手さん(女性でした)に乗車する時にアアルトの家方面にに行くか確認しておいたら、停留所に着くと声をかけてくれました。フィンランドの暖かいホスピタリティーを感じました。
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いろいろな雑誌などにも紹介されているアアルトの自邸の写真はご覧になってる方も多いと思います。そのせいでもないでしょうが、足を踏み入れてみると、なんとも懐かしい気分になりました。とっても落ち着いた気持ちの安らぐいい家です。
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暖炉の脇にある観葉植物。飾り方のアイディアのヒントになりますね。
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どの部屋からも大きくとった窓から自然の風景が楽しめます。この季節は緑一杯の涼し気な景色。やがて秋には紅葉、冬の雪景色、春の芽吹きと一年を通して四季折々の豊かな自然の贈り物を感じ取り、素敵な作品ができあがったのでしょう。
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外観も、自然の中に溶け込むように素材や色が選ばれています。
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こちらは、お隣の集合住宅。調和のとれた街並みは美しいです。
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37年前の夏、初め訪れたフィンランド。遠い記憶の街はそのまま。日本の昔からあった自然の豊かさを取り入れた、住まいや、街並み、生活用品は大分失われてしまいましたが、フィンランドでは自然と調和した心地良いデザインが長く愛され現代に生かされているのを見ることができました。ヘルシンキは今年の世界のデザイン都市の首都として選ばれました。日本でも、伝統工芸など独自のデザインが見直されてきました。これが少しづつ広がり美しい日本が取り戻されますように。
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さて、街歩きの最後は、港に面した広場に毎日たつ市場で、ヘルネを買ってフィンランドビールを飲んで一服しましょう。スナックインゲンの様なお豆。生で食べます。はじめは青臭いのですがやみつきになってしまいました。
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プチヴァカンス

2007年09月28日 | 旅行記

1005_3 パリでの仕事の前に、ニースへプチヴァカンスに出かけてきました。

シーズンが少し過ぎ、秋の匂いがちょっぴりする海からの空気を吸うと、

数日前の東京の猛暑が、思い出せないほどいい気持ち。

ホテルの前のビーチハウスで、タプナードをつまみロゼワインを飲み、

とびきりおいしいサラダニソワーズを食べて日光浴。

ニースのビーチは砂浜でなく、石の浜。白いラインの入った石はモダンアートのオブジェのようです。いくつか並べていたら、箸置きに使えそう!組み合わせを考えて選んできました。

ヴァカンスなのに、仕事モードになってしまいました。

いつかは、フランス人のようにヴァカンスを楽しみたいなあ。