Sensual Life

Ribaco Collectionオーナーのブログ

晩夏の香りに酔いしれて

2009年08月26日 | 日記・エッセイ・コラム

1208 今年もジンジャーの花の季節がやってきました。ベランダの鉢植えは、数年前に花が一度咲いたっきり葉のみになったままですが、おととい渋谷の花屋さんでジンジャーの花をみつけました。なんていい香りでしょう!さっそく買って、帰りの電車のなかでもうっとり。家中連れ回しては、香りを堪能しています。画面からこの香りがだせたらいいのですが・・・。


建築家坂倉準三展

2009年08月18日 | インポート

1207_2 今日はリバココレクションとは駅の反対側にあるパナソニック電工の本社ビルにある汐留ミュージアムで開催中の「建築家坂倉準三展」を見てきました。コルビジェの弟子としてパリで働いていた時に様々な人々に出逢い、影響を受け刺激しあい、出来てきた作品は、和と洋、伝統とモダンが融合しあい、温かみと気品があります。写真や模型だけでなく、原寸大で再現された大扉や、実際に使われていた椅子やテーブルなどの家具が展示されているので、そこで、どんな暮らしがあったのか、イメージがわいてきます。取り壊されてしまった住宅も多いのですが、まだ住み続けていらっしゃる住宅もあるそうです。遊びに伺ってみたいものです。今回、私が気に入ってしまったのは、コルビジェのアトリエ時代の同僚の、シャルロット・ペリアンが日本に住んでいた時に坂倉から日本の民芸や作家を紹介され、影響を受け デザインした竹の椅子。ローコストの椅子の開発としてデザインされたそうですが、背の部分と座面が竹の皮で美しく編まれ、今の時代では超高級品ですね。もうひとつ、米俵から発想された寝椅子。彼女の代表作のシェーズ・ロングとは趣きが違い、民芸調なのですが、色がとても洗練されていてさすがです。坂倉の設計した鎌倉の神奈川県立美術館でも都市空間のデザインを中心に展覧会が開催されています。本人の作品の会場で見るのもおもしろそうです。