パリの郊外ブローニュに近いles anneesという美術館で１月末まで開催されているブリジッド・バルドー展に行ってきました。ゲンズブルグの映画にも登場してB.B.も再注目。会場にはB.B.の子供の頃の写真や映像に始まって、数々の映画のポスターや映像、資料など見応えたっぷり。彼女の少女時代の部屋を再現したコーナーは、そんままパリの街のブティックに移しても違和感がないくらい。最近はストイックなほどの動物愛護のニュースにしか登場しませんが、彼女のバックボーンを見て、ただセクシーで可愛いだけでない気品のあるB．B．の魅力に納得。改めて映画のビデオを見てみようと思います。
www.expobrigittebardot.com
今パリの街ではあちこちにセルジュ・ゲンズブルグのポスターが貼られています。ゲンズブルグの伝記映画が公開され、TVで特集番組があったり、本やCDなども発売されちょっとしたブームになっています。私も早速映画を見に行ってきました。ゲンズブルグと言えばジタンと言うくらいヘヴィースモーカーだった彼。現在フランスでは、公共の場所やレストランなどでの喫煙が禁止され、ポスターも喫煙は御法度だそうで、タバコをくわえていませんが、映画の中ではもくもくとタバコを吸い、ジュリエット・グレコ、フランス・ギャル、ブリジット・バルドー、ジェーン・バーキンなど数々の有名女性と交際し、たくさんのすばらしい曲を作った人生が、おしゃれでファンタジックに作られ、とても面白い映画でした。アートブックのような素敵な映画のメイキングの本もゲットしました。ご興味のある方には、お見せいたしますので、リバココレクションに遊びにいらしてくださいね。
Estelleの作品だけでなく、インテリアもとても素敵だったので写真を撮らせていただきました。玄関に入るとフレグランスキャンドルのいい香りと共に、ヴェネチアンミラーの前に座ったピノキオがお出迎え。PRADAのウィンドウディスプレイに使われていたものを、譲り受けたそうです。PRADAのレザーの帽子と靴を履き、ロゴ入りのメダルのペンダントをしたおしゃれなピノキオです。建物自体はアールヌーヴォーですが、中は真っ白にペイントされ、使い込んだフローリングの上に黒のレザーのソファ、真っ赤なプラスティックの椅子やクロームの椅子など、きれいに片付けられた部屋にモダンな家具やスパイスカラーの赤がきいた作品と同じでとてもセンスあふれるお宅でした。飼い猫もさすがアールドヴィーヴルのフランスの猫、私がお土産に差し上げたお菓子を包んでいた手ぬぐいの上にちょこんと乗ってカラーコーディネートもぴったりと部屋に溶け込んでいました。東京に戻ったら早速整理整頓、そして模様替え！
R＆Yというリバココレクションでも扱っているブランドの担当だったEstelle.昨年の９月にパリの街でばったり再会し、新しい仕事を始めたというので興味もあり、今回パリ６区にあるアールヌーヴォーの素敵なアパルトマンの自宅にお邪魔しました。アンティークマーケットなどでみつけたブロックプリントの文字やミニチュアの本、シルク糸のボビンやはさみ、貝や蝶の剥製などそこからインスパイアされたストーリーのあるオブジェを硝子のドームに閉じ込めた作品は、どれもポエティックででうっとりするほど美しい世界です。昨年はニューヨークの高級デパート”バーグドルフ”のウィンドーディスプレイにも使われたそうです。次から次へとアイディアが浮かんで来て作っていくのが楽しくてしょうがないと語るの彼女の情熱と幸せな顔を見ていると、私もいつか思い出の品を使ってオーダーしてみたくなりました。
