Sensual Life

Ribaco Collectionオーナーのブログ

カーサミア河口湖へのショートトリップ

2016年07月27日 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

 7月の初旬、arflexのカーサミア河口湖「初夏のショートトリップ」に参加してきました。

二子玉川からチャーターバスに乗って、いざ河口湖へ。

カーサミアとはイタリア語で”私の家”。今から30年前に理想の住空間を作りたいという願いから1987年に開設され、その後増設しながら現在の形になったという、富士の裾野の素晴らしい環境に建つ施設です。自然の傾斜地を生かした4500坪の敷地にテニスコートを中心に5棟の建物があります。まずは、サテライト棟のプレゼンテーションルームでアルフレックス社のレクチャーを。

1951年イタリアで創業したアルフレックス社に1967年からヴァンジャケットの出身の保科正氏が、家具作りとイタリアのライフスタイルを学び、1969年帰国後アルフレックスジャパンを設立しました。初めての青山の直営店はヴァンジャケットのオフィスの一階にあり、マレンコのソファやイタリアのモダンデザインの照明やインテリア雑貨が並び、学生だった私には憧れの空間でした。その隣にはVAN99HALLがあり、60年台から70年代のサブカルチャーが楽しめました。話が逸れてしまいましたが、保科氏が体験したイタリアの上質な快適さと人生を楽しみ人が中心の生活をベースに、日本の文化や環境に合わせた製品の開発を取り組み続けています。一方、長年使用した家具のメンテナンスにも対応できるプログラムも設定されています。(私も30年近く経ったA・SOFAを昨年張り替えてもらいました)

レクチャーの後は、上階のショールームでの昼食。緑豊かな景色を見ながら好きなテーブルで、地元の野菜を使ったサラダと地元の美味しいパン屋さんのサンドイッチ、そして甲州産ワイン。どれもとっても美味しく素敵なランチタイムでした。

 

食事の後は、いよいよモデルハウス見学。

夏の始めの気持ちのいい季節。テラスのある家いいですね〜。こちらのモデルハウスは、パーティーを楽しめる家と言うコンセプトで設計された住宅。一階はドアを使わずオープンに構成され、2階は中央にファミリースペースを挟んで、家族のプライバシーが守られています。

 

 

次は集合住宅のモデルハウス。こちらと同じ設計でバブル期に河口湖で分譲販売されたそうです。自然素材を多用し、コンパクトな住宅ですが、段差を活かした設計でゆったりとした空間に感じられます。

 

こちらが、分譲販売のカタログです。

 

画像が横向きになってしまいましたが、外の自然の景色を眺められるダイニングキッチン。窓枠やドアのサッシはイタリア製。堅牢度も良く、機能的で本当にシンプルで美しい!ただし、お値段は窓一つが30年前で小型車一台分だったそうです。

  

建物は30年近く経っても古臭さを感じないデザインなので、アルフレックスの新しい家具ともしっくり。住んでみたい気持ちが膨らんでしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

敷地内の緑を楽しみながら、最後のモデルハウスは、典型的なヨーロッパスタイルの住宅。イタリアから職人さんが来て漆喰やタイル、フローリングを仕上げたそうで、年月が経ち味わいを増しています。

 

 

最後はLIFE DESIGN INSTITUTE。こちらの棟は宿泊施設もあり、ヨーロッパのライフスタイルを日本の生活に取り入れながらよりよい住環境を作っていくクリエイティブワークの場になっているそうです。こういった環境の中から、アルフレックスの美しいデザインが生まれているんですね。

 都心のショールームでは体験できない、大自然の中の生きた生活空間での家具との触れ合い。気持ち良く、美しいデザインに囲まれた理想の住空間。とてもとても、豊かな気持ちになれた1日でした。