これまで数年に渡って、生活保護申請に理由をつけては申請をはねられてきた母の代理で、役所の窓口に事前連絡を入れて相談に行きました。
電話に出たのは、数年前から母の担当と聞いていた職員の方。
これまでも、体調を崩して相談した時も、元気なうちは「働いた方が良い」「移動時間が勿体ないから、その時間も働けば収入が増える」「身内に応援してもらう相談をするように」、、、等、いかにして、申請をさせないように促すかを、結果的に仕向けていたわけですが、この行為は、「硫黄島作戦」と呼ばれていたり、窓口の水際作戦で、実際に行われていると情報を掴んでから、電話で話をしました。
電話口に出た担当の方は、ダラダラと、これまでの経緯や、回りくどい話で本題に入らないため、「結論」だけ答える旨伝えると、母には「保護を受ける資格がある」事を先に確認しました。
生活保護に関しては、母のように病気をして、動けなくなってから申請を受け付けるのでなく、若年層でも一定水準迄収入が無ければ、「差額」分の保護を受ける事ができる事など、相談をする過程で、多少なりとも理論武装を自然にしていたようで、文句やクレームではない切り返しだけはしました。
結局、電話ではらちがあかず、書類等を持参して、話をする事を促され、訪問したものの、担当の方は休みで、別の方が担当について下さいました。
相談の入口は、「保護を受ける権利」の有無。
新たに担当について下さった方は、前任者を庇った上で、今後の引き継ぎをして下さり、親身になったアドバイスをして頂け、今後の事などについて、サポートして下さいます。
不正受給等は問題ですが、本当に困った時には、国民の権利として、救済措置がある事を知る事ができました。
相談の仕方と担当によって、こうも違うものかと、複雑な感情はありますが、良い機会になりました。