17時、
定刻に退位礼正殿の儀が行われ
終了しました、
オンタイムで見させていただき、
つづがなく儀式が進み、陛下の退出。
そのタイミングで、涙がでました。
涙の理由...
先に退出口に進んだ天皇陛下が立ち止まり、
後ろを振り向く。
出席した方々へ一礼をするものと思いましたが、
一礼は勿論のこと、
一礼の前に陛下は、
後ろに続く侍従のさらにその後ろから歩く
皇后様を見ていました。
皇后様を待っているような、
一緒にこの松の間を、いつものように腕を組んで
退出したいというような、
そんな空気が流れていたと思います。
陛下に見られていた皇后様も、
陛下の視線に気づき、少し戸惑うような、
どうされましたか?と言うよな仕草を一瞬
見せられていました。
二人、視線が合われ
陛下は最後の一瞬を心に築まれ、
皇后様が後に続かれたことを確認した後
一礼し退出。
その光景をみて、涙が溢れました。
陛下は、最後の最後に、
皇后様へ感謝の意を示したのではないかと感じ、
本当は、
2人並んで、
一緒に退出されたかったのではないか....
陛下は最後の、最後まで、
民間から嫁ぎ、皇室のあり方を受け入れて
寄り添ってくれる皇后様を、
気遣われていたんだなぁと思うと、
あくまでも、自分の想像だけですが、
泣けてきます。
そのように誰かの存在を
気遣い合える絆を目の前にして、
少し羨ましい気持ちもあり、
自分にそのような絆が今あるのか?
と自問自答し、
毎日ただ、時間が過ぎ、歳だけ重ねている
寂しさをも感じた一瞬でした。
象徴天皇、
まさに幸福の、理想の、象徴としてあられた
天皇、皇后両陛下に一国民として敬意を評します。