村田製作所は15日、米国でコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の「ワンダーストーン・ベンチャーズ」を立ち上げたと発表した。
5000万ドル(約70億円)を米国など各国のスタートアップに投資する。次世代通信規格の「6G」や半導体、生体エレクトロニクスなどの先進技術を持つスタートアップとの連携を深める。
ワンダーストーン・ベンチャーズは米マサチューセッツ州に拠点を置き、村田の米国法人の一部門として設立した。
村田は主力製品である積層セラミックコンデンサー(MLCC)に使う鉱物などを「ふしぎな石ころ」と呼んでおり、CVCの名称には原石を磨く思いを込めたという。
シードやアーリーと呼ぶ創業初期を中心とするスタートアップに投資する。革新的な技術を持つ企業と早い段階でつながりを持ち、イノベーション創出につなげる。
日経記事2025.4.15より引用