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バフェット氏投資会社、保険大手チャブの株取得 1兆円

2024-05-16 16:47:46 | 世界経済と金融


    米著名投資家ウォーレン・バフェット氏=AP

 

 

【ニューヨーク=竹内弘文】

著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイが、損害保険大手チャブの株式を3月末時点で67億1700万ドル(約1兆400億円)相当保有していることが15日、明らかになった。 2023年7〜9月期から取得を始め、徐々に買い増した。

バークシャーが15日に米証券取引委員会(SEC)へ届け出た報告書「フォーム13F」に載せた保有銘柄リストで判明した。主に米国で上場する銘柄が報告対象となる。スイスに本拠地を構えるチャブはニューヨーク証券取引所に上場している。

 

四半期ごとに保有銘柄は原則公開となるが、バークシャーは特例制度を用いて23年9月末時点、23年末時点にそれぞれ一部の保有状況を非開示としていた。

15日の修正開示でチャブへの投資を23年7〜9月期から始め、四半期ごとに徐々に買い増していたことを公表した。

 

バークシャーの保有株式数約2600万株はチャブの発行済み株式数の約6%に相当する。保有が伝わった15日の時間外取引でチャブ株は同日終値比10%程度上昇する場面があった。

バークシャーは子会社に自動車保険ガイコや再保険のジェネラル・リーなどを持ち、保険契約者から受け取った保険料を原資として投資規模を拡大してきた。バフェット氏は2月の「株主への手紙」で「損保事業はバークシャーの健全性と成長性の中核を担っている」と表していた。

 

上場株投資でも保険仲介大手エーオンの株式を保有している。保険株投資ではこれまで定期的に保有銘柄を入れ替えてきた。投資先を伏せる特例を利用した経緯を考慮するとチャブには他の銘柄よりも大きな投資機会を見いだした可能性が高い。

新規の大型投資の一方で売却も目立った。フォーム13Fによると1〜3月期にアップルの株式数を23年末比13%減らしたほか、米メディア大手パラマウント・グローバル株も保有株式数を9割近く減らした。

 

四半期ごとに保有株を減らしていた米IT(情報技術)大手のHPについては、残っていた保有株全株を1〜3月期に売却した。

バークシャーの1〜3月期の株式売買動向は172億8100万ドルの売り越しだった。現預金と米短期債保有額を合計した広義の手元資金は3月末に1889億9300万ドルと23年末比13%増え、過去最高を更新した。

5月4日の株主総会でも投資機会の乏しさを憂う発言は少なくなかった。

 

 

 
 
 
バフェット氏

著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米バークシャー・ハザウェイの投資動向や解説、同氏に学ぶ投資術に関する記事をまとめました。


ウォーレン・バフェット氏(Warren Buffett) 1930年、米中西部ネブラスカ州のオマハに生まれる。6歳からガムを売り歩き、11歳で株式投資を始めた。

「割安株投資の父」ベンジャミン・グレアム氏に感化されて投資家の道を志す。

1965年に繊維会社だったバークシャー・ハザウェイの経営権を握り、同社を母体に投資や事業投資を展開して財を築いた。

優良銘柄を本質的価値より低い価格で買う投資スタイルで知られ、「オマハの賢人」との異名を持つ。大富豪ながら質素な生活で知られ、コーラとハンバーガーを好む。

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日経記事2024.05.16より引用

 

 


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