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小池氏がリード、蓮舫・石丸両氏追う 都知事選序盤情勢

2024-06-24 10:51:37 | 日本政治・外交


候補者の演説に耳を傾ける有権者ら(23日午前、東京・巣鴨)=共同

 

 

7月7日投開票の東京都知事選について日本経済新聞社は21〜23日に序盤情勢調査を実施した。現職の小池百合子氏(71)が先行しており、前参院議員の蓮舫氏(56)、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)が追う展開となっている。

都知事選には過去最多の56人が立候補した。元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)は伸び悩んでいる。小池氏がやや優勢だが、投票先を決めていない人が1割弱おり、情勢が変わる可能性もある。

 

自民党と公明党が支援する小池氏は自民支持層の7割、公明支持層の9割強を固めた。日本維新の会の4割、国民民主党の3割の支持層にも浸透している。年齢別では30代以上の幅広い世代で支持を広げている。

蓮舫氏は立憲民主党と共産党が支援する。立民支持層では6割、共産支持で7割強をまとめた。れいわ新選組の5割、国民民主の1割から支持を受けている。年齢別では60〜70代の支持が目立つ。

 

石丸氏は維新やれいわ、国民民主支持層から3割前後の支持を得ている。自民と立民支持層の1割強に食い込む。年齢別では18〜29歳の4割強を取り込む。

特定の支持政党を持たない無党派層は小池氏が3割、石丸氏は2割を押さえている。蓮舫氏は1割の支持にとどまる。ただ、無党派層の2割弱は投票先をまだ決めておらず、今後の動向によって各候補の情勢に影響を与える。

 

 

 

新しい都知事に最も力を入れてほしい政策を1つ選んでもらったところ、「景気・雇用」が21%で最も多かった。次いで「少子化対策・子育て」が19%、「医療・福祉」が13%と続いた。物価高対策は12%だった。

今回の都知事選では2期8年続いた小池都政への評価が争点のひとつとなっている。この4年間の小池都政の実績を評価してもらったところ「評価する」は38%、「評価しない」は34%だった。「どちらともいえない」は26%、「いえない・わからない」は2%だった。

 

調査は日経リサーチが21〜23日、東京都内の有権者を対象に携帯電話も含めて乱数番号(RDD)方式による電話で実施した。1305人から回答を得た。

◇立候補者(届け出順)
野間口 翔36 郵便局員  無新
沢  繁実47 元陸上自衛官 無新
大和 行男46 医師    無新
木宮 光喜71 政治団体役員 諸新
小池百合子71 知事    無現
内海  聡49 医師    諸新
石丸 伸二41 前市長   無新
小野寺紘毅79 法人理事長 諸新
新藤 伸夫75 元高校教諭 諸新
竹本 秀之68 投資家   無新
桜井  誠52 政治団体党首 諸新
ドクター・中松96 発明家  無新
安野 貴博33 IT会社代表 無新
清水 国明73 タレント  諸新
AIメイヤー51 会社社長 諸新
桑原真理子50 IT会社員 諸新
後藤 輝樹41 政治団体代表 諸新
河合 悠祐43 元草加市議 諸新
福本 繁幸57 会社社長  無新
黒川 敦彦45 政治団体代表 諸新
桑島 康文62 医師    諸新
田母神俊雄75 元航空幕僚長 無新
蓮   舫56 前参院議員 無新
内藤 久遠67 元陸上自衛官 無新
内野 愛里31 飲食店経営 諸新
石丸 幸人51 弁護士   諸新
尾関 亜弓43 サロン経営 諸新
小松  賢36 IT会社経営 諸新
加賀田卓志47 会社社長  諸新
福永 活也43 弁護士   諸新
犬伏 宏明48 会社社長  諸新
武内  隆61 会社員   諸新
遠藤 信一59 元宇都宮市議 諸新
上楽 宗之45 会社社長  諸新
二宮 大造53 運転手   諸新
中江 友哉32 政治団体役員 諸新
舟橋 夢人58 IT会社員 諸新
山田 信一53 投資家   諸新
加藤 英明65 会社代表  諸新
草尾  敦55 会社役員  諸新
津村 大作50 会社社長  諸新
横山  緑46 コメディアン 諸新
前田 太一38 元警察官  諸新
南  俊輔39 アルバイト 諸新
福原志瑠美41 会社社長  諸新
木村 嘉孝49 IT会社員 諸新
三輪 陽一42 元航空自衛官 諸新
松尾 芳治46 自営業   諸新
穂刈  仁57 広告業   無新
小林  弘49 建設会社社長 無新
加藤健一郎74 医師    無新
ひまそらあかね41 作家  無新
向後 真徳62 公認会計士 無新
牛窪 信雄51 法人理事長 無新
古田  真77 政治団体代表 諸新
アキノリ将軍未満37 政治団体代表 諸新
〔共同〕
 
 
 

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※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

 

 

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中北浩爾
中央大学法学部 教授

分析・考察

小池氏がやや優勢で、蓮舫氏と石丸氏が追う展開は、予想通り。

小池氏がリードしているのは、知名度が高いこと、現職であること、支持層が厚いことなどが複合的に作用していると思われます。

小池都政の実績についても肯定的な評価の方が多く、決定的な失策はないと考えられています。

それに対して、蓮舫氏は苦しい展開。無党派層の支持で、小池氏はもちろん、石丸氏の後塵を拝しています。そもそも支持層が小池氏より薄いのに、それを固めるという点でも小池氏に及んでいません。

包括(キャッチ・オール)的に幅広い支持を集めている小池氏に対して、蓮舫氏は立憲民主党と共産党の狭い野党共闘の枠組みであり、支持の広がりが不十分です。

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日経記事2024.06.23より引用
 
 


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