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【RPE】【衝撃】★プーチン最大の敵ナワリヌイが獄死~彼は何をしたのか? 拡散希望

2024-02-17 15:27:02 | NATO・EU・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢

★プーチン最大の敵ナワリヌイが獄死~彼は何をしたのか?

全世界のRPE読者の皆様、こんにちは!北野です。

(@一部映画のPRがありますが、依頼されたわけではありません。)

 

「プーチン最大の敵」として知られるアレクセイ・ナワリヌイが2月16日、獄死しました。
『BBC NEWS  JAPAN』2月16日付。

 

〈ロシア野党指導者ナワリヌイ氏が死亡=ロシア刑務所当局 2/16(金) 22:34配信BBC News

ロシアの刑務所当局は16日、近年のロシアで最も著名な野党指導者だったアレクセイ・ナワリヌイ氏(47)が、収監されていた北極圏の刑務所で死亡したと発表した。〉

ーー

 

北野幸伯(きたのよしのり)氏のメルマガ『RPE』2024.02.17より引用 

このニュースを聞いて「え!?ナワリヌイ死んだの?!」と嘆き、涙を流す日本人は少ないと思います。というのも、あまり日本では知られていないからです。しかし、28年モスクワに住んでいた私から見ると、ナワリヌイは間違いなく、【 プーチン最大の敵 】でした。

 

なぜ?

 

ナワリヌイは1976年生まれ。ロシア一の政治系ユーチューバーでした。チャンネル登録者数は、2024年2月時点で622万人。大きな影響力を持っていた「反汚職基金」(FBK)の創設者でもあります。

 

彼の名を全世界にとどろかせたのは、1本の動画でした。

 

2017年3月に投稿した、「オン・ヴァム・ニ・ディモン」(彼は、あなたのディモンじゃないよ、意味は、メドベージェフは、君が思っているほど、いいやつじゃないよ)

 

という動画は、

 

メドベージェフ首相(当時)が複数の超巨大別荘を所有していることを暴露していました。
これまでに、再生回数は4400万回を超えています。

 

@実際の動画はこちら。↓

https://na01.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3Dqrwlk7_GF9g%26t%3D1s&data=05%7C02%7C%7Cc403a99483bb4c94082e08dc2f59de8d%7C84df9e7fe9f640afb435aaaaaaaaaaaa%7C1%7C0%7C638437310240174898%7CUnknown%7CTWFpbGZsb3d8eyJWIjoiMC4wLjAwMDAiLCJQIjoiV2luMzIiLCJBTiI6Ik1haWwiLCJXVCI6Mn0%3D%7C0%7C%7C%7C&sdata=OXtCeV7EM1syjsVt%2FA7GH0Y%2BQXb4ksYBsERICOz7mNU%3D&reserved=0

 

ロシア語の動画なので、見たのはほとんどロシア人でしょう。この国の人口は、約1億4600万人なので、ロシア人の約三人に一人が見たことになります。

 

それで、「真相究明」を求める大規模デモが、ロシア全土で起こってきた。ロシア政府は、デモ参加者の要求を、徹底的に無視しつづけることで、この危機を乗り切ります。しかし、国民の多くがプーチン政権に幻滅したことは間違いありません。


プーチンはこの事件で、「ネットメディアのパワー」を実感したのでしょう。ロシアのテレビは、2000年代からプーチンの支配下にあります。テレビで、プーチンの悪口は、一切聞かれません。

 

では、インターネットは、どうでしょうか?

 

プーチンは、ネットの影響力を過小評価していて、かなり自由があったのです。そして、インターネットは、テレビとは真逆で「反プーチン派の勢力圏」になっていました。

 

ところが、ナワリヌイのメドベージェフ別荘群暴露動画以降、ネット規制がどんどん厳しくなってきた。そして、私自身の業務にも支障が出るようになってきました。

 

結果、私は2018年、「日本に完全帰国することを決意した」という流れです。

 

つまり、ナワリヌイの活動は、間接的に私の生活にも大きな影響を与えたことになります。こんな流れを見ると、ナワリヌイは、「プーチン最大の敵」と言っても、過言ではありません。

 

さて、ナワリヌイは2020年8月20日、シベリアの都市トムスクからモスクワに向かう旅客機の中で、毒殺されそうになりました。飛行機は、オムスクに緊急着陸し、ナワリヌイは病院に運ばれた。

彼の妻ユリヤは、「ロシアの病院にいると殺される」と思い、ドイツでの治療を求めます。
8月22日朝、ナワリヌイは、オムスクの病院から、ドイツ、ベルリンに搬送されました。

 

飛行機は、ドイツのNGO「シネマ・フォー・ピース財団」が手配したと発表されています。ドイツでの検査の結果、ナワリヌイ毒殺未遂に使われたのは、神経剤ノビチョクであることが判明しました。ノビチョクは、ソ連が開発した軍事用神経剤

 

2018年に、ロシアの元二重スパイ・スクリパリと娘のユリヤ殺人未遂事件の時にも使用され全世界に衝撃を与えました。ドイツで一命をとりとめたナワリヌイは2020年12月14日、

「事件は解決された。私は、私を殺そうとしたすべての人を知っている」

 

という動画を公開。

 

@実際の動画はこちら↓

https://na01.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3Dsmhi6jts97I&data=05%7C02%7C%7Cc403a99483bb4c94082e08dc2f59de8d%7C84df9e7fe9f640afb435aaaaaaaaaaaa%7C1%7C0%7C638437310240178897%7CUnknown%7CTWFpbGZsb3d8eyJWIjoiMC4wLjAwMDAiLCJQIjoiV2luMzIiLCJBTiI6Ik1haWwiLCJXVCI6Mn0%3D%7C0%7C%7C%7C&sdata=oTROofuV46xCLVyYv18NxnB4rBcCyH8FqETcAaJ%2FatQ%3D&reserved=0

 

この動画の中で、ナワリヌイは、実行犯8人の名前と写真を公開。

 

そして、「このグループに殺人の命令を出しているのは、プーチンだ」と断言しています。
動画の中で明らかにされていますが、犯人捜しをしたのは、ナワリヌイ自身ではありません。「ベリングキャット」という団体です。

 

ベリングキャットは2014年、イギリスで設立されました。 「ファクトチェック」と「オープンソースインテリジェンス」を専門にしている。

 

そのベリングキャットがナワリヌイに連絡をとり、「君を殺そうとした人たちを見つけた」と話したそうです。

 

この調査結果は、ドイツの週刊誌『デア・シュピーゲル』、スペインの日刊紙『エル・パイス』、アメリカCNNでも検証されました。

 

調査の結果、何がわかったのか?

 

・8人のFSB諜報員が、3年間ナワリヌイの尾行をつづけていた(動画内で、8人の実名と顔写真が公開されている)。

 

・8人の人物は皆、「化学」あるいは「医学」の教育をうけており、「ただの尾行」ではない。

・彼らは「シグナル科学センター」から化学兵器を受け取り、ナワリヌイ暗殺を試みた。

・8人のグループが、3年間ナワリヌイを追いつづけた。これが、ボルトニコフFSB局長の許
 可なしで行われることはない。

・そして、ボルトニコフFSB局長が、プーチンの許可なしで、この作戦を指示することはあり
 えない。

 

・よって、毒殺指令を出したのは、「プーチン自身」である。

 

以上のような論理構成になっていました。これに対し、プーチンは2020年12月17日の記者会見で、「毒殺したければ、毒殺しただろう」と語り、容疑を否認します。

 

つまり、「ナワリヌイが生きていることが、私(プーチン)が無関係な証拠だ」と。日本人には理解不能ですが、ロシアでは、このロジックが通用します。ロシア人の多くは、プーチンのこの言葉を聞いて、「確かにその通りだ」と思ったのです。

 

2020年12月21日、ナワリヌイは、新たに「私は、殺し屋に電話した、彼は〔犯行を〕認めた」という動画を公開します。

 

@実際の動画はこちら。↓

https://na01.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3Dibqiet6Bg38&data=05%7C02%7C%7Cc403a99483bb4c94082e08dc2f59de8d%7C84df9e7fe9f640afb435aaaaaaaaaaaa%7C1%7C0%7C638437310240182769%7CUnknown%7CTWFpbGZsb3d8eyJWIjoiMC4wLjAwMDAiLCJQIjoiV2luMzIiLCJBTiI6Ik1haWwiLCJXVCI6Mn0%3D%7C0%7C%7C%7C&sdata=uQ6JkLnEI3mIIr9P3bnVC99DXY2yePR%2BEjAeJcoJWb8%3D&reserved=0

 

ナワリヌイは、パトルシェフ元FSB長官、現安全保障会議書記の補佐官マクシム・ウスティーノフと名乗り、実行犯の「容疑者」に電話しました。

 

そして、「容疑者」クドゥリャフツェフは、飛行機が緊急着陸したオムスクで、ナワリヌイの服を回収し、毒が発見されないように洗ったことを認めたのです。

 

また、ナワリヌイの下着(パンツ)に毒が塗られたことを認めました(彼自身が毒を塗ったわけではないが、計画を知っていました)。

 

さらに、クドゥリャフツェフは電話で、「なぜナワリヌイはまだ生きているのか?」という質問に回答しています。彼は、飛行機が緊急着陸せず、「もう少し長く飛んでいれば」ナワリヌイは死んだだろうと語った。

 

ナワリヌイが生き延びたもう一つの理由は、緊急着陸した後すぐ救急車がかけつけ、適切な治療をしてしまったからだと。この電話で、プーチンの「毒殺したければ、毒殺しただろう」というロジックが成立しないことになりました。

 

つまり、FSBは毒殺を試みて、「失敗した」と。

 

ナワリヌイが2020年12月に投稿した二つの動画は、少なくともネットの民に、大きな衝撃を与えました。2021年1月18日、ドイツからロシアに帰国したナワリヌイは、空港で逮捕されました。

 

翌1月19日、ナワリヌイの同志たちは、準備していた動画を公開。その名は、「プーチンのための宮殿。最大の賄賂の歴史」

簡単にいうと、黒海沿岸にある「プーチンの巨大別荘」に関する動画です。

 

@実際の動画はこちら。↓

https://na01.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fwatch%3Fv%3DipAnwilMncI%26t%3D2205s&data=05%7C02%7C%7Cc403a99483bb4c94082e08dc2f59de8d%7C84df9e7fe9f640afb435aaaaaaaaaaaa%7C1%7C0%7C638437310240186524%7CUnknown%7CTWFpbGZsb3d8eyJWIjoiMC4wLjAwMDAiLCJQIjoiV2luMzIiLCJBTiI6Ik1haWwiLCJXVCI6Mn0%3D%7C0%7C%7C%7C&sdata=EXa28HiZTNWiK2Wrm%2Bo4eJRpBhSiU00HVKsg6zR5kN8%3D&reserved=0

 

建設費用は、推定1400億円。建物以外も入れた総敷地面積は、モナコの39倍だとか。

この動画はものすごいスピードで拡散され、現在までに1億2900万人の人が見ています。

ロシア人の、「1.13人に一人」が見たことになります。インターネットを使わない年配の人たち、子供たち以外は、「ほとんど見た」といえる数でしょう。

 

これは、「プーチン神話」に対する最も強烈な攻撃でした。

 

なぜか?

 

日本人には理解しがたいですが、ロシア国民の多くは、「プーチンは、真の愛国者で、クリーンな政治家だ」と信じていたのです。メドベージェフの汚職動画を見た後でも、「周りは腐っているが、プーチンだけは違う」と思っていた。

 

ところが、この動画を見て、国民たちは「プーチンクリーン神話」がウソだったことを悟った。この時点で「プーチン神話は崩壊した」といえるでしょう。

 

今まで、ロシア国民の多くは、プーチンに対して「尊敬」「信頼」「愛」といった感情をもっていました(これも、日本人には理解困難ですが)。

 

ところが、この動画を見てしまったら、これらの感情を抱きつづけることは困難でしょう。
当時私は、(有料講座)「パワーゲーム」などで、「これで神話による統治は難しくなる。

これからは「恐怖による統治の時代」になりますよ」と語っていました。
予想通り、プーチンはその後、急速に凶暴化していきました。

 

プーチンがウクライナ侵攻を開始したのは、この動画で神話が崩壊してから1年後でした。
偶然とは思えません。

 

何はともあれ、たった3本の動画でプーチン神話を根底から破壊したナワリヌイは、獄死しました。死因はまだわかりませんが、ロシア当局が何を言っても「めちゃくちゃ信用できる」とは、誰も思わないでしょう。

 

プーチンは今、ナワリヌイが死んで「ホッ」としていることでしょう。

しかし、ナワリヌイが壊した神話は、もう元には戻りません。プーチンは3月の大統領選挙で圧勝するでしょう。

 

それでもプーチン体制は、崩壊に向かっているのです。

 

◆重要PS

ナワリヌイについては、彼の戦いを描いたドキュメンタリー映画がアカデミー賞を受賞しています。アマゾンプライムで400円で見ることができます。見ることを強くお勧めします。

https://na01.safelinks.protection.outlook.com/?url=https%3A%2F%2Famzn.to%2F49HpPw9&data=05%7C02%7C%7Cc403a99483bb4c94082e08dc2f59de8d%7C84df9e7fe9f640afb435aaaaaaaaaaaa%7C1%7C0%7C638437310240190216%7CUnknown%7CTWFpbGZsb3d8eyJWIjoiMC4wLjAwMDAiLCJQIjoiV2luMzIiLCJBTiI6Ik1haWwiLCJXVCI6Mn0%3D%7C0%7C%7C%7C&sdata=wV5V7%2FgHAMQW4WhvIwZahFgmBZzQL3jGYWmjZpZthjM%3D&reserved=0

 

北野幸伯(きたのよしのり)氏の無料メルマガ『RPE』 2024.02.17より引用

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北野幸伯(きたのよしのり)氏のプロフィール

国際関係アナリスト
1970年生まれ。ロシア外務省付属モスクワ国際関係大学卒業(政治学修士)。モスクワ在住24年。カルムイキヤ自治共和国大統領顧問に就任。99年、無料メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」を創刊。2003年、コンサルティング会社IMT設立。著書に『日本自立のためのプーチン最強講義(』集英社インターナショナル)ほか。
 
 
北野 幸伯(きたの よしのり、1970年 - )は、国際関係の研究者。

人物・来歴

1970年、長野県松本市に生まれる。長野県松本深志高等学校を卒業後の1990年、19歳のときにソビエト連邦のモスクワに留学。その理由は、ミハイル・ゴルバチョフに憧れたからであった。
ソビエト連邦外務省付属のモスクワ国際関係大学国際関係学部に入学。1996年に大学を卒業、修士となる。

北野は、日本人としては初のモスクワ国際関係大学卒業生となる。

大学卒業後、カスピ海北西岸・カルムイク共和国(ロシア連邦を構成する一国)の大統領キルサン・イリュムジーノフの顧問をつとめる。  Wiki  

 

日本でメルマガ登録者数日本No.1にも輝いたことのある、恐らくロシア関係の情報では一番信用が出来ます。

私(Renaissancejapan)は仕事柄、多くの有料情報サイト(政治経済、科学技術)を利用していますが、ロシアのウクライナ侵攻を明確に予想していたのは北野さんだけです。

北野氏のメルマガ『RPE』(ロシア・政治経済)は、無料なので皆さん利用されることをお勧めします。

この記事一つとってもクオリティの高さが分かると思います。

 

 


H3ロケット打ち上げ成功 JAXA「計画通り飛行完了」

2024-02-17 15:14:25 | 宇宙・地球・航空宇宙ビジネス・星座神話・

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、次世代基幹ロケット「H3」2号機を打ち上げ、目標の軌道に投入し、計画通り飛行を終えたと発表した。

H3の打ち上げ成功は初となる。安全保障や防災、通信などで宇宙利用の重要性が増す中、日本の宇宙開発をけん引するロケットとして安定運用を目指す。

 

H3は17日午前9時22分、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子町)から打ち上げられた。5分後には初号機で失敗した2段目のエンジンの作動に成功した。その後、目標の軌道まで上昇し、超小型の人工衛星2基を投入した。地球をほぼ1周したのち、ロケットの性能を確認する重さ約2・6㌧の電柱型の機器を分離した。

日本で全く新しい大型ロケットの打ち上げに成功したのは、「H2」の1994年以来で30年ぶりだ。H2を改良した現行の「H2A」が初飛行した2001年から数えると23年ぶりとなる。JAXAの山川宏理事長は17日開いた記者会見で「日本が宇宙活動の自立性や国際競争力を確保することに向けて大きく前進した」と話した。

 

 

 

H3の開発は14年に始まり、約2200億円を投じた。

主エンジンを新規に開発し、民生部品を活用してコストの低減を図った。打ち上げ費用は1回当たり約50億円とH2Aの半分程度を目指している。

 

当初は20年度に初号機を打ち上げる計画だったが、新規開発した主エンジンの試験中のトラブルで2度延期した。

23年3月の初号機打ち上げは主エンジンは正常に作動したが、H2Aと共通する部分が多い2段エンジンの点火が確認できず、失敗した。

 

JAXAはロケットの2段目の電源系統に過剰な電流が流れたことが原因として、再発防止の対策を施して2号機の打ち上げに臨んだ。

初号機で開発費約280億円の観測衛星「だいち3号」を失ったため、2号機では失敗のリスクを考え、実用衛星を搭載しなかった。

 

H2Aは残り2機で退役する予定で、H3の安定運用が国の宇宙開発の戦略上、不可欠となる。現状の計画では3号機以降で、災害状況を把握する観測衛星「だいち4号」を搭載する。

その後も日本版の全地球測位システム(GPS)に必要な測位衛星や、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ新型補給船などの打ち上げを予定している。

 

ロケットの打ち上げ需要は通信衛星の増加や安全保障の観点などから世界的に高まっている。23年の世界の打ち上げ回数は212回で22年比で18%増となり、過去最高だった。

各国の宇宙開発競争が激化するなか、大型化とコスト減を両立したH3で日本の存在感を示せるかが焦点となる。

 

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野村総研の須永常務執行役員「"もしトラ"ならIT投資減」

2024-02-17 14:17:59 | AI・IT・ソフトウェア・サイバーセキュリティ・メタバース・NFT・ゲーム、

野村総合研究所の須永義彦常務執行役員

国内IT(情報技術)投資が旺盛で今期は3年連続最高益の見通し。来期も成長継続を見込むがリスクは米大統領選だ。

もしトランプ前大統領が再選し保護主義政策に舵(かじ)を切れば「顧客の外需企業に打撃で、IT投資が冷え込みかねない」と警戒する。

 

 

日経記事 2024.02.15より引用

 


AMATなど半導体装置7社、利益は市場予想超 10〜12月

2024-02-17 14:11:15 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業

 

世界の半導体製造装置企業の業績に復調の兆しが出ている。大手9社の2023年10〜12月期(一部11月〜24年1月期)の純利益は7社が事前の市場予想を上回った。

中国の非先端分野を中心とした旺盛な半導体投資が装置需要を支えている。生成AI(人工知能)向けの市場も膨らみつつあり、24年以降の業績回復の確度が高まってきた。

 

16日に米アプライドマテリアルズ(AMAT)が発表した23年11月〜24年1月期決算は、売上高が前年同期比で微減の67億ドル(約1兆円)、純利益が18%増の20億ドルだった。

売上高と純利益は事前の市場予想平均(QUICK・ファクトセット)をそれぞれ3%、25%上回った。株価は時間外取引で1割強上昇する場面があった。

 

 

背景には、米主導の対中輸出規制を受け、中国で非先端向け半導体への投資が増えていることがある。

実際、AMATの中国向け売上高は2.6倍の約30億ドルで、中国比率は45%(前年同期は17%)に高まった。中でも「(記憶用メモリーの一種の)DRAMが好調だった」(ブライス・ヒル最高財務責任者)。中国向けは好採算とされ、粗利益率は48%と1ポイント高まった。金融収益も利益を押し上げた。

 

他の企業でも市場の想定を上回る決算が目立つ。大手9社の純利益は、米ラムリサーチ東京エレクトロンアドバンテストなど7社が市場予想を上回った。

世界の半導体投資は回復途上にあり前年同期比では5社が減益だが、中国での投資増や生成AI関連の需要増が押し上げた。ウエハーに回路を形成する前工程向け装置を主力とする東エレクの純利益は市場予想を22%上回った。

 

生成AI関連向けも追い風だ。加工や検査など後工程向けの装置はAI向けで高い性能が求められ、影響が顕在化し始めており、アドテストの純利益は市場予想を31%上回った。同社の吉田芳明社長は、高性能DRAM用の試験装置について「需要に供給が追いついておらず、生産能力を増強している」と話した。

市場動向は好転しつつある。東エレクの予測では、24年の前工程製造装置(WFE)市場は最高だった22年に並ぶ約1000億ドルになり、25年は24年比で2桁伸びる。25年のAIサーバー向け市場予測は160億ドルと従来予測(80億ドル)の2倍に引き上げた。半導体大手の工場稼働率が回復し、前工程でも生成AIの恩恵が本格化する。

 

AMATのゲイリー・ディッカーソン最高経営責任者も「クラウド企業による設備投資が再加速している。あらゆるタイプのデバイスで工場の稼働率が上昇しており、メモリーの在庫水準も正常化に向かっている」と話した。中国向けも24年は高水準が続く見通しで、半導体装置各社の業績については、少なくとも25年度まで拡大するとの見方が多い。

目先は、半導体需要に占める割合が大きいスマホやパソコンの需要回復が焦点になる。韓国サムスン電子や米インテルなどが発売したAI機能を搭載した新端末が買い替えを促せるかも注目される。

(松浦奈美、堤健太郎)

 

 

 

日経記事 2024.02.16より引用

 

 


DRAM大口価格9%高 1月、3カ月連続プラス

2024-02-17 14:05:41 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


        2024年はDRAM需要が増える見込みだ

 

半導体メモリーの一つ、DRAMが値上がりしている。指標品の1月の大口取引価格は前月比9%高い。前年同月比でも9%上がった。メモリーメーカーの値上げ要請を中国のデバイスメーカーなどが受け入れ、3カ月連続で上昇した。

DRAMはパソコン(PC)やスマートフォン、データセンターのサーバー機器などでデータの一時保存に使う。大口取引価格は売り手となる国内外のメモリーメーカーと、買い手となるデバイスメーカーやモジュールメーカーが月ごとや四半期ごとに決める。

 

 

1月の大口取引価格は、指標となるDDR4型8ギガ(ギガは10億)ビット品が1個1.85ドル前後。前月比9%高い。容量が小さい4ギガビット品は8%高の1個1.40ドル前後となった。

交渉の時期が春節(旧正月)前だったため、休暇を控えていた中国の需要家が調達を増やしたもようだ。

 

2024年はPCの買い替えサイクルの初期段階に入るとされ、DRAM需要が増える見込みだ。

市場では、中国のデバイスメーカーのほか「大手PCメーカーも値上げをのんでいる」(エレクトロニクス商社)との声がある。メモリーメーカーは採算の改善に向けて値上げ方針を示している。

 

 

日経記事 2024.02.16より引用

 

 

 

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