物忘れ防止のためのメモ

物忘れの激しい猫のための備忘録

20190811-16 東京横浜 5

2019-08-21 | 行った所

14日水

今日は横浜への移動日だ。

八重洲地下街のヤンヨーステン像を見る。リーフデ号の航路を見て驚く。マゼラン海峡を回り、ハワイ経由で来ている。てっきりアジア経由で来たと思っていた。


横浜は若いころに一度来たことがある。山下公園か海の見る丘公園へ行き、中華街で何か食べたはずだが、ろくに覚えていない。だいたいどういう交通手段を使ったのやら、恐ろしいことにただ歩き回った、という可能性もある。
ホテルに荷物を預け、神奈川県立歴史博物館へ行く。元横浜正金銀行だったという石造りの建物。

さすが横浜でそれらしい石造りの建物が随所にある。馬車道の入口に東京藝術大学の文字がある建物があった。芸大の横浜分校?



歴史博物館は充実したものだった。スタッフが寄ってきて説明してくれたりもする。通年の資料があるが、やはり平安末から鎌倉期、そして幕末が多い。
北条家が行っていた貿易の航路図に若狭湾の西の方に拠点がある。どこかと思えば田烏(たがらす)なのだ。現在は小浜市だ。北条家の紋所、三つ鱗のついた船旗があった。田烏は北条家の領地だったらしい。

この歴史館では基本的に写真撮影OKだったが、禁止になっているものもある。不思議な気がしたが、禁止のものは摸品だった。この旗もレプリカで、本物は京大が所蔵。だからこの画像は「図説 福井県史」から採った。説明も加えておく。「過所船旗 遠敷郡多烏浦の船徳勝は、1272年(文永 9年2月、若狭守護の得宗北条時宗からこの旗章を与えられ、「国々津泊関々」を煩いなく自由に通行しうる特権を認められた。旗章上部の紋章は、北条氏の三つ鱗の紋である。京都大学総合博物館蔵」ネットでこれだけ見られる福井県立図書館・福井県文書館の仕事は褒められるべきだと思う。

いいかげん博物館疲れして出る。「あかいくつ」という循環バスがある。墨田の循環バスで味を占め、これを使うのだ。結構混んでいる。100%観光客。中華街へ行く。どこもすごい列。比較的列の短そうな店で食べる。味がどうこうより落ち着かないのが困る。

バス乗り継いで三渓園前まで。園には入らず、街中まで戻る。シルク博物館へ入る。展示もさることながらビデオも面白い。お蚕さんもなかなか高度に工業化されていたのたな。驚いたのは幕末越前藩が貿易の為の店、石川屋があったこと。責任者は岡倉覚右衛門、天心の父親である。石川はこの辺の横浜村の庄屋の名前。

再び、あかいくつで市内観光。
馬車道で降りて少し歩く。馬車道なんて私の知っているのは島田荘司の御手洗清シリーズくらいのものだ。

  



夕食はホテル近くの蕎麦屋、大盛で有名な店らしかったが、美味しくはなかった。ま、値段相応ではある。

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