13日火
両国へ行く。すみだ北斎美術館とその周辺が目的だったが、なんと北斎美術館は休館日。昨日祝日で今日が振替休館になったらしい。
界隈を散歩する。野見の宿祢神社・江川太郎左衛門住居跡・津軽藩屋敷跡・掘割・円朝住居跡・河竹黙阿弥住居跡 等。
墨田区内循環バス「すみだ百景 すみまるくん、すみりんちゃん」がある。3コースあり全部乗れる1日乗車券がある。しかも300円。乗り込む。北斎美術館前から南ルートに乗る。両国界隈ぐるっと回って押上へ。スカイツリーだ。さすがに人でいっぱい。昼食時とあって、どこも並んでいる。路地裏のラーメン屋がやっているのを発見。昼食。続いて北西コースに乗る。この小型のバスは生活バスだ。乗り降りする人は年配者が多い。15分おきに出ている。便利そうだ、これなら車なしでやっていけるだろう。さらに、車いすの人を乗せるのを2回見た。運転手がさっと昇降用のスロープを出し、乗り降りを手伝い、ほかの乗客へも協力を呼びかける。こういうところはさすが東京という感じだ。
バスの天井、スカイツリーが見える。
このコースではセイコーミュージアムで降り、入った。時計の歴史、セイコー社の歴史、和時計などの収集品の展示。創業者の服部金太郎氏は大した人物だ。1860年明治維新の少し前の生まれ、雑貨屋の丁稚だったが、近所の時計屋が気に入り住み替える。企業系の博物館というのも面白いものだ。バスに乗り、今度も押上乗り換えで北東コースへ。こちらのコースは他の2コースに比べ観光地然としたところが少ない。よくわからないが立花大正民家園入り口というところで降りる。近くに川が流れている。旧中川、とある。荒川の支流らしい。きれいに整備された河川敷なのだが、周囲の道路面と川の水面とではほぼ同じ高さか、むしろ川面が高いように見える。天井川か。江東区が大きい水害があったら区外に逃げてくれ、江東区内に安全な標高の場所はないと、発表したたらしいが、なんと墨田区に逃げても似たようなものか。
民家園は、元農家で、土間を板敷に変えた家だった。庄屋クラスだったらしく、農業をやめた後もそれなりに裕福だったようだ。子供のころ行った親せきの家にこんな雰囲気の家があったな。
押上から地下鉄で大手町へ。将門塚を見た、この一等地を占めるのは平将門の首塚と称するもの。祟るとかで動かせないそうな。