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二十四節気

2004-10-23 10:00:14 | 鍼灸の治療法について
 うちの治療室では、二十四節気や七十二候を見ながら、身体の変化を考慮したり、ツボを変えたりしています。もちろん、養生法も、変わってきます。

 今日は、二十四節気でいうと、霜降 (そうこう) 。
太陽視黄経 210 度
「つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆへ也」(暦便覧)
 北国や山間部では、霜が降りて朝には草木が白く化粧をする頃。野の花の数は減り始める、代わって山を紅葉が飾る頃。

 二十四節気とは、陰暦で自然現象にもとづく季節の区分。中国では冬至を起点として1年を24等分し、それを二十四節気(にじゅうしせっき)とよんで季節を示しました。古代の黄河中・下流域の農業活動で培われた経験から生まれた季節区分です。
 日本では1843年(天保14)以後、太陽の軌道を24等分したものを用いており、起点を立春としています。この24節気の1節を3等分したものを72候(しちじゅうにこう)といいます。5日を1候とし、3候を1気とし、6候を1か月とし、72候を1か年としています。72候は24節気と同じく自然の特徴的な現象によっています。

 二十四節気の言葉は、中国の古代の黄河中・下流域をもとにした自然現象に基づいたものになっていて、例えば沖縄ならばあてはまらない、など、地球のどこの地域でもあてはまる現象ではありません。でも、太陽の軌道を二十四等分するということは、地球のどこにいても、地球が太陽の周りを回っているということが変わらない限り、同じ区分になります。
 引力、磁力、重力、などなど、この世界にはいろんな力が作用しています。もともと、宇宙というものが誕生していなければ、地球も存在しないし、人間も存在しないわけです。
 太陽の位置、星の位置などによって、いろんな作用を受けて自然環境が成立し、人間が生きているというこは、このような暦を見ながらの治療というものは根本的なところに作用させるという意味で大変効果的だと思います。

 私は、運氣論医学会というところで勉強させてもらっています。無限にある自然のエネルギーを治療に生かせるように、精進、精進です。
 




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