ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

プライド

2018-04-02 | アメリカ事情

 http://idolza.com/qz/31h7420q/weddings-images/1s0d247/

 

ニュージャージー州ウェストミルフォードのジーン・スミットさんに伺った話。



私が子供だった大恐慌の頃、家の電気が止められていたので母は蝋燭を買うよう私を店にやった。 キャンドル代の何枚かのペニー硬貨を渡すと、店員は、「電気代を支払っていなかったの?」と皮肉を言った。私は頭をすこし高く掲げて、「もちろん支払いました。けれど、今晩キャンドルライトでディナーをとることにしたのです。」[蝋燭の明かりでディナーをとることは上品でロマンティックでもある]その時の店員の顔やその後の[貧しい]食事を思い出すと、今でも笑いがこみ上げる。お金があまりなくとも、少なくとも私達は、矜持を失いたくないものである。


これは、見栄よりも高等なことであると思う。日本語で、襤褸は来てても、心は錦と言われるが、日本人で米国で立派な実業家としての女性が、英語にはそんな言い回しはない、と言い、汚いなりのレストランが、おいしくないのと同じだ、と、言い切ったが、実は、似たような英語の言い回しはある。Don’t judge a book by its cover. (本のカヴァーでその本を判断するな。)が、とても近い意味になると思う。そしておいしいレストランでも見かけがみすぼらしい所はいくつも知っている。ジーン・スミットさんは、どんな状態にあっても、矜持を失わず、顎を上げて、しっかり生きるということだ。身なりや状況に100%判断すると、間違いであることも多い。こぎれいにして、さっぱりとした恰好をし、顎を上げて、きちんと相手の目を見られる人は、私なら、信用したい、と思うだろう。

 

 

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復活祭

2018-04-01 | アメリカ事情

 Pinterest から

 

 イースターはキリスト教の暦の中で最も重要な休日であり、古代の初期教会の頃から毎年祝われてきている。イースターの日曜日に十字架刑に続く死からのキリストの復活を祝うのは、キリストの復活が、悪、罪、死、肉体に対する善の勝利を意味するからである。イエス・キリストが復活への扉を開いたので、全人類が肉体の死から復活する、と私を含むキリスト教徒は信ずるのである。新たな生命が芽吹く春の日に復活祭、すなわちイースターを祝うのである。

 

イエス・キリストは,3年にわたりパレスチナで、ユダヤ教の習わしを一新する教えを説いた。その後、ユダヤ社会の指導層の反感を受けて十字架上で処刑されたのは、紀元33年のことである。その3日後、イエスの遺体を納めた墓の戸は開かれ、復活したイエスは500人以上の信徒のもとを訪れた。

キリストが被らされた棘の王冠は、このようであったと言う。

 

 

 キリストの墓所(ゴルゴダ=髑髏の丘)に立つ末娘。キリストの遺体はここに安置され、キリストは3日後にここを出られた。

 

真の復活祭の意味は、カラフルに飾り付けられた卵でもないし、ウサギや子羊型のチョコレートでもない。然しながら、子供達に真の復活の意味を教えるのに、こうした行事や象徴が役立つこともある。


世界中で見られるイースターの伝統は、卵を着色することだ。 明るい人工染料が現在普及してるが、タマネギの皮やビーツなどの天然染料を使用して、卵をより自然で素朴なものにする人もいる。 東ヨーロッパの一部では、着色する前にワックスや撚糸で卵に複雑なデザインを作成する伝統がある。 

https://www.almanac.com/


伝統的にカソリックのレント(四旬節)期間は、使用を禁止されている卵は、新しい人生を象徴している。 イースター・バニー(ウサギ)は、エジプトで肥沃さ・多産を象徴するのにウサギを用いたからと言われる。子羊は純粋さと汚れのない心を体現するだけでなく、犠牲を表しているので、イエスを象徴すると言われている。純粋な白い花びらを持つイースター・ユリは、イエスの復活と同様に純潔と無実を象徴している。

 

「イースター」という言葉の正確な起源は不明だが、アングロサクソンの夜明けの女神エオストレ(Eostre)からその名が派生したのかもしれない。あるいは、「上昇=rising」、「夜明け=dawn」または「東=east」を意味する単語から導出されているとも言われる。


あなたにハッピーイースターと楽しい春の季節があることを!

コメント (2)
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