ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

家族と

2019-12-14 | アメリカ事情

bowienewsonline.com

 

 

次の話を聞いた。現代社会で私たちの誰もが陥るディレンマ。そして往々にして間違った選択をしてしまいがちで、時にはその選択が悲しい結末にもつながる。

 

 

ジョージは運転手としてその仕事に多くの時間を費やしたため、妻と3人の子供とは一緒に食事をすることはほとんどできなかった。夕方からは、いつかより良い給料の仕事を見つけるのに役立つだろうと考え、クラスを取ってもいた。


ジョージの家族は彼が家族と一緒に十分な時間を過ごしていないとしばしば不満を言ったが、彼が答える唯一のことは「この家族のためにできることはすべてやっているんだよ。」


ジョージが試験に合格するとすぐに、以前よりも大幅に良い給料で良い仕事へ誘われ、それを受けた。それで、ジョージは家族にもっと高価な服、高級な品々、あるいは海外での休暇を提供できるようになった。けれど彼の家族はジョージから十分な家族と過ごす時間をもらっていないことを不満に思った。彼はほとんどの週日は、家族に会えないほど忙しく働いていた。


時が経ち、ジョージの努力は報われ、昇進した。彼は妻を家事から解放することに決めたので、メイドを雇った。また、彼らの住居が家族にとって十分な大きさではなく、より広い所が必要であると判断した。そのために彼はさらに一生懸命働く必要があり、再び昇進するための勉強を続けた。ジョージは一生懸命働いたため、妻や子供と過ごすよりも、日曜日をクライアントと過ごすことさえあった。そして再び、家族が彼の時間を求め、彼が一緒にいられる十分な時間を費やしていないと不平を言い、その度に彼は彼らのためだけにできることすべてをしてしているのだと答えた。


少し後にジョージは昇進したので、彼は美しい景色の広々とした家を買うことができた。新しい家での最初の日曜日の夜、ジョージは妻と子供たちに語った;これからは過度の仕事も、勉強もせずに愛する家族と一緒にすごせるよ。その翌朝、ジョージは目を覚まさなかった。


*******


12月14日のクリスマス・キャンペイン・チャレンジ: もっと親しくなれるよう,友達や子供または愛する人と一対一(あるいは家族全員)で行う活動を計画してみよう。


今の季節、アイススケートやスキーを楽しんだり、家で週一度家族でボードゲームやカードゲーム(機械や電力を使わなくてよいゲーム)に興じたり、あるいは子供たちと一緒にクッキーを焼いたり。そして家族全員で一日一回は食事を共にすることが望ましい。それで、十代の若者が正しい道を歩むことができるようになると言われている。ある研究によれば、定期的に夕食を一緒に食べる家族では、10代の若者が喫煙、飲酒、または薬物使用をする可能性が低いことが発見がされている。


「私たちにとって、家族とは、腕をお互いの周りに回して、そこに(一緒に)いることを意味します。」

–バーバラ・ブッシュ(ジョージ・H・ブッシュ大統領夫人)


そして「家族」はひとつひとつが全く同じ構成、形態とは限らないことを覚えていたい。









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2 コメント

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Unknown (miyan)
2019-12-14 13:48:12
家族大好き人間の我が家は大事な人がいなくなった時点で息子は体に私は心が..まるで大きな家が傾いたような感じになりました。

どんなに大切で大事な存在だったのかと、思い知らされ...

時が解決してはくれるのでしょうが....何をするのにも張り合いは無くなりました。

何事もなかったように毎日淡々と過ごしておりますが(笑)

贅沢な物は何一つほしいとは思わなくなりました。
やはり心の贅沢が嬉しいですね。

心の贅沢はあります。可愛いわんこと可愛い孫たち
有難いです。

いつも素敵な発信ありがとうございます。
考えさせられることばかりです。
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コメントをありがとうございました。 (ままちゃん)
2019-12-17 07:24:35
miyan様、

人と人との関係は親子、婚姻関係、親戚、友人、などと形は違えても、「人」の字のごとくなのですね。どちらのサイドでも失うと、もう片方は倒れてしまいがちです。でもmiyan様のお孫様方もいつか婚姻関係をどなたかと結び、そこへお子様も誕生し、そうやってmiyan様と御夫君のDNAは延々と続いていきます。つまり消えて亡くなってしまうのではなく、受け継がれていきます。そこに私は希望を見ます。私はいつか再びあえることも信じていますから、たとえば真っ黒な怖ろし気な雲でもその裏側には太陽に光る銀色の面があるように、そういうふうに思うのです。あちらへ旅立った方々の世界と私たちが今生きている世界は人が思うよりもそう離れてはいないと私は思います。
それに本当に愛らしいわんちゃんたちのつぶらな瞳が、一生懸命miyan様に対する愛を伝えています。
私はいつもとても感心してしまうのですが、miyan様のお優しいお心です。義母様のお世話、とてもとても大変で誰にでもできることではなかったでしょうが、お手本のようにお世話なさったことは素晴らしいです。口でいくらきれいごとを並べ立てても、実際に体を使って看護のお世話をなさった方々のその御体験は言葉に勝る宝です。私自身、すでに両親も義両親もいませんが、とても役立ったことです。
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