ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

コスコのホットドッグの話

2021-04-30 | アメリカ事情

 

 

 

 

コストコのホットドッグは、1984年に初めて導入されて以来、飲み物付きで1ドル50セントのままであるのをご存知だろうか。

最近、商工会議所の昼食会の1時間のプレゼンテーションで、コスコ卸売チェーンの現在のCEOであるCraig Jelinekkクレイグ・ジェリネックは、このホットドッグの値上げをしてこなかった理由について話した。

ちなみにCostcoの、tは発音せず、コスコと英語では言う。

昼食会で、ジェリネックはかつてコスコの共同創設者で元CEOのジム・シネガルに、伝統的に1ドル50セントのホットドッグとソーダのコンボ(コンビネーション)の価格を上げる必要があるのでは、と言ったことがあると語った。

「私は(ジム・シネガルに)ある時会いに来て、『ジム、このホットドッグを1ドル50セントで売ることはできません。これでは帳尻が合いません。』と言いました。すると彼はこう言いました、『あなたが取るに足らないホットドッグを値上げすれば、私はあなたを殺しますよ。それをわかってください。』」

2012年にシネガルの後継者となったジェリネックだが、前任者の言葉を心に留めて、コスコのホットドッグの価格を引き上げたことは一度もない。

「私が本当に必要としたのは、ただそれだけでした、」とジェリネックは言った。

「『取るに足らないホットドッグを値上げして帳尻を合わそうとしない』ことを理解しなければなりません」と言う規律を持つことによって、引き続き私たちはホットドッグ製造を始めました。私たちはそれを1ドル50セントに保ち、十分な稼ぎを弾け出せ、それは公正な利益です。」

今日、コストコは年間1億個以上のホットドッグを販売している。

2009年、シアトルタイムズの記者はシネガルに「もしその価格が上がるとしたら、それはどういう意味ですか?」と尋ねた。

「それは私が死んだと言うことです」と彼は答えた。 「私たちはそのホットドッグで知られています。それは誰も台無しにしないものです。」

 

 


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2 コメント

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Unknown (マダム・グラハン・洋K)
2021-04-30 08:36:06
ままちゃん おはようございます

こういう起業者・いえ創業者の心意気を受け継いで事業をしているのに

感激しました。
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洋K様 (ままちゃん)
2021-05-06 05:54:32
コメントをありがとうございます。

その通りですね。現CEOも最初のCEOと変わらず、質素で、何ら気取ったところがありません。社長室といったオフィスを持たず、机もコスコで売っている長方形の簡単折り畳みテーブルを使用しているのをある番組で観ました。習うことがありました。

さて、洋K様の飛翔が楽しみです。10年も続けられてそこに何か輝くものがあります。お体に気をつけて再び空を自由にお飛びくださいませ。楽しみです。
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