ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

最後のフライト

2019-01-28 | アメリカ事情

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34年間、ルーアン・アレクサンダーは客室乗務員として働いていました。しかし、58歳で、彼女に膵臓癌の診断がされました。すぐに、二人の子を持つ活発な母、もうすぐ祖母となる彼女は、ホスピスケアに入る計画を立てた。


彼女の兄、レックス・ライデンアワーは、病床に伏す妹のルーアン・アレクサンダーに会うために飛行中、客室乗務員(実はアレクサンダーの同僚)に、他の乗客と話せるかどうか、尋ねた。彼は自分の妹について話し、他の乗客たちが彼女の写真を見ることができるように、飛行機の中で、自分の携帯電話を回した。それから彼はナプキンを配って、もしよろしければ、乗客たちが妹のために何か少しそのナプキンに書いてくれるかどうか尋ねた。 96人の乗客はそれに応じた。何人かの乗客は励ましとお見舞いのメモをしたためた。ある男性と隣の座席に座る客は、ナプキンとスイズルスティック(コーヒー等の飲み物をかき混ぜる小さな細い棒)で花を作った。


しかし、ほとんどの乗客は、暖かい言葉をしたためた。「あなたのお兄さんが私たちもあなたを愛するようにしてくれました、私はあなたのことさえ存知ませんのに。」そしてある乗客はこう書いた、「私に2つの脳腫瘍があった時のお気に入りの言葉です:あなたはご自分が信じる以上に果敢で、見かけよりも強く、そしてお思いになられるよりもずっと賢いのです。」


ルーアン・アレクサンダーは今年の4月に亡くなったが、兄のライデンアワーはその日の思いやりを決して忘れなかった。 「機会があれば、見知らぬ人に見知らぬ人々が、手を差し伸べて多くの共感と懸念を示すことに驚いた」と彼は言った。


ーアリゾナ・リパブリック新聞より


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